毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
いやあ、年末もガッツリ押し迫ってきましたねえ。
私のような自由文筆業(という名のフリーター)には、毎年この時期になると恒例の年末進行なるものがあります。要するに、年末に出版社や印刷所が休むのでそのぶん締め切りが前倒しになり忙しくなるという現象なんですけど、これもそろそろ終わってなきゃいけない頃。
なのに、どういうわけか一文字も書けていないテキストファイルを開いたまま、昨日からぼんやりとパソコンの前に座っている私。あれ、おかしいな……なぜかしら?
といいますのも、これが原因。
先日、わたくしの引きこもり部屋で悪友たちが集まって鍋忘年会をしたんですけど、そのときに友人の一人がお歳暮に『愛のコリーダ(無修正版)』をくれたんですよね(注・彼は以前にも、中身が全部丸見え動画の大容量HDDをくれたことがあるツワモノ)。
仕事の合間の気分転換のつもりで再生してみたら……うう、エロすぎる! 藤竜也のおちんぽ様から目が離せなくて困っております。何度繰り返して観たことか。
今年は、引っ越して環境ががらりと変わったり身近な人達が大勢逝ってしまったりいろいろあった一年だったけど、結局シメはこんな感じ。オナニーマエストロ遠藤です。
「おめえ、かわいい手してるじゃねえか。刃物握るよりも他のもの握ったほうがいいんじゃねえか?」
キャー、ステキ!! あまりにも藤竜也がかっこいいので、なぜかYoutubeでクインシー・ジョーンズの『愛のコリーダ』まで探してヘビロテしている始末。
実はもう一本『大奥浮世絵風呂』(もちろん丸見え)ていうのも貰ったんですけど、これに手を出したら本当にヤバいことになりそうなので、グッと我慢しております。仕事終わったら発泡酒飲みながらじっくり観るんだ……がんばれ俺!
というわけで、着流し角刈りの藤竜也に後ろ髪をひかれつつ、前回の続きです。
オナニー歴20年にして「本当にオナニーを欲しているのは生理中なのに、生理中にはオナニーできない」というジレンマに気づいたマエストロ。
こんな不自由なことに甘んじてちゃいかん!と一念発起。生理中のAV女優が撮影のときに使うというスポンジタンポンなるものを試してみることにしたわけですが……いやあ、こいつが滅法付け心地がいいんですよ。
私の生理はかなりヘビーなもので、最初は「こんな台所のスポンジみたいなもんで大丈夫?」と疑心暗鬼だったんですが、実際に挿入してみたら普段使ってる固いタンポンに感じる違和感はないし吸収力も充分。これは結構革命かも。
しかし、あくまでもマエストロの目的は「2日目でも安心♪」じゃなく「2日目でもオナニー!」です。いくら付け心地がよくても、激しいオナニーに耐えられないと意味がありません。
四十路になった今でもときどきシーツを汚してしまうほど血の気の多い私。オナニーなんかして血の海になったらどうしよう……と若干ビビりつつも、勇気を出して試してみることに。
このコラムでは幾度となく言っているので知ってる方はご存知だと思いますが、私はいつもオナニーをするときは“電マ”“Gスポット用バイブ”“奥用のでっかいバイブ”の3つを気分によって使い分けております。ということは、やっぱり3種類とも試してみなけりゃ嘘よね、ということでその3本を用意してみました。
まず最初は、普段から一番使用頻度の高い“電マ”から。
え、「いつもの電マじゃないの?」ですって?
いやまあその……いつもの電マでもいいんですけど、マルちゃん見たらこんな感じなんですもの。
彼の愛らしい顔が血まみれになるのは見たくないし、万が一壊れちゃったりしたらおばちゃん泣くに泣けません。マルちゃんはもう電マであって電マでないというか、私にとってはストラディバリウスと同じくらい唯一無二の名器なので危険な目にあわせたくないのです。バカな親心って笑ってくれて結構。ヘタレで申し訳ない!
