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毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa. |
『正月、書初め、筆おろし
』
監督=銀次郎 品番:DON-020 発売:2010年1月22日 メーカー:DON |
↑独り身でアラフォーともなると次第に感動ってものが薄れてきて、盆も正月も“ただの仕事休んでいい日”になっちゃったりするもんですが、やっぱり日本人としてはこういった年中行事は忘れたくないところ。せめてオナネタで季節感を……と正月っぽいAVを物色中のマエストロでございます。ああ、今年は電マにしめ縄でもつけてみようかしら……。
毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
あぁん、ハッピーニューイヤ〜ン゚・*:.。..。.:*・゜
元旦から初詣にも行かず、家でぼんやりWEBスナイパー観てる可哀想な皆さん、お元気ですか。
心配すんな、私も観てるから。つか、だいたいみんなそんな感じだから!
ここ十年ほどは、ほぼコタツでマンコをいじりながら除夜の鐘を聞いているオナニーマエストロ遠藤です。
今年は肩が凝り過ぎて、10日以上オナニーもままならない状態だったんですよね(電マを股凝りじゃなく肩こりに使ってた。不覚!)。
うう、ようやくゆとりをもってマンコいじりに没頭できる……というわけで、リハビリの意味も込めて、昨夜からエロ小説をオカズに自慰行為にいそしんでいる次第。
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↑マエストロのオカズ小説の定番、綺羅光先生。20年くらい前はかなりお世話になりました。今でもときどき本棚の奥から引っ張り出してきて使います。
いやあ、普段は丸見えAVに電マが定番の私ですけども、エロ小説をオカズに指でするってのもなかなか味わい深いもんですねえ。思えばオナニストになりたての頃は、いつもこんな感じだったんだよなあ。
ああ、落ち着く〜。心のふるさとに帰ってきた感じ。
というわけで、年明け一発目の『オナニー平和主義』は、前回に引き続き素人巨乳女性・シブメグちゃんへのオナニーインタビュー3回目。
一般女性にも、こんな“心のふるさと”ってあるんでしょうか……。
■ねえちゃん、イイ乳しとるなあ。
ストーカーにAVでオナニーしてるところを聞かれてたって話ですけど、オナネタはAV派?
シブメグ「そうですねー、その時はもうAV観てました」
――ちなみにどんなのを(笑)。
シブメグ「普通ですよ。片瀬まこちゃんとか」
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↑2005年に宇宙企画から専属デビューした単体女優。その後S1からセルデビューし2008年に引退。スタイルのいいお姉さんてイメージでした。
――女の子ってわざわざオナネタのためにAV買うイメージないんだけど、やっぱりレンタル?
シブメグ「いえ、ちゃんと買いました」
――えらいなあ。私が言うのもなんですけど、AV買うの抵抗ないんだ。
シブメグ「私は……平気ですね。この間のゴールドマンさんのイベントでバクシーシ山下監督とお話しする機会があったんですよ。バクシーシさんの作品で、富士山麓でリスカ癖のある女の子がセックスするっていうAVがあって、それをどうしても観たいんですよねって話したら、中古屋でも見つからなかったらDVDに焼いてあげるよって言ってくださったんです。で、だったらじゃあまず中古屋探さなきゃと思って歌舞伎町の中古ビデオ屋巡りをしました(笑)。そういう時も“恥ずかしい”っていうのはないですね。恥ずかしいっていうよりは、女子なのに邪魔して申し訳ないっていう気持ちのほうが強い」
――「申し訳ない」って気持ちわかるなあ。私もたまにスカート穿いてラムタラとか入っちゃうと、知らないうちに周りに人気がなくなって「うわ、すみません!」て思う。ほんと、モーセの『十戒』のラストシーンみたいになる。
シブメグ「ああ、着てるものによって馴染むかどうかってのはありますよね。昔ちびTが流行ったときに、そういう場所にちびTを着ていっちゃって、ちょっとまずいことになったことが……。ほんとに観たくて真剣に探してたAVがあって思わずビデオ屋に入っちゃったんだけど、外に出たらなぜかヤクザさんが待ってたんですよ。で、『ねえちゃん、イイ乳しとるなあ。ちょっと暇あるんだったら……』みたいなことを言われてびっくり」
――ひえー、こわー!
