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スナイパーAVレビュー!
鎖に繋がれて現われたのは綺羅女王様の専属奴隷キムラ。与えられたのは「ワン!」という鳴き声のみ。今夜は特別にと長らく着用していた貞操帯を外してもらいご機嫌な犬。しかし......「今日は特別に怜女王様も調教に加わってくれることになったのよ!」。2人掛かりの過酷な責めが始まろうとしていた――。そもそもSMというのは、愛と尊敬と信頼感があってこそ成り立つもの。いろんな相手とプレイしてみるのもいいけれど、究極的には一人のご主人様に操を立てたほうが気持ちが安定するし、深い快感を得られる......なんて話はよく聞きます。
というわけで美しき綺羅女王様とその"専属奴隷"キムラの、ある一日の調教風景を描いたのがこの作品。
鎖に繋がれ、レザージャケットに革でできた犬顔のマスクという一風変わったいでたちで現れたキムラ。パッと見た感じではフリーの奴隷と区別がつきませんが、股間に目をやると専属奴隷であることがすぐにわかってしまいます。
なぜならチンポに貞操帯がつけられているから。そう、専属奴隷は綺羅女王様の私有物だから、チンポさえも自分の自由にできないんですね。
しかも貞操帯をはずして汚い淫毛を剃ると、毛に隠れていた部分には「綺羅」という刺青が。
知り合いのM男君に聞いたところによると、貞操帯をしていると不用意に勃起できないし、局部を洗えないせいでクサくてカユくて非常に大変なんだとか。
そんなものを喜んで付けているうえに一生消えない刺青まで。うーん、これは本物ですよ。
ツルツルになったチンポをカミソリで嬲られた後は、犬マスクをガスマスクに付け替えての窒息プレイが開始。
マスクの口の部分をふさいで呼吸をさせないようにしたり、そこから無理矢理息を吹き込んだり。本気で苦しそうにしながらも素直に身を任せるキムラ。でも綺羅様の責めはそれだけじゃ終わらない。赤ちゃんみたいな尿道にブジーを突っ込み、高笑いしながらディルドでアナルを犯します。このへんの容赦なさも、専属奴隷だからこその信頼感なんでしょうね。
後半はもう一人、怜女王様が加わり、2人がかりの緊縛。
頭のてっぺんからつま先まで隠れるキャットスーツ姿で、ボンテージの美女2人に縛られ宙吊りにされてしまいます。
全体的に言えることなんですが、本作に出てくるプレイはだいたいどれもキレイ。スカトロとか出血とかゲロとかM男の生々しい股間のショットなんかは出てこず、スタイリッシュです。
でも、だからといってプレイがぬるいかというとそうじゃなく、よく見るとむしろガチでキツそうなものばかり。
この宙吊りプレイも頭に血が下がってかなりツラそうだし、最後にはえびぞりに吊られたキムラの上に女2人が乗っかってブランコにしたりする。これ、見た目以上にハードなんじゃないでしょうか。
そしてラストはなぜか食物メッシープレイ。キムラの身体をチョコレートやマヨネーズでぐちゃぐちゃにし、汚れた身体のまま再び貞操帯を付けさせます。
しかし実を言うと、本作の中で一番私の琴線に触れたのはキムラが犬マスクからガスマスクに着替えさせられるシーンだったりするんですよね。
プライバシー保護のためか顔が見えないような角度で撮ってるんですが、チラッと覗く白髪まじりの坊主頭や顔のラインを見ると、けっこう年がいってるのがわかるんですよ。
下手したら孫といってもいいくらいの年齢の女王様に支配され、嬲られ、局部に忠誠の刺青まで入れてしまう初老の男。
家族いるのかなとか、どんな人生送ってきたのかなとか、これだけが生き甲斐なのかなとか考え出したら、切ないような、逆に勇気が出るような、不思議な気持ちになってしまいました。
うーん、SMにハマる人たちってやっぱり深いなあ。
文=遠藤遊佐
『Vol.9 綺羅&怜女王様 session1~session8(フェティッシュ動画専門サイト ブラック・ドルフィン)』
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14.03.15更新 |
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