特選AVレビュー『牝性 －ペルソナ－』（milky）

見合い結婚をして1年。妻には夫の知らないもう一つの顔があった。密かにAV出演を繰り返し、罪悪感を覚えながらも淫らな自分に酔い痴れる日々――。NTRの傑作コミックがOVAで再臨！
こちらのレビューコーナーのおかげで、最近エロアニメを観る機会が増えてきている私。
映画やマンガは大好きだけど、実をいうとこれまでアニメにはあまり興味がありませんでした（どれくらい興味がないかというと、あれだけテレビでやってるナウシカを一度もきちんと観たことがないくらい）。
しかし、ことエロとなると話は別らしく、毎回それなりに興奮したりニヤニヤしたりしながら鑑賞させてもらっております。一昔前のエロアニメが「一部セックスシーンもあるアニメ」だったのに比べ、最近のものは「AV並みにセックスシーンが充実したアニメ」だったりするのも嬉しいところ。内容的にも一般AVとかぶるところが多く、もはや違いは実写かアニメかという表現方法のみと言っていいくらいなんですよね。

さて、そんな最近のエロアニメの素晴らしさを実感させてくれるのが本作。見合い結婚をし幸せに暮らしている人妻のスケベな秘密を描いたNTRドラマであります。
ヒロイン・ユキの誰にも言えない秘密、それは夫に黙ってAVに出演しているということ。
元々は300万の借金を返済するため知り合いのAV監督に誘われて始めたのだけれど、夫とのノーマルなセックスでは感じることのできない興奮と快感に今ではズブズブになってしまっている......。まあシンプルかつありがちな設定ではあるんですが、セックスシーンをしっかり見せるには、これくらい単純なストーリーのほうがいいんでしょう。
面白いのは構成。状況説明とタイトルロールが終わるとすぐに「Chapter1　人妻」という画面が出て、ホテルでのAV撮影シーンが始まります。
全部で30分足らずの短い作品にわざわざChapterをつけるなんて珍しいなと思いきや、これ、一般AVで言うところのChapterと同じような役割になってるんですね。Chapter1のプレイ内容は乱交で、ヒロインは「奥さん、人妻のくせにドスケベだなあ」「旦那さんが泣いてるよ」なんてことを言われながら何人もの男優にハメられ絶頂する。パイズリやWフェラはもちろん膝裏コキなんていうコアなシーンもあって、まさに一般AVのカラミそのもの（まあ、AV撮影って設定だから当たり前だけど）。

続くChapter2は「ハメ撮り」で、知り合いのAV監督（実は元カレ）とハメ撮りプレイの撮影。
元カレがカメラ片手にガンガン突きながら言う「本当は嬉しいんだろ。全国の男がお前のスケベな姿見て抜いてんだぜ！」って言葉を否定できないヒロイン。
実は彼女、元ヤリマンで映像サークルの肉便器だったんですね。いろんな男のモノを咥え込み、乱交や中出しも日常茶飯事。真面目な夫と出会ってそんな生活は卒業したと思っていたけれど、やっぱり体の中に眠る淫乱の血は消えてはいなかった......という寸法。
「俺、あのときのお前の姿見てAV監督になろうって決めたんだよ」なんてセリフも味わい深い。
Chapter3は「野外露出」。夜の公園に呼び出され、コートの下はエロ下着って恰好で男優のイーグル加藤（笑）とハメ狂うヒロイン。
おっぱい丸出しブラに紐パンて衣装も、パンティをちょいとズラしてハメるヤリ方も、これまたAV感満載です。

そして最後のChapter4は「倒錯」。実は公園での撮影を目撃していたヒロインの夫。
家に帰ったところでふしだらな妻を押し倒し、妻の出演AVを観ながら「ここにどれだけのチンポを咥え込んだんだッ！」と倒錯のNTRセックスを繰り広げます。最後にはザーメンの溜まったアソコをくぱあっと広げ「もっと中出ししてぇ～！」なんておねだりするカットも。
いやあ、プレイの内容やバランス、ラストのどんでん返しも申し分なし。これが一般AVだったら「安定感抜群で抜ける良作」とか書いちゃうところでしょう。

あと、個人的にツボだったのは本作の絵。マニアックすぎず可愛く書き込み具合もちょうどいい、一番万人受けしそうな感じの絵柄なんですよ。
「エロマンガっぽくて見やすい！」と思って見てみたら、やっぱりLINDAさんて人気作家さんのエロマンガが原作でした。顔は可愛いけど乳首やお腹のあたりの肉感の書き込みがいやらしくて、グッときてしまいました。

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『牝性 －ペルソナ－』（milky）

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