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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
いやあ、暑いですねえ……(熟女汗をダラダラかきながら)。
皆さんはこのクソ暑い中、どんなふうに夏休みを過ごされたでしょうか。え、私? 私は前回お盆休みをいただいたんで、夏を乗り切るスタミナをつけようとちょいと名古屋方面へグルメ旅に行ってきました。
しかし、ネットで下調べしまくって万全の態勢で出かけたひつまぶしの店が、まさかの定休日。
この看板を見た瞬間、奇声を発しながら国道に飛び出しそうになりました……。
こういう感じの運のなさには絶大な自信あり。オナニーマエストロ遠藤です(まあ、結局ぶつくさ言いながら支店まで歩きましたけど。苦労してありついたひつまぶしは非常に美味しかったです)。
そして翌日は、せっかくこっちまで来たんだから松坂牛とかいうやつを食べてやろうと、松坂牛のお膝元・松坂へ。
駅のあたりをてくてく歩くもお目当ての店はなかなか見つからず、代わりに目の前にはこんな看板が。
ああ、いいなあ、田舎のピンク映画館。客なんて近所の暇なジイさんが3人くらいしかいないんだろうなあ。写真がなく文字だけなところが非常に妄想をかきたてるじゃあないですか。暑いし、店みつからないし、涼んでっちゃおうかしら。
なんてことを言いつつも、ようやくたどり着いた焼肉屋で食べたのがコレ。
牛さんありがとう……。普段は肉のハナマサで買ったブラジル産もも肉(2キロで880円)しか食べてない私だけど、これでしばらくは前向きに生きていけそうです。
ていうか、いい肉食ったらオナニーのモチベーションも上がってきたような。あ、なんかムラムラしてきた!(←単純)
というわけで、すっかりやる気になったマエストロ。
ウナギと肉でつけたスタミナを有効に使うべく、ここ半年ほど温めていたあるプロジェクトに乗り出すことにしました。
そのプロジェクトとは……そう、3DAV(スリーディーAV)。
えー、皆さんご存知でしょうか。3DAV、いわゆる飛び出すAVを。
つい先日行なわれた地上波完全地デジ化にのっかって、3D機能のついた地デジテレビが一般発売されたのは記憶に新しいところであります。まだご家庭にはそれほど普及していませんが、そういった新しいものにすぐ飛びつくのがエロ業界。3Dテレビの台頭に伴い、AV界にも半年ほど前から3DAVなんてものがちらほら出てきているのです。
それでですね。まあ私もAVレビューの仕事をさせてもらってるんでそういった3D作品を観る機会がよくあるんですが、実は本当の意味で3DAVを堪能したことってないんですよ。
なぜなら、我が家には3Dテレビなんていう高級物はないから! しがないAVライター(しかも引きこもり)にとっては、3Dテレビは高嶺の花。
じゃあどうやって3DAVを観ているのかといいますと、今発売されてる3DAVのソフトっていうのは大抵“アナログ方式”と“サイドバイサイド方式”っていう2方式で収録されてるんですね。“アナログ方式”がいわゆる昔からある赤と青のメガネをかけて見るやつ。そして“サイドバイサイド方式”が3Dテレビじゃないと観れないやつ。
私は、いつもあの諸星ダンみたいなメガネをかけてアナログ方式で観ているわけです。でもできることなら3Dテレビで高クオリティの3DAVを観てみたい! いや、AVライターとして、いちオナニストとして、これはなんとしても観ておかねばなりません。
でも、大きな問題が一つ。それは、3Dテレビをどこで調達するかということ。
知り合いに3Dテレビを持っている人がいないか聞いてまわったところ、一人「ウチで観てもいいよ」と言ってくれる心の広い人がいたのですが、よく考えたら他人の家にAV持参で上がり込んでオナニーするのも微妙です(それくらいの恥じらいはまだあるんですよ……)。
ひとんちでオナニーするのは気が引ける。でも3DAVは観たい。
さてどうしようと迷っていたら、毎度おなじみ編集部Iさんから「最近のビデオボックスには3Dテレビもあるらしいですよ」とタレコミが。
おお、こいつはいいことを聞きましたよ。
確かに、ビデオボックスなら誰に気兼ねすることなく思い切り大音量でAVが観られる。オナニーだってし放題。だってそのための場所ですからね。
早速インターネットで検索してみると、新宿やら渋谷やらに山ほどあるある。さすが大都会東京! よし、これは早速行くしかないでしょう!
