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過酷な拷問でM女を覚醒させるシリーズ「拷問ドラッグ」に鶴田かなが登場。 冒頭から強制飲尿&浣腸の洗礼を受けたかなは、平台マングリ拘束、全身蝋燭責め、性器こん棒責めに続いて股裂きの刑に。さらには強制騎乗位中出し姦で狂おしく悶絶し......。
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TOHJIRO監督の作品を観るのは本当に久しぶりだ。記憶を辿るとおそらく第3回の〈D-1クライマックス〉出品作品以来。調べてみると2007年の秋というからなんとキッチリ10年前だ。iMac内から原稿を取り出して読んでみると、<ドグマというメーカーが持つ大きな魅力である「陵辱モノ」というジャンルが、いよいよ頂点を極めてしまったのかな、という印象が強い>と書いている。ただしそれは決して否定的な意味ではなく、<行き着くところまで行き着いてしまったために、これから新たな展開へとメタモルフォーゼする予感がある>と付け加えてある。

奇しくもそのタイトルが『虐待拷問・ドラッグ~近親相姦ヨダレ姉妹』。日高ゆりあ、泉まりんの娘が、佐川銀次演じる父親から虐待セックスを受けながら育つというドラマだったが、「拷問」「ドラッグ」というワードは同じ。さらに本作も、ラストに登場する男優は銀ちゃんなのだ。つまりTJは偉大なるマンネリズムを続けながら進化しているわけだ。しかも今回は2人の新しく強烈なキャラクターが登場し、TJをサポートする。つまり永遠のロックンロール・マンネリズムで現在も活躍するザ・ローリング・ストーンズになぞらえて言えば、ベースにダリル・ジョーンズを、ピアノにチャック・リーヴェルを入れてツアーを続けているのと同じなんである。

前置きが長過ぎた。本題に入ろう。まずはいつものOMスタジオ、あのアングラ感漂う独特な雰囲気の中、平台の上、鶴田かながあぐら縛りで仰向けの状態で放置されている。移動車がスーッと動き、カメラが寄ると後ろ手に縛られ、口も縄で猿轡されているのがわかる。「ううっ、ううっ」と快楽とも苦痛の声とも取れる喘ぎ声を発するかな嬢。まずはその顔が美しい。さすがはS1デビューのトップAVアイドルだ。しかもそんなキツイ状態でも乳首はピンピンに勃ち、大陰唇まで開かれて縛られたアソコは、じんわりと蜜まで滴らせている。と、そこでメインタイトル。続いて膝立ちで両手を開いて縛られているかなちゃんが映し出される。

オフから「かなちゃん、俺と組んで撮影するのはもう5本目だね。〈ゴ〉だから今回は〈拷問〉だよ」と、まるで豊田薫みたいなダジャレをかますTJ。そして次の台詞に驚く。「さっき、あんなに苦しい姿勢で縛られながら、マ×コ濡れてたね」。えっ、順撮りなのか! 凡庸な監督なら本編からハイライトシーンを抜き出して使うだろう。ところがわずか5分にも満たないオープニングに、おそらく照明セッティングから緊縛まで入れたら1時間以上かかるはず。まるで<映画とは「一度きりを、生きる」ものという信念>から、オール順撮りにこだわった晩年の高倉健サンのようだ。

そしてまずは「オシッコ、ウン汁、排泄行為を全部止めちゃうっていう拷問だけど、水分足りないみたいだから、かなちゃんに臭いションベン飲まそう」とTJが言うと、サムライのような格好の男が登場。これが新キャラの1人・鵺神蓮(やがみ・れん)。1984年生まれ、新進気鋭の縄師だそうだ。その鵺神が特大の漏斗をかなちゃんの口に固定、汁男が現われジョジョジョーと放尿。続いてもう一人。大量の飲尿に思わずゲボゲボと咳き込むと、「ごぼすんじゃない!」とTJの怒号が飛ぶ。そして「よし、厳しい格好に縛り付けてくれ」と鵺神に指示。次なるチャプター〈完全拘束・完全支配・排泄管理拷問〉へ続くんである。

