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新メーカー「INAZUMA」がキター!!【2】


取材・文=
安田理央

「INAZUMA GIRLS COLLECTION Vol.2 彩花ゆめ」

監督:TAKE-D
女優:彩花ゆめ
品番:INZM-402
価格:4200円(税込)
収録時間:88分
発売日:2008年12月5日
メーカー:INAZUMA

システム化した業界に風穴を開けるべく、一癖も二癖もある監督たちがここに集結!! 今月5日に始動した、新メーカー「INAZUMA」。2009年度・最注目メーカーに安田理央さんが迫ります。

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もうひとつ大事なことは、低予算で撮るということだ。INAZUMAのほとんどの作品は、実録出版のスタジオで撮影され、スチールカメラマンも工藤自身が担当している。つまりほとんど女優と監督のギャラだけで、制作してしまっているのだ。後は各監督のアイディアとこだわりだけ。


↑我らが小林電人監督。

低予算で制作し、価格もやや高めの設定(税込定価¥4200〜¥5250)にすることによって、売れる本数が少なくてもペイできるビジネスモデルにする。そして本当に欲しい人に買ってもらう。本来、これがインディーズAVのあるべき姿だったのではないだろうか?






小林電人「肛門羞恥人形」

90年代前半に産声をあげたインディーズAV。当時は通販ビデオとか自主制作ビデオ、マニアビデオなどと呼ばれていたそれらの作品は一万円前後という価格が付けられていた。それが次第に一般化するにつれ値段が下げられていき、2002年にソフトオンデマンドが定価を一律2980円に下げたことにより、一気にデフレ化が進んだ。今年には「S級素人」のように撮り下ろしで1980円という低価格のメーカーも登場している。

もちろん低価格化がAVの普及を促進させたという意味はあっただろう。ユーザー層を広げ市場を拡大できたのは、低価格化がカギになったのだと。

しかし、それは正しいことなのだろうか? AVはそんなにたくさんの人に見られなくてはいけないものなのだろうか? 

低価格で売るためには、売上本数が多くなければペイしない。たくさん売るためには、多くの人にアピールするような内容でなくてはならない。とにかくわかりやすく売れるもの。どこのメーカーもそこを追求しなくてはならなくなるのも、当然だ。

かくして、世の中には安くてわかりやすいAVがあふれることになった。

それによって、誰が幸せになったのだろうか? 安くなったことはユーザーに取っては幸せかもしれない。高いよりは、安い方がいいというのは消費者としての立場から考えれば当然のことだ。

しかし、本来AVは、買わなくてはいけないもの、見なくてはいけないものではない。毎月何本ものAVを買ったとして、ユーザーはそれを何回も見るのだろうか? 何カ月かに一本、本当に気に入ったAVを買って、それを繰り返し大切に見る方がいいのではないかと思うのだ。

「肛門羞恥人形」

監督:小林電人
女優:しずく
品番:INZM-504
価格:5250円(税込)
収録時間:100分
発売日:2008年12月5日
レーベル:INAZUMA
「変態女医 羞恥ガス」

監督:南ジョウ
女優:素人5名
品番:INZM-505
価格:5250円(税込)
収録時間:90分
発売日:2008年12月5日
レーベル:INAZUMA
ポピュラリティを得るばかりがAVの進む道ではない。流し見して終わりという1000人のユーザーよりも、真剣に見てくれる100人のユーザーの方を大切にしたい。その100人にニーズを絞り込んでいくことによって、ビジネスとしても成り立たせることが出来る。そうしたインディーズAV本来の姿勢への原点回帰という意味も、INAZUMAには見いだせる。

INAZUMAが2009年度の台風の目になれば、この閉塞感の漂うAV業界にも大きな刺激となるのではないかと期待している。


文=安田理央


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- INAZUMA - 公式サイト

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yasuda_face.jpg 安田理央 1967年生まれ。エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。

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08.12.28更新 | WEBスナイパー  >  AV情報