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毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
『ノンストップ 潮吹き 400リットル!!』

発売日:2011年1月7日
品番:ALD-400
出版社:桃太郎映像出版

↑ノンストップ潮吹き400リットル! 500ミリリットルのペットボトルでいったら800本分!! 本当だとしたら、4時間モノだから1時間にすると100リットル、1分で17リットル弱吹いているということに……うわ、マジかか!(マジなわけない!)しかし潮吹きもここまでくると、このエネルギーを何かほかのことに使えないかって気になりますね。発電とか。

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ここ2、3日、ちょっと落ち込んでいます。
というのもですね。私は現在、某エロ系サイトでお悩み相談コラムを連載してるんですが、そこに20代の一般女子から相談メールがきたんですよ。

「AV女優のようにピューピュー潮を吹くにはどうすればいいですか。私はバシャバシャとしか吹けないので、ピューピュー飛ばしてみたいです」

……嗚呼、やっぱり来たか潮問題。
「オナニーマエストロを名乗る以上、潮の一つや二つ飛ばせなくては!」と、潮吹き用バイブまで購入して潮吹きにチャレンジしたのが昨年のこと。
しかし膀胱炎直前まで頑張ったにもかかわらず吹くことができず(ピュピューどころかチョロチョロもなし)、哀しい結果に終わったのは記憶に新しいところであります。
数カ月経って、ようやく
「潮なんて吹けなくても、女としての価値・オナニストとしての価値に変わりない。そう、AV女優でもないのに潮吹いてる女子なんてほんのひと握りよ!」
と思えるようになってきたのに、神様、あなたはどうして私にこんな試練をお与えになるのですか。

やっぱりみんな吹いてるんじゃん……(ぼそっ)。

そういえばハナヨ先生もナナタさんも吹くって言ってたし、男の編集さんは「うちの彼女潮吹きなんですよ〜」とかって自慢してくるし。20年以上もマンコばっかりこねくりまわしてんのに、うんともすんとも言わないの俺だけかよ。俺だけ村八分かよ。
相談くれた子だって、一応吹けるんだから充分でしょうよ……(←八つ当たり)。
自分をなだめながら「ピューピュー飛ばすばかりが能じゃありません」と大人な回答したものの、心は乱れるばかりです。
潮……潮……。ああ、潮が頭から離れない。昨夜はついに潮吹きに成功する夢まで見てしまいました。このままではおねしょするのも時間の問題です。ああどうしよう。

あのー、そこでモノは相談なのですが。
私に“潮の吹き方”をレクチャーできるという女性がいましたら、是非ご一報くださいませんでしょうか。たいしたことはできませんが、お礼に回転寿司くらいおごりますので是非(当方、いたって真剣です)。
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いやあ、しかしなあ。潮吹きかあ……。
前回迷った末に注文したイケイケマンコ専用バイブ“恋のマラクーダ”ですが、よく考えてみたらこんな潮ひとつ吹けないヘタレマンコが使用できるものなんでしょうか。急に自信がなくなってきてしまいました。
うー、いっそのことキャンセルして、マンコとお財布に優しい“スーパーアクメマックス”にしたほうがいいかしら。どうせあたしなんか……うじうじ。

「遠藤さーーん。お荷物ハンコお願いしますぅー!」

ああ、そんなことを言ってるうちに、早々にブツが届いてしまった模様。日本の通販て哀しいくらい優秀ですね。
でもまあ、届いてしまえばやっぱり心は躍るもの。真っ昼間にもかかわらず、自室の6畳間にダッシュしてさっそく荷物を開けてみます。ガサゴソ。
うふふふ。何度味わっても、この瞬間て胸が高鳴るんだよなー。ネットで写真を見てても、材質とか安っぽさとか実際の大きさとかっていうのは現物じゃないとピンとこないもんなんですよ。
おお、キタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!


↑こんなの初めてェ〜、VIVAマラクーダ! いやあ、いいですねえ。大袈裟なキャッチコピーに適度な安っぽさ。これぞ大人のオモチャといったたたずまい。ポップでオシャレなバイブもいいですが、私はやっぱりこういういかがわしい感じにグッときちゃいます。ザ・熊ん子世代!

↑箱から出したらこんな感じ。確かにゴツめのフォルムですね。見た目はエログッズにありがちな蛍光ピンク。いかにもオモチャって素材だけど、つくりはかなりしっかりしております。


初めて使うエログッズにはパワーの強い新品のアルカリ電池を使うのがマエストロ流ではありますが、一応単三電池(東芝製)を付けてくれているのはうれしいところ。すべてのオナニストが私のようにヤマダ電機でバイブ用の単三電池をダース買いしているわじゃありませんからね。

あれ、でもこうやって実物見ると思ったほど大きいわけじゃないんですね。これならなんとかイケるかも。クチコミレビューにデカいとか硬いとかあんまり書いてあったもんだから、おばちゃん必要以上にびびっちゃってたみたいです。
デカさ&ゴツさよりも驚いたのは、むしろこっちのほう。


↑パッケージに描かれた複雑なコントロール構造。うわー、なんだこれ。「これはジョーク商品です」とかって書いてあるくせに!


