特選AVレビュー『青春SM倶楽部／葉月可恋（ワープエンタテインメント）』

生徒会長を務める女子高生の可恋が、学校で秘密裏に運営されているSM倶楽部の存在を知り、ひょんなことからアブノーマルな世界を覗きみてしまう――。SMに青春を捧げる美少女のクラブ活動、全4編!!
生徒会長を務める女子校生の可恋は、密かに運営されているという秘密のクラブの噂を聞き、その真偽を確かめるために別校舎へ向かう。「ひやかしや体験入部はお断わり。ドアを開けた時点で入部したことになる」という張り紙を無視して部屋の中に入る可恋。すると中にいた顧問の教師たちが、可恋が入部したとみなして、縄で縛りあげてしまう。その秘密クラブは、なんとSMを研究するクラブだったのだ。

生徒のストレスを解消するためのクラブ活動だという無茶な顧問の先生の言葉をあっさり信じちゃう可恋ちゃん（笑）。縛られ、お尻をスパンキングされたり、学校の廊下で犬歩きされられたり、目隠し＆耳栓＆ボールギャグでベッドに大の字拘束で電マ責めされたり、筆責め、ローソク責めにされたりと、少しずつマゾへと調教されていくのでした。

真面目な女生徒がストレス解消を目的にSMにハマっていくというのは、マンガ『ナナとカオル』を思い起こさせますけど、ぎりぎりの寸止めが続くそちらとは違って、こちらはセックスまでキッチリとやっちゃいます。もうその時点で、先生たちの「生徒のストレス解消のため」って大義名分は崩れちゃってるような気もしますけど、まぁ、そこはAVですからね。

葉月可恋は、その名前の通り実に可憐で清楚な美少女ですし、冒頭のドラマは丁寧に撮られているなぁと期待したんですが、いざSMプレイがはじまると、割りと普通のAVになっちゃったのは、ちょっと残念。可恋ちゃんが、あっさりパンツを脱がされちゃって抵抗しないなど羞恥の描写がほとんどないのももったいない気がしますね。

とはいえ、これだけ可愛らしい女の子のおそらく初体験のSMプレイというのは、やはり嬉しいものですし、お尻をスパンキングされたり、ローソクをたらされた時の泣き顔にはグッと来ます。

可恋ちゃんが実際にM性に開花したのかどうかは、ちょっとわかりませんが、責められている時の入り込んだような表情は、その素質がしっかりあることを証明しているような気がしますね。

息抜きと称して嬉しそうな表情で、制服の上から自分の身体に縄をかけて自縛していくシーンが一番エロかったりして。

あと、「青春」という言葉を使ったタイトルのセンスは面白いなぁと感心しました。

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奴隷体験を通してマゾヒストの自分を解放し、
やがて放課後がくるたびにその世界に入り浸り......



『青春SM倶楽部／葉月可恋 』（ワープエンタテインメント）


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