その点こっちのDM7は、もともと“お風呂でも使える”が売り文句の防水電マですから、ちょっとやそっと血まみれになっても大丈夫だし、汚れたらガンガン洗えます。
いろんなパターンの電マ持ってるとこういうとき便利。まあ、正直押し入れを開けるたびに目に入るエログッズの山を見て「あれ、私どうして6本も電マ持ってるんだろう……」と思うこともあるんですけどね。ははは。
はっ、いかん。こんな無駄話をしてる場合じゃなかったんだった。今回の実験は、時間がたてばたつほど危険度がアップするんだから、一刻も早く試さなきゃ。
自室の真ん中にバスタオルを敷き(万が一のことを考えて2枚)、普段と同じようなスタイルで電マオナニー開始。ちなみにオカズは黒ギャルAV。
実を言うと、生理やカンジダのときもオナニーはできる限りやる派なマエストロ(実際、適度にやったほうが治り?が早い気がする)。
とはいえ、2日目にチャレンジするのは20年のオナニー人生でも初めて。ドキドキするなあ。
しかしいつもどおり股間に電マを当てていると体は正直なもので、どんどん気持ちよくなってくるわけです。ああ、いい……イキそう……。
でも股間に入れてる力を抜くと途端にジョワ〜ッと血が噴き出しそうな気も。イキたい……血まみれこわい……でもイキたい……あああああっ〜!!(昇天)
あー、気持ちよかった。出血が怖くてなんとなくマンコ締め気味でいたせいか、いつもより快感20%アップって感じ。
ぽわーんとしつつも急いでパンツを脱ぎ股間を調べてみたら……おおっ、大丈夫! 全然モレてません!!
第一ミッション、成功。(ガッツポーズ)
うわー、けっこう大丈夫なんだなあ。
正直、こうもパーフェクトに被害なくできるとは思ってなかったんで、ちょっと感動。世の中には便利なものがあるのね……!
マエストロの中で、これまでかけらもなかったフェミニズム精神が目覚め始めましたよ。なんだか背筋まで伸びちゃう気分。VIVAスポンジタンポン! 女性上位時代の到来!
テンションが上がったところで、続いて“中イキ用バイブ”にチャレンジ。
うーん、これは電マよりもハードル高いですよ。
そうは言っても電マはドテに当てるだけ。でもこっちは中に挿れるわけですからね。まあ、無傷でいるのは無理でしょうってことで、珍しくコンドームを装着して臨むことにしました。よいしょっと。
そして、勇気を出して生理マンコにイン。オナニー開始。
さっき一度電マでイッてるので話は早く30秒ほどで絶頂フラグが立ったものの、そう簡単にイッちゃったら実験にならないので、ポイントをずらしたりしながらしばし我慢し5分くらいで終了。
そして使い終わった中くんをチェックしてみると……おお、これまた大丈夫。下に敷いたバスタオルを汚すこともなく、ほぼ無傷。これならコンドームなどいらないくらいです。
なんて……なんてデキる子なの、スポンジタンポン。
これで3つ目の“でっかい奥用バイブ”までクリアできれば、まじですごいですよ。我々女性は、原始の頃から悩まされてきた“生理中のオナニー問題”から永久に解放されるわけですからね! フェミニズム万歳。
それに、デカバイブのピストンに耐えられれば、どうしても生理中にセックスしたいって女子にも自信を持って薦められるじゃないですか。
「ねーねー、スポンジタンポンていいよ。生理中のデートも安心なの♪」
「えー、まじすかぁ? 遠藤さん、さすが。超使ってみたい〜!」
なんちて、なんちて!!(こういう女子的な会話をあまりしたことがないため、密かに憧れているマエストロ)
実験が立て続けにうまくいったので、なんとなく自信もついてきました。今日は……今日はあたしイケる気がする!
生理中の3回連続オナニーはさすがにちょっとキツいけど、ここが大事なところ。全国の女子オナニストのためにも、頑張って実験を続けなくては。
と取り出したのは、おなじみのドイツ製バイブ“セミリアリスティック”。
頑丈かつ防水加工なのでこのまま使っちゃおう。と足を開いたところで下腹部に微妙な感覚が。
――やばい。おしっこしたいかも……。
しまった、これは考えてなかった。スポンジタンポンの効果って、途中でトイレに行っても変わらないのかしら……ていうか、抜けちゃったりしない?
このまま尿意を我慢してオナニーを続けるか、それともトイレに行ってからベストの体調で再開するか。おおいに悩みながら次回に続きます。
(※来週はお休みとなります。次回の更新は1月14日の予定です。)
11.12.31更新 |
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