子バイブのスイッチと主バイブのスイッチとアクション切替スイッチ? え、スイッチだけで3つ!? いや違う、4つだ! さらに「7」とか「8」とかよくわかんない数字が書いてあって、マエストロったら若干パニック。
え〜、やだなあ、私オナニーは好きだけどメカは苦手なんスよね。説明書があるってだけで萎えちゃうタイプ。もっとシンプルにいきましょうよ、シンプルに。

「でもまあ、使い方なんてのは実際にやってみればわかるでしょ。習うより慣れろよね!」ってことでパッケージ裏のゴタクを華麗に読み流し、早速電池を入れてみます。単三電池を4本、よいしょっと。
あ、これ電池ケースが本体から外れるタイプなんだ。やっぱりどこかメカオタの匂いを感じるなあ。ていうか、電池4本て時点でけっこうパワーありそうですね。


↑電池ケースを外してみたら、内部構造はこんな感じ。一番安いローターなんて小学校の理科の時間に作れそうな簡単構造なのに、全然違います。燦然と輝く紅白のコードが眩しい。こりゃどう見てもジョークグッズじゃないですね……。


見てくださいよ、この仰々しいメカっぷり。こんな精密機械、ヘタに濡らしたりしたらすぐに壊れてしまうに違いありません。いや、もしかしたら感電しちゃうかも。
ああ、くわばらくわばら。潮吹きなんてできなくてよかった。本当によかった……!(←まだ根に持っているらしい)

思わぬところで自信を回復できて機嫌のよくなったマエストロ。
さてさて、“恋のマラクーダ”(お値段3960円)の動きをチェックしてみましょうか。果たして私のイケイケマンコが太刀打ちできる相手なんでしょうか。



【1】 FLV形式 3.63MB 1分14秒
↑テレビがうるさくてバイブ音が聞こえにくいかと思いますが、ご容赦ください。近くの部屋で老母とばあちゃんが茶飲み話をしているので、一応カモフラージュしております。


えーと、まずこの商品はですね、スイッチが4つあるんですよ。最初に押したのが一番上の“子バイブスイッチ”。これを押すとGスポットに当たる部分のバイブがウィンウィン回り始めます。
で、次に押してるのが真ん中にある“アクション切り替えスイッチ”。これを押すとさっきの子バイブの動きが7段階に切り替わるわけです。ドッ、ドッ、ドッて脈打つように震えたり、ドドドドドド……と地鳴りのように震えたり。けっこうメリハリのある激しい動きですね。うんうん。正直7種類あってもそんなには使わないんだけど、個人的にはこういう機能ってお得感があって嬉しいです。
でもって、最後に押してるのが一番下についてる“主バイブスイッチ”。これは左右に1つずつあって、左を押すとオンになり、右を押すとオフになります。亀頭部分に入ってるパールとクリトリスに当たる部分のバイブがグリグリ回ってるのがおわかりいただけるでしょうか。
主バイブのほうも8種類の動きをするようになってるんですが、それは左のオンスイッチを押すたびに切り替わるという寸法。要は、上のスイッチが竿部分を振動させ、下のスイッチが亀頭とクリ部分を回転させるという単純な仕組み……。

いや、全然単純じゃないし!! 

えー、恥ずかしながら私は全然操作方法が把握できませんでした。動画の終わりのほうを注意して見ていただくと、止め方がわからなくて焦りまくっている様子がお楽しみいただけると思います(とりあえずいろんなスイッチを押しまくってる……)。
そう、けっこう操作が難しいんですよ、このマラクーダちゃん。もしこれを使ってオナニーしてる最中に親が部屋に入ってきそうになったらどうなるか。落ち着いてスイッチを切って、マンコから抜いたマラクーダを素知らぬ顔で座布団の下に隠すなんて、ああ、おばちゃん到底無理。最近日に日に反射神経が鈍くなってきてるし。テンパッて情けない姿を見られるか、そうじゃなければ膣痙攣で救急車を呼ばれるのがオチです。
むー、これは夜になって家人どもがすっかり寝静まってから使ったほうがよさそうですな。欲望に任せて安易に手をつけると、火傷しそうな予感がひしひしします。私のこういう予感当たるんですよ。ダテに何十個もエログッズを試してきたわけじゃない。
とりあえず、スイッチの入れ方と切り方だけはしっかり頭に叩き込んどかないといけません。いやあ、なかなか手ごわいですよ、マラクーダ。ごつい上に操作が難しい、まるで暴れ馬! 
でも手ごわいほど闘志がわいてくるってもんです。
ええと、上スイッチが竿で、下スイッチが回転。んで、左がオンで右がオフ。上竿、下回転、左オン、右オフ。
よし、もう一度! 
上竿、下回転、左オン、右オフ。上竿、下回転、左オン、右オフ!
ナイス、調子出てきた。なんか中学の頃の卓球部の練習を思い出すなあ。運動神経ゼロのへっぽこ部員だったけど(ユニフォームの数を間違えて注文してて、一人だけ体操服で大会に出場させられたのは苦い思い出……)。うう、辛くても負けちゃダメ。がんばるのよ、遠藤! この地道なトレーニングが勝利につながるの。さあ、あと素振り100回!
上竿下回転左オン右オフ! 上竿下回転左オン右オフ! 上竿下回転左オン右オフ! 上竿下回転左オン右オフ……よしっ、そこでスマッシュ!!
ああ、なんか指が攣ってきた……。

(続く)

遠藤遊佐(C)花津ハナヨ
(C)花津ハナヨ
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。
遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」
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11.03.05更新 | WEBスナイパー  >  オナニー平和主義
文=遠藤遊佐 |