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スナイパーAVレビュー!
おなじみTMAのコスプレAV最新作は、2010年に放映されたライトノベルを原作とするアニメ「俺の○がこんなに可愛いわけがない」が元ネタ。容姿端麗成績優秀な妹を成瀬心美、ライバルのゴスロリ少女を早乙女らぶ、そして2人が取り合う主人公をTMA作品には欠かせない鳴沢(ゴロー)賢一が演じている。特に2007年の『きら☆すた』や2009年の『軽音部』では、アニメを完全に再現したエロ抜きのドラマ部分を全面的に押しだし、濡れ場は本編とは別の特典映像的な扱いで後半に収録されるという特殊な形式を取っている。
本作でもその形式が踏襲されており原作1巻(アニメでは1〜3話)のエピソードを、端折ってはいるものの、30分以上にわたりセットやロケを駆使し恐るべき再現度で繰り広げている。
さてどうしてTMAのコスプレAVはこのような特殊な形式を取るようになったのだろうか?筆者の勝手な解釈はこうだ。
元ネタの世界観はそのままに、本編では見ることのできない人気キャラの痴態を抜きネタとして楽しむことができるという意味では、TMA作品の後半(濡れ場)は、ペンによって描かれた絵の代わりにリアルな女優が演じているだけで、実は18禁同人誌とまったく同様の構造である。
しかし当然ながら同人誌には前半の再現ドラマは収録されていない。もちろん元のアニメがあれば、わざわざそれをコミカライズしたものなどいらないからである。
ではなぜTMAのコスプレAVにはアニメをコピーしたドラマ部分が用意されているのであろうか?
正直な話しをすれば、いくらアニメそのままのコスチュームを着ていたとしても、よく似た女優さんを使っていたとしても、コスプレAVのキャラクターはアニメキャラとは似ても似つかぬ存在である。ぶっちゃけアニメキャラのほうがはるかに可愛い。これは元ネタのファンなら誰もが思うことだろう。
だが、アニメの萌えキャラは男達の願望・欲望を満たすことだけを目的に人工的に作られた存在だ。生身の人間と比べるのはいくらなんでも酷すぎる。
そこでコスプレAVのドラマパートである。このパートの目的は、元ネタであるアニメを3次元で精巧にトレースしていくことによって、2次元との差異を埋めるために必要な脳内変換イニシエーションを補助するための機能的なツールなんじゃないかと思う。
最初は「似てねーー」、「またゴローかよwwww」と笑いながら観ているのだが、その異常なクオリティと、まったく手を抜かない真剣な演技に、後半の父親と対決するクライマックスシーンでは思わず手に汗握って見ている自分に気付く。エンディングが流れる頃にはキリエも黒☆猫も全然アリになっているから不思議なものだ。
と、2次元>3次元の脳内変換が完璧に終了したところで待望のエロパートのはじまりである。
まず登場するのは早乙女らぶさん演じるゴスロリ少女の黒☆猫さんだ。
「あんたの妹が言ったのよ“どうせあなたの同人誌なんてリアリティがない駄作なのよ。ホンモノのちんこを見たことがないからあんなヘンテコなものがかけるのよ”ってね」
と、キリエにけしかけられたらしくオレのパンツに手をかけてせまってくる。ペニスをむき出しにするとすぐに黒ストッキングで足コキだ。
「人間風情がわたしになにができると思っているの?」
厨二設定を炸裂させ優位に立とうとしているが経験がまったくないのは明らか。ここは年上らしく性の悦びを教えてやろうではないか。
スカートをめくり上げるとなんとパンティではなくドロワースを着用している。その上から丹念にクンニを行ない濡れてきたところですかさず挿入だ。歯を食いしばりながらそれでも強気を崩さない黒☆猫さんをおいしくいただいてしまおう。
次に登場するのはもちろんわが妹、成瀬心美演じるキリエちゃんだ。
いきなりオレの上に馬乗りになりビンタをかまし「人生相談してよね」とかわいい要求だ。
「わたしの小説にもリアリティが必要なの。これは取材なんだからね」
と強がっているが震えているのは見逃さないぞ。普段は高飛車な妹に兄の威厳を見せてやるチャンスだ。そそり立つペニスを見せつけ咥えさせる。もちろんこれは取材だから問題はない。
ここまで来たらあとは行くところまで行くしかない。血の繋がり? そんなものは関係ない、セーラー服を着せたまま縞パンの隙間から挿入だ。あれ? 抵抗してくるかと思ったらなんかしおらしいぞ。かわいいあえぎ声まであげちゃって……オ、オレの義妹がこんなにかわいいわけがないいい!!!
うん、3次元もいいじゃないか。
文=田口こくまろ
『俺の義妹がこんなにエロいわけがない(TMA)』
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11.03.15更新 |
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