老舗SMメーカー情報第2弾!
SMの王道を歩き続けるために 【3】
「シネマジック」のビデオがSMとの出会いだったと語るマニアは少なくない。特に80年代終わりから90年代前半にかけて、従来の暗く陰湿だったSMのイメージを払拭して登場した「シネマジック」の美麗なパッケージの数々。レンタルビデオの店頭で思わず手を伸ばした読者の方も多いのではないだろうか。SMビデオの王道とも言えるスタイルを貫き通し、マニアの人気を「アートビデオ」と二分する業界トップブランドの秘密に迫る!
いい女で演出さえされていれば
ハードな責めじゃなくても興奮できる
関連リンク
シネマジック公式サイト=http://www.cinemagic.co.jp/
SMの王道を歩き続けるために 【3】
シネマジックの名作『シスターL』主演の菊池えり。 |
インタビュー・文=安田理央 老舗が誇る「シネマジック」クオリティの秘密に迫る! トップブランド「シネマジック」の社長兼 名匠・吉村彰一氏ロングインタビュー!! |
「シネマジック」のビデオがSMとの出会いだったと語るマニアは少なくない。特に80年代終わりから90年代前半にかけて、従来の暗く陰湿だったSMのイメージを払拭して登場した「シネマジック」の美麗なパッケージの数々。レンタルビデオの店頭で思わず手を伸ばした読者の方も多いのではないだろうか。SMビデオの王道とも言えるスタイルを貫き通し、マニアの人気を「アートビデオ」と二分する業界トップブランドの秘密に迫る!
いい女で演出さえされていれば
ハードな責めじゃなくても興奮できる
その後も「シネマジック」は島崎梨乃の『インモラル女子高生』(1986年)、『魔性の柔肌』(1986年)岡本百合の『愉芽の絆』(1986年)、樹まり子の『ラバーM』(1986年)といったSMビデオ史上に残る名作、ヒット作を連発していった。
また、矢沢ようこ、風吹あんな、小林ひとみ、渡瀬晶といったトップ単体女優を縛り上げる「奴隷秘書」シリーズ(1990年〜)のようにモデルのレベルが高いのもシネマジックの特色であった。SMビデオは内容がハードなため、無名のモデルしか使えないという常識を覆したのだ。 吉:「いい女で、演出がきっちりとされていれば、ハードな責めじゃなくても興奮できると思うんだ。よく川村(慎一監督)なんかは、(NGが多くて)これじゃ何も撮れないって泣き言言ってたけど、それを興奮するような作品に仕上げるのがお前の仕事だろって(笑)」 また全6本に渡るSM長編ドラマ『インモラル・ハート』(森川いづみ主演 1992年)のような前代未聞の超大作を制作するなど、豪華な大作主義も魅力であった。 |
※この記事はS&Mスナイパー2006年12月号に掲載された記事の再掲です。
また記事中の画像の著作権は、全て株式会社シネマジックに帰属します。
関連リンク
シネマジック公式サイト=http://www.cinemagic.co.jp/
安田理央の恥ずかしいblog 新刊「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(翔泳社) |
安田理央 気がつけば、今年で40代を迎えるエロ系ライター。今年はボーッとしてると大変ヤバイことになってしまいそうなので、色々と新しい行動を起こすぞと考えたり考えなかったりしております。「エロの敵」に続くアダルトメディアルポも構想中。 |
07.04.16更新 |
WEBスナイパー
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