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クラスメートの陰湿で凄惨ないじめの末、精液を注ぎ続けられる「種壺」と化した少女。陰毛を食べさせられ、便器を舐めるように強制され、中出しに次ぐ中出し。さらに体育用具質や放課後の教室でも......。生々しいサディズムを喚起する1本。
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平坦な声での少女のモノローグ。
「大嫌いな朝、いじめが始まる朝。私が種壷と呼ばれる一日が始まる朝」
通学する制服姿の少女の背中には「私は種壷です。中出しして下さい」と書かれた紙が貼られている。
少女が教室に入るとクラスメートたちが言う。
「種壷が来たぞ」
クラスメートは机と椅子を後ろに片付けて、スペースを作る。そこは種壷と呼ばれる少女の処刑場なのだ。
少女は土下座して挨拶をさせられる。
「今日も皆様を楽しませられるように頑張りますのでよろしくお願いします」
床に擦りつけるように下げた少女の頭を同級生の少女が足で踏みつける。
少女は自分でスカートをめくりあげ、下着を下ろすように命じられる。露になった陰毛を男子生徒に引きぬかれ、それを食べるように強要される。さらに教壇の上で大股開きにさせられ、綿棒でマンカスを採取されて、それも舐めさせられる。
そして、土下座しながら「今日も私のまんこにいっぱい精子出して下さい」と何度も言わされて、クラスメートが見ている前で男子生徒に犯される。
「みなさんセックスさせてくれてありがとうございます」
もちろん、中出しだ。下着は没収され、ノーパンで過ごすように命令される。
こうして少女の凄惨な一日が始まるのだ。

あまりに、むごたらしいクラスでのいじめを描いた作品だ。ハードなプレイということでは、もっと過激な作品もあるが、この作品は精神的な追いつめ方が凄まじい。人間としての尊厳を徹底的に踏みにじっていく。
こうした「いじめ」をテーマにしたAVは、定期的に作られている。代表的な作品としては2004年に作られた『集団いじめ学級』(SODクリエイト)だろう。フェラやセックスシーンなどは一切なく、ひたすら屈辱的ないじめが続くという衝撃的な内容だった。その後も続編が作られシリーズ化した。他にも『爆弾リンチ』シリーズ(アイエナジー)や、『女子校生いじめ日記 椎名りく』(SODクリエイト)、『女子校のいじめ 』(ムーディーズ)など同系統の作品がある。最近でも『イジメられっ子当番 西川ゆい』(ムーディーズ)『RC学園1年C組 母娘いじめ授業参観』(ROCKET)などが作られている。
この『女子校生集団中出しい○め クラスメートから「種壺」と呼ばれる少女の1日』も2010年に発売され、このジャンルの中でも名作と評価が高い一作だ。
学校でのいじめという現実にもありうる設定はリアルな不快感を見るものに与える。プレイとしてのSMとは全く違う嫌な気分。いじめをする者たちに対して、許せないという気持ちが湧き上がる。
しかし、同時に興奮も感じてしまうのだ。こんな残酷な光景を見て、興奮するなんて、人間として間違っているのではないか。わかっているのだが、抑えられない。
同じように思う人も少なくないということが、この種の作品が作られ続けている理由だ。

「種壷」と呼ばれる少女(作中では名前すら提示されない)へのいじめは、昼休み、体育の授業中、そして放課後と続き、エスカレートしていく。
トイレでは便器を舐めさせられ、男子生徒に小便を浴びせられる。体育倉庫では、丸出しにさせられたお尻が腫れ上がるほどに何発もボールをぶつけられる。
放課後は、犬のように四つん這いで歩かされたりチンチンのポーズをさせられたり、床に落ちたパンを食べさせられる。水をぶっかけられて、モップで体を拭かれる。
そして、際限なく繰り返される強姦、中出し。少女はどんどん反応が鈍く、無表情になっていく。
最後にクラス全員で記念写真を撮影する。大きく広げられた少女の股間からは、男子生徒のザーメンがとめどなく流れ出る。まさに「種壺」だ。

あまりに痛々しくて見ていられない。それが正常な人間の反応だ。筆者もそう思う。しかし、それなのに見たいとも思う。激しく興奮している自分を抑えきれない。
その残酷さに興奮する気持ちこそ、本来の意味のサディズムなのだろう。すなわち他人を虐待することによって性的興奮を覚える性的嗜好。
よくプレイ派のSM愛好者は、「お互いの信頼があってのSM。それがない行為は、SMではなく、ただの暴力」というのだが、この「女子校生集団中出しい○め 」には、信頼も愛情もない。しかし、この作品に興奮する感情というのは、サディズム以外の何ものでもない。いや、むしろ信頼や愛情というものは、本来の意味でのサディズムには不要なのではないだろうか。
こうした本来のサディスティックな感情と、信頼と愛情に裏打ちされたSMを同じ土俵で論じること自体がおかしい気がするのだ。
語源的に考えても「信頼と愛情のSM」のほうが「SM」と呼ぶのがおかしいのであって、何かもっと別の名称が必要なんじゃないだろうか。
この凄まじいサディズムに支えられた作品を見て、ついそんなことを考えてしまった。
すこし古い作品ではあるが、サディスティックな性癖のある人には、お薦めしたい。

文=安田理央

動画を公開中!!

『女子校生集団中出しい○め クラスメートから「種壺」と呼ばれる少女の1日 (SODクリエイト)

監督: 新保英之
発売日:2009年9月19日
品番: SDMS-860
収録時間:131分
定価:3,218円
メーカー:SODクリエイト

DUGAにて詳細を確認する>>

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安田理央 1967年生まれ。エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。
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15.11.19更新 | WEBスナイパー  >  AV情報
文=安田理央 |