web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 美人記者失踪事件 『無限凌辱人形 不道徳な肉欲の餌食(アタッカーズ)』 文=井上文 ゆうなは寿退社を控えた記者。「結婚式で着て欲しい」と母から届いた祖母の着物。袖を通すと袂に1本の8mmフィルムが隠されていた……。 |
「ゆうなは寿退社を控えた雑誌記者。『結婚式で着て欲しい』と母から届いた祖母の形見の着物。袖を通すと袂に1本の8mmフィルムが隠されていた。その8mmフィルムに収められていたのは、若かりし頃の祖母、八千代が無残に犯される姿だった……」
ミステリアスなオープニングから始まる凌辱作品。ヒロインのゆうなは雑誌記者の立場を活かしてフィルムの真相解明に乗り出しますが、特殊な裏ビデオを制作する謎の男の罠に落ち、祖母が犯されていたのと同じ部屋に監禁されてしまいます。そして「フィルムの隠し場所を言え」と陰湿な拷問を受けるのです。
全体に道具立てをシンプルに抑え(拘束も最初の磔台を除けば手錠一つ)、責めのバリエーションや直接的な激しさよりも設定やストーリーで過酷な状況を表現しようとしています。たとえば前半の責めは、映像的にはイラマチオの繰り返しのみ。ちゃちな玩具で緊張感をそぐようなことをしないところに好感が持てます。その代わりに何日も何日も放置され、夜に一度だけイラマチオを受けるというシチュエーションの描写によってヒロインの窮状を表わすのです。
やがて、飲まず食わずで監禁され続けるゆうなは男の精液で空腹を満たし、朦朧とした意識の中で「凌辱人形」へと堕ちていきます。しかし「フィムルの在りかを教えるか、俺の子供を宿すかだ」と脅されても完全屈従だけはしません。真相究明を誓う雑誌記者としてのプライドと、祖母の無念を晴らすという強い動機があるからです。この辺のキャラ設定も、今はストリップの舞台で活躍している水元ゆうなの引き締まったボディと上手くマッチしていていいですね。
どれだけの時が流れたのか……全ての様子は淡々とビデオに記録されていきます。そしてゆうなは祖母と同じように犯され、中出しされ続けながら、これも祖母と同じように強制絶頂のスパイラルに飲み込まれていくことになります。果たしてゆうなは復讐を果たすことができるのか、それとも……。
見どころはやはり、ゴテゴテした拘束具や「オラオラ」な男の声に邪魔されない凌辱シーンの撮り方でしょうか。水元ゆうなのナイスバディが上手く活かされた、ストレスの少ない作品になっていると思います。ただし監禁されて以降、背景がずっと同じでイラマチオとレイプの繰り返しになるので、ストーリー上の仕掛けを見逃さないように集中して観たほうがよさそうです。
文=井上文
美人記者失踪事件
『無限凌辱人形 不道徳な肉欲の餌食(アタッカーズ)』
発売日:2009年01月07日
出演:水元ゆうな
監督:なぎら健造
品番:DVD/RBD-134
収録時間:DVD/100分
価格:DVD/3990円(税込)
メーカー:アタッカーズ
メーカーサイトで作品詳細を確認・購入する>>>こちら
関連記事
【AVレビュー】『狂った肉体関係(アタッカーズ)』
井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
09.02.03更新 |
WEBスナイパー
>
AV情報