TJの言った「厳しい格好」というのがパッケージ表1の縛り。キツイのだろう、額に脂汗を滲ませるかなちゃん。「苦しいか? これからもっと苦しくしてやるよ。月くん、ケツに浣腸入れるよ」と言うと、ロングドレスに妖艶なタトゥーの女性が登場。彼女が2人目、月花(つきか)さんというSMパフォーマーだそうだ。ぶっといグリセリン浣腸が3本。それだけでも「痛い、痛い」と悶絶するかなちゃんに、TJは「月くん、ションベンも出せなくしちゃおう」と尿道カテーテルを挿入させる。どういう仕掛けかはわからないが、前後に繋がれた管を閉めると、もうウンチもオシッコも出来ない状態になってしまう。

オシッコを我慢するかなちゃんの下腹は真っ赤に充血。それだけで「膀胱炎にならないかしら?」と心配してしまうが、そこを非情にも月花さんはハイヒールで蹴る、蹴る、さらに膝蹴りまで。そうやってギリギリまで追い込まれた鶴田かなが、果たしてどんなに恥ずかしくも派手な脱糞&放尿ショーを繰り広げるかは観てのお楽しみ。続く〈平台達磨縛り・蝋燭責め・性器こん棒責め・バラ鞭責め〉がスゴイ。人間の身体はココまで曲がってしまうのかと思うほど、後ろ手屈曲大開脚で縛られる。ローソク責めに「熱い、熱いー」。全身赤い蝋の色で染まったところを、クリトリスを撫でられ続け、指が二本ズホズホいき、奥のほうまで刺激される。と、そこに長さ約1メートル、太さ5センチほどのこん棒を垂直にズーンと入れる、これは派手な画だ! かなちゃん、もう完全に眼がイッちゃってる。

続く〈竹強制開脚縛り・空中回転責め・竹強制開騎乗位セックス〉がまたアクロバティック&ファンタスティック。赤フン姿で両脚に竹を固定、天井から吊って180度、いや、200度近くまで大股開き。そしてグルグル回転。さあどうなるのかと思ってたら全裸の男優登場。床に寝た格好で騎乗位合体。かなちゃんの両脚は240度くらいまで開いてチ×ポをズコズコ受け入れ、それをまた鵺神蓮が背後から縄を揺すってのブランコSEXだ。そしてラスト〈全裸手首拘束W一本鞭責め・ご褒美SEX〉。鵺神蓮と月花が一本鞭で交互に叩く。実に軽やかに叩いているが、何しろサーカスの猛獣使いが使う鞭だ、かなちゃんは足をジタバタさせて「痛い、痛いーッ」と絶叫。それが「これでもか!」と続いたところでやっと解放。佐川銀次が登場すると、かなちゃんはまるで生き別れの恋人に10年振りに再会したように、幸せな笑顔に。「痛かった」と彼の胸で幸せな涙を流すのである。以降約40分、至福のご褒美SEXが展開される。

文=東良美季

『完全拘束・完全支配 拷問ドラッグ - 鶴田かな』(ドグマ)

監督:TOHJIRO
発売日:2017年8月19日
品番:gtj-054
収録時間: 121分
定価:5,184円
メーカー:ドグマ

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東良美季 1958年生まれ。編集者、AV監督、音楽PVディレクター、グラフィック・デザイナーを経て執筆業。著書に『猫の神様』(講談社文庫)、『東京ノアール~消えた男優 太賀麻郎の告白』(イースト・プレス)、『代々木忠 虚実皮膜~AVドキュメンタリーの映像世界』(キネマ旬報社)、他。
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17.09.14更新 | WEBスナイパー  >  AV情報
東良美季 |