老舗SMメーカー情報第3弾!
マニアビデオの極北を目指して 【4】
アダルトビデオの誕生とほぼ同じ頃に産声を上げた「アートビデオ」。それから20年以上経過した現在でさえ、SMビデオのマニアたちは声を揃えてこう言うのだ。「80年代初期のアート作品は最高だった。特に黒田透が出演して、峰一也が監督した作品が」20世紀最高のSMヒーロー黒田透と、才気迸る若きミスター・ミネック。二人のマニアが作り出した、マニアのためのマニアSMビデオ専門メーカー「アートビデオ」作品の秘密に迫る!
何もかも自分でやりたいという
欲求から生まれたゴーグルカメラ
関連リンク
アートビデオ公式サイト
レンタル作品紹介=http://www.art-sm.com/
セル作品紹介=http://www.art-video.jp/
最新作のサンプルムービー等を紹介=http://www.ace-web.co.jp/
旧作のダウンロード販売=http://www.art-smonline.com/
マニアビデオの極北を目指して 【4】
インタビュー・文=安田理央 80年代初頭のAV黎明期から存在するSM専門メーカー『アートビデオ』を直撃!! 峰一也監督ロングインタビュー! ←初期作品の「セーラー服処女狩り」。当時のジャケットのいくつかには、このように黒田透氏の姿をみることができる。 |
アダルトビデオの誕生とほぼ同じ頃に産声を上げた「アートビデオ」。それから20年以上経過した現在でさえ、SMビデオのマニアたちは声を揃えてこう言うのだ。「80年代初期のアート作品は最高だった。特に黒田透が出演して、峰一也が監督した作品が」20世紀最高のSMヒーロー黒田透と、才気迸る若きミスター・ミネック。二人のマニアが作り出した、マニアのためのマニアSMビデオ専門メーカー「アートビデオ」作品の秘密に迫る!
何もかも自分でやりたいという
欲求から生まれたゴーグルカメラ
もちろん現在も峰監督の作品は定期的にリリースされている。古くからのファンにとっては嬉しい限りだ。 最近のアートビデオにはミネックJrという新人監督も登場。峰監督に負けず劣らず野イカセっぷりを見せてくれる。 |
峰:「他の男優さんを使ってみたりもしたけれど、やはり黒田のようにはいかない。ギクシャクしてプレイが流れないんだ。あれは天性のものだからね。じゃあ、自分でやるしかないなって思ったんだ。僕は切った張ったは出来ないけれど、女の子をイカせることは出来るからね」 しかし自分で男優もやり、撮影もやるとなるとカメラを構えながらでは両腕が使えない。そこで峰氏が考えたのが、ゴーグルカメラを使った主観映像だった。 峰:「実は前に女の子と行ったラブホテルで見たAVにこういう撮り方の作品があったんだ。これはいいなぁって思ってね。男のケツとか写らなくてセンズリもこきやすいじゃないですか。おれもこれで行こうって、カメラを作ったんです」 ここで主観撮影用のカメラを手作りしてしまうのが峰氏の峰氏たる所以だ。初代のカメラはサングラスにカメラを取りつけたものだったというが、以後、改良を重ねて現在はゴーグルの内側にモニターを取りつけてマルチカメラをワイプ画面でチェックできるようにまでなっている。 峰:「こういうの作るの、好きなんですよ。うちの編集スタジオなんかも自分で作ったし。機械好きで、女の子も好きで、SMも好きなんだから今の仕事は全部自分の趣味を活かしたものなんだよ」 かくして、女の子との二人っきりでのプレイを主観撮り映像でドキュメントしていくという峰一也=ミスター・ミネックのスタイルがここで完成する。以降の峰一也監督作品は、ほぼこのスタイルで撮影される。そこには女を責める=苦しめるという従来のSMとは違い、SM的な行為によって女をイカせまくるというプレイが展開されていた。 |
(続く)
※この記事はS&Mスナイパー2006年11月号に掲載された記事の再掲です。
また記事中の画像の著作権は、全て株式会社アヴァに帰属します。
関連リンク
アートビデオ公式サイト
レンタル作品紹介=http://www.art-sm.com/
セル作品紹介=http://www.art-video.jp/
最新作のサンプルムービー等を紹介=http://www.ace-web.co.jp/
旧作のダウンロード販売=http://www.art-smonline.com/
安田理央の恥ずかしいblog 新刊「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(翔泳社) |
安田理央 気がつけば、今年で40代を迎えるエロ系ライター。今年はボーッとしてると大変ヤバイことになってしまいそうなので、色々と新しい行動を起こすぞと考えたり考えなかったりしております。「エロの敵」に続くアダルトメディアルポも構想中。 |
07.04.29更新 |
WEBスナイパー
>
インタビュー