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スナイパーAVレビュー!
競泳部の時期キャプテン争いが、風変わりな神様の采配で巨大女対決に!! 三回戦で行なわれる摩訶不思議な対戦方式と勝敗の行方は……。壊れる街、バイブみたいに扱われる電柱、怪獣のビームで強制される街中での自慰行為! 様々なフェチ要素が混在しつつ、カオス状況を醸し出すギャロップらしすぎる超絶マニアック作品。と、言われてもこの設定、意味がわかりませんよね。しかし、わからないままに作品はどんどん進んでいくのであります。
巨大化させた意図も不明ですが、この神様、なぜか二人に3ラウンドの試練を与えます。1ラウンド目はボクシング、2ラウンド目はとっくみあいのレスリング、そして3ラウンド目は、二人で協力して怪獣に立ち向かうこと!
ボクシングやレスリングでも、足を広げさせたりアソコを擦ったりと、ちょっとエッチなシーンがありますが、対怪獣戦では、怪光線によって二人は体を操られてオナニーをしたり、愛撫しあったりするなんて展開に!
「ゴメンなさい、ゴメンなさい」と言いながら、電信柱などを使って、グリグリと責め合う巨大少女二人。
「全校生徒のみんながみてるわよ」
なんて言って恥ずかしがりますが、全校生徒どころか全世界に中継されてるんじゃないでしょうかね、こんな状況だと。
何というか、実に不思議なムードの作品なんですよね。チープなミニチュアの街が醸し出すとぼけた雰囲気といい、意味不明な展開といい、ちょっと昔のナンセンス少年漫画みたいな感じなんですよ。そういえば、ちょっぴりのお色気もそういうノリだし……。
松本人志監督の「大日本人」のラストのほうの居心地の悪いムードにも通じるものがありますね。
それにしても、神様。女の子の喧嘩を諫めるのに、わざわざ巨大化させて、町を破壊させながらドッタンバッタンさせる必要がどこにあったのでしょうか。単に神様が競泳水着フェチで、巨大女フェチで、キャットファイトフェチだったのではないかという疑惑も拭いきれません。
でも、まぁ、それを取り繕うかの如くにラストに巨大化した二人が、壊した町をチマチマと自分たちで直していくシーンが、妙に可愛らしかったですね。
しかし、円谷プロですらCGを使った特撮へシフトしている今、こうしたミニチュアワークを活かした特撮を見せてくれるのは、AVだけになってしまったのですねぇ。
文=安田理央
『巨大女対決01(GIGA)』
監督:-------
発売日:2009年10月9日
品番:PMID-117
収録時間: 本編58分 メイキング14分
定価:10500円
メーカー:GIGA
レーベル:ギャロップ
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安田理央 1967年生まれ。エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。
09.11.23更新 |
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