web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『女スパイ セクシャル クラッシャー(アタッカーズ)』 文=井上文 「私の仕事は様々な情報を入手したり、時によっては破壊すること。企業の情報から、個人情報、裏社会や政治関係の情報まで何でもアリ。時には危ない目に遭うこともあるわ。そして今回も……」。派手な暴虐シーンよりもネッチリとした官能性にこだわった、粘着質な女スパイ陵辱作品。人気女優のナイスバディが屈辱の中で身悶える様は必見! |
人気女優・水元ゆうなが女スパイとなって裏カジノに潜入、正体がバレて闇組織に監禁されてしまうという凌辱ものです。ゴスロリ、水着、レザーボンデージ、OL、バニーガールなど、ナイスバディの水元が様々な変装をして目を楽しませてくれます。
最初の官能シーンは裏カジノのオーナーが経営する貿易会社に潜入していた水元が、ついに正体を暴かれて拷問を受けるシーン。社員として潜入していたので服装はOLの制服です。
「何を嗅ぎまわっている? 言え!」と制服を半脱ぎ状態にされ、電マやバイブで執拗にいたぶられる水元。強気な顔が懊悩で歪み、切れ切れの声を漏らしてアエぐ姿がなんとも切なくて淫靡です。そしてそこへ水元の依頼主が消されたという情報が……。
後ろ盾を失った水元はもはやただの女。オーナーの秘書に中出し凌辱されてプライドをへし折られ、一旦は隙を見て脱出したものの、味方もいないのに闇組織を脅迫しようとしたことから再び囚われの身となってしまいます。
いかにもスパイらしいレザーボンデージに身を包んだ水元を、下っ端の構成員たちが代わる代わるに犯します。「悔しくないのか?」と嘲られながら上下の口を同時に貫かれ、屈辱の中で波のような絶頂感を味わわされる水元。網タイツや長手袋、黒光りするロングブーツなど、綺麗めのアイテムがよく似合っているだけに落花狼藉の迫力があります。
ここまでが物語の前半部分。凌辱シーンがノンストップで続いていますが、AV的な小道具を余り使わず、肉対肉のカラミ描写に凝っているところがエロくていいです。もしかしたらテーマとして決めていたのでしょうか、後半はますます肉対肉の度合いが上がります。
もはや完全に闇組織の手に落ちてしまった水元を待っていたのは、カジノの客をカラダでもてなすためのご奉仕調教。これを脂っこいオーナーが直々に行ない、水元を官能地獄に落としていきます。小道具は手枷以外には一切なし。使うのは肛門まで舐めまくる舌技&超ネチネチしたフィンガーテク、そしてチンポのみ。
ここは濃厚にイヤラしいシーンです。よく「オラオラ調」といいますが、この人のは「ホラホラ調」。たとえば相手を引き寄せる時、オラオラ調だと髪の毛を掴んで乱暴に引っ張ったりしますよね。でもホラホラ調のこのオーナーは、指先で両乳首をちょこんと摘まんで、「ホラホラ」と言いながらやんわりと(でも逆らえない程度に強く摘まんで)引き寄せるのです。絶妙な卑猥さ加減じゃないですか?
そんなオーナーの手練手管で身も心もトロトロに溶かし尽くされてしまう水元。ついには「ホラホラ」の一言でオーナーの乳首や足の指まで舐めしゃぶるご奉仕メスに転落し、騎乗位で自ら腰を振り立てるほどに心の牙を失ってしまいます。そして最後は……。
全体に暴虐よりも官能にポイントが置かれた作品です。派手な演出や絶叫シーンはありませんが、いくつもあるカラミのシーンを飽きさせることなく見せてくれます。ハードな凌辱が苦手な方、「イヤよイヤよも好きのうち」的な、古典的な凌辱ものの味が好みの方におススメします。
文=井上文
『女スパイ セクシャル クラッシャー(アタッカーズ)』
発売日:発売中
出演:水元ゆうな
監督:川村慎一
品番:DVD/SHKD-371
収録時間:DVD/110分
価格:DVD/2940円(税込)
メーカー:アタッカーズ
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
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