web sniper's special AV review. WEB スナイパーAVレビュー 責め縄秘画報 『縄悦其ノ十三(アートビデオ)』 縄帖変態若妻日記 文=安田理央 耽美派“責め縄”縛師奈加あきらの縛りの世界。第十三回は、愛らしくそれでいて変態性を併せ持つ理想の若妻との隠微にしてとろけるような秘生活の断章を覗き見る……。 |
耽美派縄師・奈加あきらの縛りの世界を堪能できる人気シリーズ。本作で奈加氏に縛られるのはストリッパーとしても活躍している中條美華嬢。作品中でも彼女について「愛らしくそれでいて変態性を併せ持つ理想の若妻」とテロップで説明されますが、確かにしっとりとした白い肌と豊満な乳房は、僕らがイメージする若妻そのものです。
肥後ずいきや、ムチ、ローソクなども少し使ってはいますが、映像のほとんどは奈加氏が黙々と美華嬢を縛り上げていくのをひたすら追うという実にストイックな映像。
縄というものにそれほど思い入れのない僕のような人間には、本当はこの作品を語る資格はないのですが、それでも十分に楽しめたのです。それは、縛られているだけなのに、息を荒げて確実に感じてしまっている中條美華の表情の色っぽさが、あまりに素晴らしいからなんですね。縄が肌に食い込む度に「ああ……」と、悩ましく熱い吐息を漏らす彼女。貞淑な若妻であるというイメージを崩さないままというのがいいんですよね。快感に取り乱すようなはしたない真似はしないけれど、わき上がる被虐の悦びを噛みしめているという感じ。手ぬぐいで口を覆われても、目だけでその表情が伝わってくるのです。これこそ正に美しき日本のSMなのであります。
乳房や股間をはだけさせはしますが、基本的に縛るのは全て着衣の上から。全裸になるのは幕間的な入浴シーンのみなのですが(これも色っぽい!)、着衣の方が女体の美しさは際立つなぁというのも新しい発見。特に、薄くて肌にフィットするブラウスの上から縛られた時の乳房のまるみの美しさには絶句しましたね。もちろん剥き出しになった乳房も白くて柔らかそうで、素晴らしいものなんですが、エロさでいうと着衣の時の方が上。縛るという行為は女体を、最も美しく見せるものなのだと再確認しました。
レトロな洋室のソファの上で脚を投げ出しての座り縛り、和室縁側での片足上げ立ち縛り、ちゃぶ台の上で恥ずかしい部分を嬲られるあぐら縛り、そして天井から吊られてのローソク責め。どのシーンにも独自のSM美学とエロスが溢れています。
クレジットによると、どうも奈加氏が夫で、中條美華が妻という設定のようなのですが、それを活かしたシーンがなかったのが、ちょっと残念でしたね。夫婦ならではのエロさが伝わってくるともっとよかった。
文=安田理央
責め縄秘画報
『縄悦其ノ十三(アートビデオ)』
縄帖変態若妻日記
発売日:発売中
監督:夢流ZOU
出演:中條美華
品番:ADV-R0351
収録時間:80分
税込価格:17,115円
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安田理央 エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。この夏、ついに四十代に突入ですよ。もう人生の折り返し地点かと思うと感慨深い。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
08.05.23更新 |
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