てなわけで、毛穴も開きっぱなしの8月某日。
夕方から仕事で出かける用事があったので、その前に新宿に赴き、独り3DAV観賞会を実行することにしました。こう暑いと(しかも引きこもりだと)外出も一大決心。何か他の用事にかこつけて一度にやっちゃおうというわけです。
そしてちょっと思うところあり、さらにその前に一軒寄り道をすることにしました。
それは、先輩エロ系ライター安田理央さんの事務所・ステレオタイプ。
いえね、安田さんの事務所って、とにかくAVがいっぱいあるんですよ。長年こういう仕事をしてると毎月サンプルで貰ったやつが溜まっていくらしく、段ボールに入って無造作に置いてあるんです。まさにお宝の山!
まあ、3Dテレビのあるビデオボックスに行くんだから3DAVはあるに決まってるんですけど、どれくらいの種類があるか定かじゃないし、単体女優のメジャーどころしか置いてないかもしれません。
念には念を入れて……ということで、ちょいと宝の山を漁らせてもらってから行こうかなと。
――安田さーん、こんちわ。3DAV借りていいですか?
安田さん「あー、いいよ。でも3DAVってあったっけなあ。そこらへんにたくさんあるから探してみてよ」
うひひひ、ありがとうございます。ではちょっくら失礼してと。
うーん、でもこうやって探してみるとあんまり3DAVってないもんですねえ。これだけのAVをひっくり返して、結局見つかったのは2本。決まったメーカーからしか出てないからっていうのもあるんでしょうか。
でもまあ、とりあえずの保険ってことで、こちらの「いかにも3D!」って感じの単体モノをお借りすることに。
安田さん「ねえ、でも遠藤はどうしてそんなに3DAVにご執心なわけ? 俺はそんなに観たいと思わないけどなあ」
――えー! だってAVが飛び出て見えるんですよ! そこでセックスしてるみたいな臨場感が味わえるんですよ! そりゃ観たいでしょう!
安田さん「そう? 飛び出してたってあんまり意味ないじゃん。値段も同じタイトルで3Dじゃないのより高いし、飛び出したからってすっごい興奮するわけじゃないし。そもそも3Dテレビ持ってる人ってまだそんなにいないでしょ」
――……まあ、そう言われたら返す言葉もないですけども。でも、いーんですっ。これはオナニストのロマンなんですから。いくら赤青メガネかけてオナニーする姿が無様でも、そこに3Dがあるから観なくちゃいけないんです。安田さんは永井豪のマンガでばっかりオナニーしてるからわかんないんですよっ!!
安田さん「ふーん、そういうもんなのかねえ……あ、じゃあそんなに3Dが好きだったら面白いものがあるよ。はい、これあげる」
そう言って、エロ本の山の中からこんなものを引っ張り出してくれました。
距離を合わせるために雑誌は手に持ち、メガネもかけずに手に持って調節しましょう? それじゃせっかく飛び出して見えてもオナニーできないじゃないっすか!
安田さん「ははは、面白いでしょ。3Dってまだまだ錯綜してるよねえ」
うーんしかし、安田さんの言うように一般のAVユーザーってあんまり3Dとか興味ないんでしょうか。確かにソフトの値段が高くて3Dテレビが必要で……ってなったら一部のオタしか買わないような気がしないでもない。
そうでなくても、今の若い子ってオカズにお金使わないからなあ。
さてさて、もっと3DAV談義を戦わせたい気もするけど、いつまでもこうしちゃいられない。早くしないとビデオボックスに滞在する時間がなくなってしまいます。
そんなこんなで事務所を出て、向かう先は日本一の繁華街・新宿歌舞伎町!
実はこれがビデオボックス初体験のマエストロ。ちょっとドキドキ。冷や汗ともただの熟女汗ともつかない玉の汗をかきながら、次回に続きます。
(続く)
11.08.27更新 |
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