シブメグ「こわー!」
――店に入るところ見てたんですかね。いやあ、おっぱいデカいといろんな経験するもんだなあ。私はビデオ屋入った時って「ババア早く帰れよ!」っていうオーラをひしひし感じるんですけど……。しかし、欲しいAVをそんなに真剣探すとは、もしかしてかなりAV好きなんですか?」
シブメグ「うーん、普通の女の子よりはマニアだと思う」
――サブカル的な意味合いでのマニア? それともオナニー目的? あ、片瀬まこ好きとか言ってるくらいだから後者か(笑)。
シブメグ「ちゃんとオナニーに使いますよ。もっと冷静に、俗にいう賢者モードで観る場合もあるんですけど、そういうときは『ああ、騎乗位のときはこう動くのか……』とか思いながら観てる」
――ああ、女子って結構そういう観点あるよね! テクニックを観察するのもあるし、AVのエロいカラミを見ると自分がセックスするときのモチベーションがあがったりもする。私は仕事の関係もあって量を観ちゃうから、最近はなかなかそういう目で観ることがなくなってきたかも。早送りすることも増えてきて「うう、よくないなあ」とか思ってるんですけどね。はー(溜息)。
■フェイバリットは『都会のヒクヒク欲望』
――そういえば、オナペットというか、お気に入りの女優さんはいます?
シブメグ「私ね、松田一穂ちゃんがすごい好きなんですよ」
――え、私わかんないや。誰?(勉強不足ですみません……)
Iさん「おお、松田一穂! 昔宇宙企画で3本くらい撮ってすぐ辞めちゃった単体女優ですね」
シブメグ「そうですそうです。彼女の出演してる『都会のヒクヒク欲望』って作品(編註:『都会のオペラ(宇宙企画)』の海賊版のようです)があって……」
――ははは。ヒクヒク欲望て! タイトルまでバッチリとは、どいつもこいつもマニアだなあ(笑)。
シブメグ「ほんとに好きなんですよー。私、普通のDVDプレイヤーとブルーレイと両方持ってるんですけど、それでもVHSの再生機を捨てないのは一穂ちゃんのAVを観るためですから!(←誇らしげ)」
――その子はどんなタイプなんですか? 巨乳?
シブメグ「昔の女優さんなんで、髪型は腰まであるソバージュで、こう、バブルの残り香が……(笑)。胸は中ぶりくらいかなあ。あの、私、自分が巨乳なんで、巨乳物のAV観てると他人事じゃなくなっちゃうんですよ。いやらしい気持ちになる前に、『ああ、巨乳がセックスするとこうなるのか』って自分とひき比べて冷静に観察しちゃう。着衣のときだとムラムラしたりもするんだけど、実際に丸見えのオッパイがブルンブルン揺れてたりすると全然ダメ」
――うわ、巨乳のブルンブルンが楽しめないなんて悲劇じゃないですか。あー、貧乳でよかった……(ぼそっ)。あの、その運命の一本であるところの『都会のヒクヒク欲望』は、どこで出会ったんですか。やっぱりビデオ屋で?
シブメグ「いえ、それは大学生の頃付き合ってた彼氏の部屋にあったんですよ。で、その後彼と別れて部屋にあった自分の荷物を持ち帰るってなったときに、どさくさに紛れて持ってきちゃった。
――パクッたのか! 青春の思い出のAVなんだ。いい話だねえ。
シブメグ「ははは。あと、片瀬まこちゃんの騎乗位をテーマにした作品も好きだったなあ。なんだっけあれ」
――さっきから騎乗位の話よく出てきますよね。あ、もしかして騎乗位好きでしょ〜?(←セクハラ)
シブメグ「違いますよ。どっちかっていうと自分が苦手だから観たいって感じ。3年くらい前に観たんだけど、久々に女の子がすごい楽しそうにしてるAV観たなって思って嬉しくなったのを覚えてます。逆に、女優さんが男優さんに向かって凄んでたり、ノリが悪かったりすると自分も萎えちゃうんですよね」
――中古屋も行っちゃうっていうし、結構AVにつぎ込んでそうだなあ(笑)。
シブメグ「月に5本くらい買ってたときもあります」
――……とんだマニアじゃないですか!
シブメグ「マニアじゃないですよ〜。監督が誰とか女優がどうとかあんまり関係ないですもん。メーカー買いとかもあんまりしなくて、主にジャケ買いですから」
――へー、すごく感覚が男っぽいですね。意外だなあ。じゃあ自分で自分のことオナニストだと思うでしょ?
