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一匹の昆虫が卵から孵って変態を繰り返し、やがて成虫になっていくイメージをサテン生地で梱包された女性で具体化。そのフェティッシュ且つエロティックな一部始終をじっくりと映し出すマニア作品の第5弾!まずは真っ黒な画面に「卵(孵化)」と白抜き文字でテロップが出る。画面明けると、タイトル通り紫色のサテン生地が敷き詰められたベッドに、白いサテン生地に包まれた物体。どうやら人が入っているようで怪しく蠢き始める。3分、5分、その状態が続く。中の人物の動きは次第に激しくなっていく。苦しんでいるのか? しかし声は一切発しない。やがてのたうつように倒れ、再び起き上がったかと思うと動きがピタリと止まる。そこで再び黒画面。「幼虫(蛹化)」と出る。恥ずかしながら「蛹化」という言葉を知らなかった。辞書で引くと(ようか)と読む。「蛹」は(さなぎ)だ。<蛹(さなぎ)は、昆虫の一部のものが、成虫になる寸前にとる、成虫に似た形で、ほとんど動かない一時期をさす。>、そして<完全変態をする昆虫が幼虫から蛹になるときに行う脱皮・変態のことを蛹化(ようか)という。>。ちなみに「完全変態」とは、幼虫が成虫になる際、「卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫」という段階を経ること、だそうだ。
今度はグリーンのサテンに包まれた何か。前画面の白いサテンは確かに「卵」のように丸いカタチだったが、こちらはイモムシのようだ。なぜか山上たつひこの劇画『光る風』を思い出した。あの、戦争で両手両脚を亡くして、芋虫のようになってしまった主人公の兄。若松孝二に『キャタピラー』(2010年)という作品があったが、やはり戦線で爆弾の爆発に巻き込まれ、四肢を失った姿で村に帰還する兵士の物語だ。ちなみに江戸川乱歩の短編小説『芋虫』をモチーフにした物語であり、「芋虫」を英語でいうと「キャタピラー(Caterpillar)」になる。閑話休題、グリーンの芋虫は蠢き続け、約5分。グリーンのサテンが5センチほど破られ、そこから女の唇らしきものが現われる。これが何ともエロティックだ。性器のような、しかし昆虫の口のようにも見える、そこに魚肉ソーセージが差し込まれる。餌を与えているのか? しかしソーセージが出し入れされるその様は、まるで膣にペニスが入れられるかのようだ。続いてバナナも。これが15分過ぎまで続く。
そしてまた黒画面に「蛹(羽化)」と出る。画面明けると、今度は茶色と金色の間のような微妙な色のサテンに包まれた物体。今度は人物が中で仰向けで寝ているようだ。それが何者かによって白い縄で縛られていく。
そして21分、目出し帽の男が登場、すると縛られたサテンの物体は「アハハハハ、アハハハハ」と何とも不気味に笑い始めるのだ。どうやらくすぐられているようだ。そして25分。男は棒の先にピンクローターがついたものを取り出し、サテンの物体の股間辺りに当てる。それでも女(?)はしばらくは「ウフフフ」と笑い続け、やがて喘ぎ声になる。言わばココでやっとAVらしくなるのだが、どちらがエロティックかと言うと、以前の「卵」や「蛹」「芋虫」のほうが不気味で、不思議な興奮に囚われていた自分に気づく。そして29分、またもや黒画面。「成虫」と出た。明けると眼の醒めるように真紅のサテンに包まれた人物が、立った体勢、両手を挙げた状態で縛られている。まさに蝶が美しい羽根を拡げているようだ。32分、ゴリラの仮面を被った男が背後に立ち、蝶の身体をまさぐり始める。40分、股間にバイブを当て始める。初めて、ヨガリ声を上げる女。ちなみに最後まで顔も身体もサテン包まれたまま終わる。ココまでが本編。
43分47秒、「特典映像1・覆う 美学 ツルテカ 2way編」とテロップが出て、黒い横紐ショーツだけを身につけた胸のカタチの実に美しい女の子が映るが、それはわずか2秒足らず。即ピンク色のサテンを被り、ゴリラ男に跨った体勢で乳房の辺りをまさぐられる。騎乗位でセックスしているのかと思ったら、彼女は本編同様、「ウフフフ、ウフフフ」と笑い続ける。途中でまたバイブを当てられやっとヨガリ声を発したり、体勢を変えて背後から身体を触られる。これが約20分。最後に「特典映像2・裸でマント遊び」。先ほどの黒い横紐ショーツの娘が、サテンではなくテロップ通り、メフィストフェレス風の黒マントを身につける映像が10分ほどある。
文=東良美季
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『サテンの美学 Vol.5 蟲女(バグじょ)』(松下一夫)
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19.09.26更新 |
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