WEB SNIPER's special AV review.
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スナイパーAVレビュー!
結城みさに憧れていたという平山こずえに提示した企画は、女性スタッフだけの1泊2日レズ温泉旅行。監督の真咲南朋をはじめ、スチールに大塚咲、ADは神田朋実というAV女優たち――。男がいない、女子会会場の様相を呈し始めた温泉地で、かつてなかった濃厚なレズ痴態が繰り広げられる。女性が撮ったAVはエロくないなんて言われる中、男性的な目線と女ならではの容赦なさでしっかりヌケる真咲南朋監督の作品。特にレズ物はハード&濃厚で評価が高いんですよね。
しかし、それに比べると本作は異色。
というのもこの作品、出演者はもちろん監督やADやスチールカメラマンまで全員女性。しかも真咲監督を始め、神田朋実、大塚咲と、全員AV女優経験者なんですね。
舞台は温泉旅館。人気美熟女女優の結城みさと彼女にずっと憧れていたという平山こずえが一泊二日で湯けむり旅行に行き、素のまんまのレズプレイを見せるって内容なんですが、いやあ、みんな肩の力のヌケっぷりが半端ない!
一言で言うなら、ザ・女子会AVとでも言いましょうか。
スタッフもがんがんカメラに映ってて、結城&平山のレズ旅行というよりはみんなで行った旅行中に2人がデキちゃったという感じ。
女だけだから男性の目を意識したエロさを演出しなくていいし、表情も自然。女優さんたちもカメラで撮られてるってことを忘れてるかのよう。
うーん、こういうレズAVって初めてかもしれません。
待ち合わせ場所に集合し、電車に乗って和気藹々と温泉場に向かう5人。
男女の湯けむりAVだったらトイレでフェラくらいしちゃいそうなところですが、そうはならずじわじわと距離を縮めていくのがいいところ。
手をつないだり、ハンドクリームを塗ってあげたり、「敬語使ったらペナルティーだからね」と約束したり。
お仕事モードじゃないからでしょうね。温泉に着いてからもなかなか進展せず、ようやく物陰でキスしだしても高まってきたところで旅館に戻っちゃう。そんなところが逆にキュンキュンきちゃいます。
本作の見どころは、まずこの全編を通してのリアル女子会的なムード。そして、平山こずえの結城みさに対するラブラブ光線でしょう。
真性レズじゃない女優の、お仕事モードじゃない撮影。作品としては面白いけどHの面では不利だろうな......と思いきや、ちゃんといやらしいカラミになっているのは彼女の恋心があればこそ。
「女子校時代に女の子を好きになったことがある」「一番レズをしたいのは結城さん」という平山さんは、ぽわーんとした可愛いキャラでありながら隙をみては積極的に結城みさに迫ります。じっと目を見て嬉しそうに微笑む顔は、まるで恋する少女のよう。
そんなふうに来られたら結城さんもたまりません。「ダメだ、可愛い。ドキドキする!」なんて言いながら、時には痴女っぽく、時には母性たっぷりに濃厚なレズプレイを見せてくれます。
貝合わせで一回イッても終わらず、延々とレズり続ける2人。こういうシーンもなかなか見られません。
特に設定はなく、旅行をそのまま撮影するスタイルなのでメリハリに欠ける気もするけれど、個人的にはこのまったりムードは好きですね。
AVファンとしては、女優さん(スタッフも含め)の素顔が見られるっていうのはやっぱり魅力。なんといっても本人たちが心底楽しんでいるのがイイ。
男の視線はゼロ。女だけでないと撮れないレアなレズ作品。「カラミもいいけど、特典映像のオフショットが好きなんだよな~」なんて人には特にオススメです。
文=遠藤遊佐
『密会 ~シークレットトリップ~ (LADY×LADY )』
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13.10.17更新 |
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