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いよいよ11作目に突入した男魂快楽地獄責め。上品で清楚なイメージの平山こずえが男3人の前立腺を次々まさぐり、究極の「マルチプル・オーガズム」をもたらさんとす。果たして、彼らを待ち受ける信じられないほどの快楽とは......!? 本作で11作目となるのですが、実はこのシリーズを見るのは初めて。ベイビーエンターテイメントの「女体拷問研究所」と対になる作品らしく、なるほど制作に「女体拷問研究所」の監督Koolong氏のクレジットもあります。監督は二村ヒトシ氏でしたが、本作より真咲南朋さんにバトンタッチしているようです。
平山こずえさん演じる妖艶な和服美女が、男を家に誘い込んでは、マルチプル・オーガズム研究の実験台にしているというストーリー。こずえさんに声をかけられて、スケベ心丸出しでホイホイと付いて来たヤリチン男たちが、ヒイヒイ言わされてしまうわけです。いやぁ、平山こずえさん、いいですね。楚々としたしっとりとしたムードがありながら、ねっとりしたエロスを感じさせる大人の美女。壇蜜さんなんかとタイプが近い気がします。こんな美女に誘われたら、そりゃあ、どこにだってついていっちゃいますよね、男なら。
こずえさんに薬物入りワインを飲まされて、気がつけば地下のマルチプル・オーガズム研究所で拘束されています。
「今から、あなたは女の子よ。女の子がどんなに気持ちいいか、体験させてあげる」
なんて、エロっぽく囁かれて、アナルをペロペロと舐めまくられるのです。肛門をおまんこ、ペニスをクリトリスと呼ばれて淫語&愛撫というのは、90年代に流行った性感マッサージの定番でしたねぇ。
こずえさんのような美女にそんな責めをされるという極楽プレイを味わっていると、そこに謎のマスク姿の女性が......。このシリーズの常連であるドラ淫シスター蘭さんです。そして蘭さんは指や器具で男性のアナルを徹底的に責めるのです。
こずえさんはキスしたり、乳首を舐めたり、さらにはフェラや騎乗位でハメたりして、蘭さんがひたすらアナルを責めるという分担作業。これはなかなか極楽かもしれない......。
なんて思ってみてましたが、一度射精した後も責めは続くのです。手でしごかれ、アナルをグリグリ。そこからマルチプル・オーガズムの境地に達することが出来るわけなんですね。しかし、そう簡単にそこまでイケるわけではないようです。
一人目の被験者ナオユキは、射精までで断念。二人目の被験者シンゴは「エゴマゾ的性質もあって、射精後にも、軽度のドライ・オーガズムに達している反応が散見された」とのこと。足がプルプルと痙攣して、ずっと射精しているような感覚になるらしいです。それでも、まだ「軽度」というから恐ろしい。
「さらに深いドライオーガズムを経験するためには、まず施術者を信頼し、心を開き、相手に自分を受け渡すことが重要である」だそうで、なかなか奥が深いです。
そして三人目のレイで、ようやく「もっとも理想的なオーガズムを我々の前で見せてくれたように思う」とまで、イケたようです。もう、ずっと「あー、ダメダメ」と絶叫してましたからね。そう、作品の性質上、ひたすら男が悶えてるシーンが続くわけですよ。しかも、単に気持ちいいというよりも、ちょっと苦しそうな感じ。S気のある女性や、M気のある男性にとっては楽しめそうですが、そうじゃない人にはちょっとハードルが高いかも(笑)。痴女くらいじゃ物足りない人にはオススメです。
いや、しかし、見ていると下半身がキューっと変な感じになってきますね。鬼イカセ物なんかを女性が見るとこういう気分になるのでしょうか。
ありきたりの快楽の向こう側まで覗いてみたい人は、ぜひ見てみて下さい!
文=安田理央
『男魂快楽地獄責め 戦慄のマルチプル・オーガズム研究所 第十一巻 (MotheRs)』
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13.03.21更新 |
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