毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
いやはや、すっかり梅雨ですね。
そうじゃなくても引きこもり度がマックスに達しているのに、こう雨ばっかり降られちゃあまったくもって外に出る気がしません。
先日なんて外に出たくないあまり、肉のハナマサで肉を6キロも購入しちゃったよ。ああ、これでしばらく買い物に行かなくてすむわ……。
家から出ないためなら、雨の中自転車でびしょぬれになって肉を買いにいくのもへっちゃら。オナニーマエストロ遠藤です(本末転倒なのは重々わかっております!)。
特売品の卵を何パックも買ったり、ほんの一口残ったおかずにラップをしてしまっておいたりするくらいならまだいいんですが、こないだ飲み残したカップラーメンの汁を瓶に入れて冷蔵庫にしまおうとしている自分に気付いたときには、さすがに哀しい気持ちになりました。
血って恐ろしい。いや、年って恐ろしい……!
とまあ、そんな具合で順調に中年婦人の仲間入りをしているマエストロ。
嬉しいことに某通販ショップさんから「エログッズを無料で差し上げる」という嬉しいお話をいただき、前回に引き続き物色中であります。
中年婦人といえば無料好き、無料好きといえば中年婦人。三度の飯より好きなタダエログッズだからこそ、ここは真剣に選ばねばなりません。
今回は「電マに頼らず中イキの充実を図る」というのがテーマ。なので、主にサイトの中でもバイブカテゴリを中心に物色しているわけですが、これがなかなか難しい。
これまで使ったことがないようなバイブで、しかも中イキ機能が高そうなものというと、どうしても限られてきちゃうんですよね。
たとえばオルガスターとか、こんな感じのとか。
うーん、悪くはないんだけど、いまいち決め手に欠けるんだよなあ。それにこのイボイボ!
イボイボのあるバイブって多いけど、正直イボってあんまり意味なくないですか?
ビジュアル的にはグロくて効きそうに見えるものの、実際に使ってみるとかえって振動が散っちゃってパワーが落ちる気が。
よかれと思ってつけてくれてるんでしょうが、イボがあるだけでなんとなく「男性目線で作った」って感じがしちゃうんですよね。
マエストロに言わせれば、女子のオナグッズ選びはもっと現実的。見た目よりも、振動の強さとか「これがこうでこうだから気持ちいい」っていう科学的な説得力のほうが大事だったりするもの。
あ、そうやって考えると、これなんかいいかも。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、とにかくパッケージのうたい文句がすごい。
パッと目につくところに書いてあるのが、「神○川大学理学博士 関○博教授監修バイブ」。なんと大学教授の監修ですよ。まじか(っていうか、関教授が作ったからDr.SEKIなのか、なるほど……)。
サイトの紹介文によると、
――神秘の女性器を徹底研究し、人間工学に基づいて作られた肌に優しいエラストマー素材を用いた究極のバイブ。
ヘッド部の「くびれ」がキュッと女性器にフィットし、先端の角度がGスポットを直撃!!
お手持ちの携帯用充電池で簡単にパワーをチャージできるのも嬉しい限りです。
とのこと。うお。「人間工学」に「肌に優しいエラストマー素材」ですよ!
骨の髄まで文系のマエストロには、まぶしいばかりの言葉の羅列。よくわかんないけど効きそう! 大学教授の研究の成果がこの一本に!!
でも、待てよ。関教授なんて人が本当に実在するのかっていうとわからない。なんといっても海千山千のエログッズ業界、もしかしたら架空の人物ってこともありうるわけです。
というわけで、すかさずインターネットで“関○博教授”なる人物を検索してみたところ……おお、見事にヒット!
でも、プロフィールを見てもエログッズの監修をしたとは一言も書いてないような……。
……ま、まあ、そうは言ってもエロ業界なんてのは日陰の身ですから、公式プロフィールにはおおっぴらには書けないのかもしれません。写真を見た限りだと、いかにもエログッズの監修とかしてくれそうなおじさまに見えますし、きっとこれは関先生の英知を結集して作られたバイブなんでしょう。うん、そうに決まってる。
これにしようかなあ。でも、やっぱりイボイボが気になるんだよなあ。
そう思ってかちかちページをめくっていると、似たような感じのバイブが目に飛びこんできました。あれ、もしかしてこっちも関教授?
目を細めてパッケージの小さな文字をよおく読むと(←老眼)「オルガズムを忘れた女性のために開発」「性医学博士ご推薦」なんてことが書いてあります。
なにっ、「オルガズムを忘れた女性」ですと!? ここんとこ中イキにはとんとご無沙汰なマエストロ。まさに私のことじゃないですか!
さらには「性医学博士ご推薦」ですよ。なんだ「性医学博士」って。日本の大学に性医学部なんて学部あったっけ……。
うーむ。よくわかんないけどなんとなく効きそうな「性医学博士」と、身元ははっきりしてるけど「理学博士」(専門は潜水学とかエコロジーらしい)の関教授。どっちにするか、悩みどころ。
2つのページを何度も見比べた挙げ句、結局『Dr.VIBE』のほうにすることにしました。
決め手はなんといっても「イボがない」ってこと。そしてこの不思議な形。
この形は、性医学博士なる人が研究・モニタリングを繰り返した結果たどりついた“膣内の快感ポイントを的確に刺激するのに最も適した(膣内にフィットする)形”なんだそう。
イボとか真珠とかカリとかいった余計なものがなく、膣内にフィットするようにできているから、サイズが大きめでも痛くないってことらしいです。いやまあ、おばちゃんとしてはカリくらいはあってくれても全然かまわないんですけど……。
この商品には手動と振動が1種類のものと7つの振動が楽しめるものがあり、さらに各々に大小2つのサイズがあるとのこと。
もちろん欲張りなマエストロは、7つの振動で大きいサイズの“102-SP”という型を注文いたしました(一番下の)。
Iさん、よろしくお願いしますよ。おっきいほうですから間違えないでね!!
いやあ、どんなバイブだか想像がつかないぶん、ドキドキワクワクテカテカであります。
そして数日後。届いたバイブがコレ。
もっと大きいもののような気がしてたんですけど、届いてみたら文庫本よりひとまわり小さいくらいのコンパクトさ。
これはなぜかといいますと、箱を開けてみたらこのグッズ、余計な付属物がまったくないんですよ。電池は最初から本体に入ってるし、コードやアダプタやコントローラー、説明書も一切ない。ほんとにシンプル。この奇妙な形によっぽど自信があるんでしょうか。
若干心配になりつつも、いつものように振動チェックしてみます。操作方法はバイブの裏面についてるスイッチを押すだけ。1回押すごとにいろんなパターンに振動が切り替わるわけですね。
で、やってみたんですが。
び、微妙〜。
まあ、電マクラスの振動などハナから期待してなかったものの、テーブルの上に置いてスイッチ入れてもビクともしないささやかさはいかがなものか。
電マの刺激に慣れた私の屈強なマンコには通用しない気がひしひしいたします。
ああ、もしかしてマエストロったらヤッちゃった? 策に溺れるパターンか? くうっ。
うう……で、でもこの商品のキモは、振動じゃなくあくまでカタチなわけだから! これをすっぽり挿入すれば、めくるめく膣イキの快感がくる……はず……。
懸命に自分を励ましながら次回に続きます。
(続く)
11.06.18更新 |
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