スナイパーアーカイブ・ギャラリー 1980年12月号【7】
読者告白手記 ロープハント 第四回 わが愛奴――立花よしえ 投稿者=山田卓造 (仮名・37歳) 「お縄、ください」とよしえは甘えるように俺を見つめて催促する…… 。 |
スナイパーアーカイブ、数回にわたって当時の読者告白手記をご紹介します。
最高の愛奴
立花よしえ、22歳。
俺にとって最高の愛奴は、あれから三カ月、着々と調教中である。週末、俺とのデートはファッションホテルで欠かさずつづけられた。
そしてホットなタイムを俺たちは持った。それにしてもよしえのM性は、日に日にエスカレートしていく。
俺がちょっとでももたついていると、
「お縄、ください……」
よしえは甘えたように俺を見つめて催促する。そのくせすこしでも強く縛ると、
「あっ、許して……」
泣きだしそうな悲鳴をあげるくせに……股間縛り、菱縄、首縄、えび責め……と俺はけん命である。この頃は太めの縄より細めを好むようになった。
縄は太めのほうが痛くないのだが、よしえはさらに刺激をもとめて細めを好むのだ。そしてまたかっちりと縛りあげた彼女の裸身は、まさに絶景である。
「不思議だな。縄がこんなにすてきなファッションだなんて」
俺はしばし見惚れて、言葉もでないのである。
俺のアヌス責めも、またもっとも調教に効果がありそうだ。
「お浣腸だけは絶対イヤ」
よしえはまだそんな我儘をいっている。じつは俺は浣腸したくてぞくぞくしてるのだが、この楽しみはまだ先にのばし、いまは大人のオモチャ、バイブ、ローソクなとである。
縛ったよしえを四つん這いにして、臀部を斜めに突きあげさせた恰好にして、
「よしえのアヌスちゃんに餌をあげるからな!」
俺はドバーッとそれらをぶち込んでやる。
「あーれーッ……」
よしえは叫ぶ。
そして泣きじゃくることもある。
「痛いのか?」
「ううん……」
「苦しいのか?」
「ううん……」
「恥ずかしいのか?」
「はい……」
「嬉しいんだろう?」
「はい……」
俺のいやらしい質問を浴び、よしえは正直に答える。答えることで彼女自身、熱い被虐の快美にのけぞっていることが、俺には手にとるようにわかる。
「よしえ……よしえのアヌスちゃんもこの頃は、かなりばっちくなったよ」
「……」
「三カ月前、俺か初点検したときは美しい小菊だったが、いまはぐちゃぐちゃの乱菊になってしまったよ」
「知りません……」
ついによしえはすすり泣く。じっさい、アヌス責めを繰り返すたび、それは変形し、崩れていく。しかしますますそれは魅惑的な、俺の興奮をそそる形になっていくのだ。
「もう、あなたから、私はのがれられないのね。また、ここへ来てしまったわ」
きのうもよしえはいった。
その日、彼女は会社の上司の紹介で、ある青年と見合いをする約束だったという。俺とのデートのため、それをすっぽかしてきたのだといった。
「そうだよ。俺の愛奴となったよしえのそれが運命なんだ」
俺は抱きしめていってやる。
「捨てないで……一生……」
「捨てるもんか。よしえ以上のすてきな愛奴なんかいやしない。そのためにもっともっと俺たちは結びつかなくちゃ」
俺は答える。
俺にとってやりたいことはまだまだある。第一に浣腸プレイへの踏み切りだ。
俺は近いうちによしえを説得して、初浣腸をやるつもりである。
それから俺はよしえの太腿に刺青をしてやろうと考えている。
〈わが愛奴・立花よしえ〉
いままでボールペンで書いてきたが、こんどは一生消えぬ刺青で書いてやるつもりだ。
立花よしえ――22歳。
俺は一生、このすてきな愛奴をはなさないだろう……。
(終わり)
07.05.20更新 |
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