web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『秘書グラマラス れいな(HMJM)』 文=安田理央 普段は総務で働く美人OLを、金と権力を使って一日限りの私設肉欲秘書にしたら……。 まずは背中がぱっくり開いたボデイラインばっちりの誘惑ブラウス&てかてかタイトミニに着替えさせ、椅子の上で密着して上司へのご奉仕接客レッスンから開始――。 サンプルムービー掲載! |
カンパニー松尾の素晴らしいところは、映像作品としても十分評価出来るような美しいアーティスティックな作品を撮りつつも、平気でベタベタなエロビデオも撮れてしまうところだ。いや、どちらかというとそっちの路線のほうが松尾本来の資質なのだろう。
松尾の性嗜好は、乳! 尻! Tバック! ナマ挿入最高! という非常にわかりやすいエロオヤジ的なもので、そこが彼を20年もの間、AV監督として成功させている要因でもある。
カンパニー松尾という監督は、作品によって力の入れ具合にかなり波がある。見ていて、あー、松尾さんやる気ないなーと思うような作品も少なくない。
ベタエロ路線も、明らかに軽い感じで撮っている。しかし、こっちはやる気はしっかりあるのだ。本人が楽しんで撮っているのが伝わってくる。
本作も、当然、後者のベタエロ路線。シティホテルで海外のメーカーと取引をするアパレル会社の代表取締役が、美人と評判の総務課のOLを呼び出し、臨時秘書を務めさせる。そして強引にセクハラをかまして、肉奴隷にしてしまうと、取引先の外人やメーカー社員へ肉弾接待させる、というベタベタすぎるにもほどがあるストーリー。社長役の松尾の演技だって、下手にもほどがあるというレベルの台詞回しだし、だいたい大事な取引に挑むというのに、服装は普段着だし(笑)。
言ってみれば典型的な三流AVなわけだ。こういういい加減な造りのAVは、その辺にゴロゴロしている。
それなのに、画造りだけは、洗練を極めたカン松クオリティ。カン松カラーと呼びたくなるような自然光を活かした柔らかい色調と、絶妙なカメラアングル。なので、画面的には、非常に高級感がある。なんだ、このアンバランスさは(笑)。
主演のれいなが、またいいのだ。地味な顔立ちなのにボディは絶品Fカップという、いかにも松尾好み。そして、松尾にどんな命令をされても従順に従い、抑えめなれど男心をくすぐるような好反応。理想のMを絵に描いたような女なのだ。松尾のサディスティックなセックスに、あまりにベストマッチ。一回やられただけで、社長の肉奴隷になっちゃうなんて、普通はあまりにご都合主義な展開だと思うだろうが、このれいななら、頷けてしまう。この女は、松尾社長の奴隷になるべくして、なった女なのだから。
縄もムチも出てこないけれど、これはSMビデオだなぁと思う。そして上質のエロビデオである。
文=安田理央
極上ボディから引き出されるいくつもの妖艶な味と表情
カンパニー松尾流のハイ・クオリティ&ベタベタエロの両立!
FLV形式 12.6MB 2分29秒
『秘書グラマラス れいな(HMJM)』
発売日:2009/06/06
出演:れいな
監督:カンパニー松尾
収録時間:120分
品番:HMGL-019
価格:3990円(税込)
メーカー:HMJM
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安田理央 エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。この夏、ついに四十代に突入ですよ。もう人生の折り返し地点かと思うと感慨深い。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
09.06.27更新 |
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