シブメグ「うーん。オナニストかもしれないけど、遠藤さんみたいに道具にこだわる方向にいくオナニストではないかも。それよりは“エロいものを観る”っていうこと自体が好き」
――じゃあ、AV観てもオナニーしないことはあるんだ。私は完全にオナニーの道具として観てるんで、そこは違いますね。
シブメグ「いや、いやらしいAV観ればするんですけど……。遠藤さん、工藤澪監督の『美尻温泉旅行』って観ました? 私、切なくて泣きながら観たんですよ。でも、あの作品てすごくエロくもあるんですよね。だから、そういうときは一回泣いてサッパリしてから『さあ!』ってもう一回エロ目線で観るの」
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↑AV監督と女優という立場で出会った工藤澪監督と真咲南朋。2人は互いに惹かれあいながらも「撮影が終われば恋も終わる」という立場を貫く。放尿・飲尿・尻フェチ・尻叩き・ビンタ・顔射など、数々の変態行為をふんだんに魅せつつ、「AVと恋」というものの核心に迫る完全ドキュメント。なんと収録時間は4時間半! スゲー。
――ああ、それはすっごいわかる! エロくても、あんまりドロドロしてたりマイナス感情が強く出てたりするとヌケないんですよね。泣きながらオナニーはできないから、そういうタイプのAVはじっくり一度鑑賞してから、エロ部分に集中してオナニーしながら2回目を観る。私もそうです!
■マガジンハウスでオナニーを
――そういえば、今日はシブメグちゃんが昔よく使ってたっていうオナネタを持ってきてもらったんだよね。えーと、これは『BRUTUS』の1991年7月15日号。おお、マガジンハウス!
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↑20年前の『BRUTUS』。ちなみに『anan』が初めてセックス特集を組んだのは1989年だそうですよ、豆知識。
シブメグ「いや、これ、すっごい面白いんですって! キンゼイ・レポートとか、あのへんのセックス研究とか載ってて」
――え、それをオナネタにしてたの?
シブメグ「オナネタに使えるページもあるんですよ。えーと、ほら、ここ。『お話します、私のセックス』(笑)。まあヤラセだとは思うんですけど」
――官能告白的なやつだ。「童貞だった子を2年間かかって私の色に染めたさかい、どんな男とヤルよりもその子とのセックスが一番いいねん……」おおっ、この人関西女ですね!「染めたさかい」って!(笑)「私の感じる部分をきっちり覚えてくれてるんよ……」いいなあ。グッとくるなあ。これは1991年発行だから、シブメグちゃん18歳の頃か。わりとオナニストとしては遅咲きですね。
シブメグ「遅咲きです。その前はほんとに、オールナイトフジのAV紹介とかをちょこちょこっと観てなんとなく触ってるくらいの感じ」
――オナニーの目覚めって二種類あると思うんですよ。何も知らない子供の頃に登り棒を登って気持ちよくなっちゃって……みたいなのと、頭の中で自分の性欲を認識してから始めるのと。シブメグちゃんは、オカズありきで始めたタイプ?
シブメグ「そう。AVに出てるお姉さんが気持ちよさそうにああいうとこ触ってるから、じゃあアタシも〜、みたいな。まず興味からですよね。この『BRUTUS』も、これを持ってればすごく正しく気持ちよくなれそうな気がして、マニュアル的な意味もあってずっと大事にとってあるんですよ。当時のエログッズなんかも載ってるし」
――うわ、肥後ずいき!! マガジンハウスに肥後ずいきかあ。『下半身を直撃するBGM』とか渡辺和博の連載とか、バブル臭ムンムンで懐かしすぎる。『新風俗・性感マッサージ』だって。この頃はまだ性感マッサージが新しかったんだ。ほわー。
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↑熊本名産“肥後ずいき”。ハスイモの葉柄の皮を剥いて乾燥させたもので、媚薬効果があるとされているので、ハリガタ状にしてオナニーに使ったり、イチモツにかぶせて使ったりするらしいです。しかし、これマンコに入れたら怪我しそうだな……。
先週までのヘビーなネタが一変して肥後ずいきとは。
同世代女子・シブメグちゃんの思わぬオナネタに時間を忘れて思わず見入るマエストロ。ノスタルジーに身を焦がしながら次回に続きます。
(続く)
※次週1月8日(土)の「赤裸々自慰行為宣言 遠藤遊佐のオナニー平和主義!」はお休みさせていただきます。次回の掲載は2011年1月15日(土)です。今後ともご愛読をお願い申し上げます。(編集部)
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(C)花津ハナヨ
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。
遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」
11.01.01更新 |
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