web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『肉便器先生 翔田千里(ドグマ)』 文=井上文 先生、あんたは、俺の肉便器なんだ! 感情を捨てろ! 死ぬまで犯し続けてやる!! ……私は、自分自身の犯した罪を償う為、あなた達の罰を受け入れます。 |
数々の熟女作品でその名を轟かせる美熟女優・翔田千里の新作。ほどよく量感のある肉付きとキメの細かい白い肌、憂いのある大きな瞳は今作でもその魅力を十分に発揮しています。
設定は、翔田が教師を務めるクラスにイジメが発生して一人の生徒が自殺。その数年後、自殺した生徒の弟が翔田のクラスへ転入生として現われ、翔田に償いを求めるというもの。クラス中の生徒から「人殺し教師」と呼ばれつつ、容赦のない性的制裁を受ける悲劇のヒロインを翔田が体当たりで演じています。
流れの上でのポイントは、翔田が自分の罪を認めて理不尽な制裁を受け入れようとしているところ。設定が重たいのでヒロインに逃げ場がないんですよね。なのでギリギリのところで抵抗したり、せめぎあったりする心理的攻防が観たいという人にはもの足りないところがあるかもしれません。
しかしその分、ハードな凌辱行為が用意されています。教室では、自殺した生徒の弟に机の上で犯された挙句、他生徒たちの小便を口に注がれ、代わる代わるにイラマチオ。抵抗はほとんどしないものの、表情の演技で悲愴感を漂わせます。こういう受け身の役どころは翔田の真骨頂と言っていいと思います。
続く体育倉庫のシーンでは、まず分娩台に拘束され、全身をローションまみれにされてイカされ続けます。ローターやバイブ(なぜこんなものが学校にあるのか、という説明はありませんが)で責められつつ、指で肛門まで嬲られ、連続顔射。さらにマットの上に転がされた翔田は、浣腸された上に噴出を我慢させられたまま、生徒たち一人一人に犯されていきます。
ここまで来ると、見た目の上では全裸の男女でしかなく、教師と生徒という設定はほぼ関係なくなってしまいます。が、監督が見せたいのは関係性やドラマではなく、具体的な行為そのもののようです。個人的には(設定をここまで重たくするのならなおさら)もう少し心理的なやり取りを見せて欲しいと思いますが、小道具の使用を最小限に抑えて翔田の肉体的能力とパワーで撮っている点には、かろうじてこの作品ならではのこだわりを感じました。
クライマックスでは膣はおろか上の口まで貫かれ、挙句にアナルファックでの直腸中出しへ。耐えきれずに浣腸液を噴出してしまう翔田ですが、すぐさま再び浣腸され、エンドレスで犯され続けます。ついにはサンドイッチ状態で膣と肛門を同時に貫かれ、また浣腸され……。「肉便器先生」と呼ぶに相応しい肉弾戦が長丁場で繰り広げられて終了。
翔田の熱演もあり、後半に関しては浣腸ものとしての見応えもありますが、せっかくなら特定のアブノーマルな行為が描かれる必然性をもっと表現してくれるとよりイヤらしくなると思いました。
文=井上文
『肉便器先生 翔田千里(ドグマ)』
発売:2009/01/19
監督:ビーバップ・みのる
出演:翔田千里
商品番号:DDB-082
収録時間:107分
定価:3990円(税込)
メーカー:ドグマ
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
09.01.10更新 |
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