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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
唐突ですが、皆さんはどんなときに「ああ、俺サクセスしたな……」と感じるのでしょうか。
私は、自腹で焼肉と寿司(主に牛角とまわるやつですが)を食べたとき。そしてなんといっても、AVやエログッズを貰えたときです。
20年前の自分にとってはあれほど入手困難だったAVやエログッズが簡単に貰えてしまうなんて。しかもタダで! このサクセス感に比べたら最上階のペントハウスもダイナースのブラックカードも屁ですよ、屁!
なんでいきなりこんなことを言いだしたのかといいますと、先日、某所であった“AVサンプルつかみどり新年会”に行ってきたから(注・AV関係者の事務所なんかでは、大掃除の季節などに処分に困った大量のAVサンプルをライターや知人に大放出することがあるのです)。
「そんだけ観てるくせにまだ欲しいのか!」と問われればもちろん欲しい。まだまだ欲しい。オナニーマエストロ遠藤です。
マエストロは例によって開始時間よりちょっと遅れて行ったんですが(寒くて外に出る決心をするのに時間がかかった)、会場に着くと、早くもAV入りの段ボールに群がり真剣なまなざしで物色している殿方が何人も。
で、てっきり単体女優のメジャー路線のが人気なんだろうなと思って箱の中を見ると、意外なことにそういうのってけっこう箱の中に残ってるんですよね。
最初からいた人に聞いてみたところ、まず最初になくなったのは痴女モノだとか。ふん、だから日本の男ってマグロMばっかりとか言われるんだよ!
あと笑ったのは、オナホのサンプルが出てきたらアッという間になくなったこと。みんなわかりやすいなあ。
あ、私ですか。私はもちろん狙い通り、洋ピンと熟女物ばっかり華麗にゲットしてきましたよ。ガチで欲しいと思う作品はほとんど残ってて、嬉しかったけどちょっと複雑。
でもこれでしばらくはオナネタに困らなそう。ほんと、つくづくサクセスしたよな、俺……!(でっかいワイングラスをぐるぐるまわしながら)
とまあ、そんな感じでこの世の春を噛みしめているマエストロなんでありますが、実はその一方で、最近ちょっと思うところがあるのです。
それは……ぶっちゃけて言うと、そろそろ女子オナニー界にも世代交代の波がきているのではないかということ。
あのですね、今までは、こういう“AVつかみどり大会”みたいな場に行くと殿方のほうが断然優勢で、女性はマエストロだけだったりすることが多かったんですよ。でも、ここ数年女の子もどんどん増えてきて、話してみたらかなりディープなオナニストだったなんて場合もちらほら。
しかしまあ、そこは亀の甲より年の功。「ふん、こちとらあんたらが小学生の頃から第一線でオナニーしてんのよ。年季だけは入ってるんだからね!」なんて自負もありました。正直、「こんな若くてリア充な奴らがマエストロに太刀打ちできるわけないわい、クリの皮剥いて出直してこい!」くらいに思ってたわけです。
ところが最近、それもどうなのかなと。
オナニーマエストロという地位(?)とトシにあぐらをかいてちゃいかんのではないか。若いオナニストの言葉にも耳を傾けねばいかんのではないかと感じるようになったんです。
それというのも昨年末、某誌のお仕事で、とある単体AV女優さんにインタビューをする機会がありまして。
あらかじめ「オナニーがすごい子なので、オナニー対談って形でやってください!」と言われてはいたんですけど、それではと会ってみたら、んまー、すごいわけですよ。
それがこの子、瀬名一花ちゃん20歳。
こんなカワイイ顔して、ものすごいオナニスト。ブログを見ると毎回オナニーの話ばっかりです。
「電マ大好き」とか「正月にお餅食べ過ぎて太ったからオナニーして痩せよう」とか「今年はオナニーを一日3回にします!」とか、嗚呼まるで自分を見てるよう……。
もちろんマエストロも日々チェックしております(こないだ見たら、乳首に何枚一円玉が乗るか試してました。単体女優なのに……!)。
そして実際にオナニー話を聞いたところ、これまたびっくり。若いのにこれでもかってくらいにいろいろ試してる。で、またそれが「最近、TENGAを使ってオナニーできないかいろいろ試してるんですよ〜」とか「やっぱり電マ最強ですよ!」とか、いちいちマエストロとかぶるんですよね。やっぱり、母と娘ほど年の差があってもオナニストが思うことは同じということか……。
まあ、とにかくこの一花ちゃん、私がオススメするエログッズをことごとく知っていて「あ、それ知ってます。ネットで観ました! レビューでも評判いいですよね」なんてことを屈託ない笑顔で言う。私が20年かかってようやくたどり着いたオナニズムを、20歳という若さで体得してるんですよ。
これはマエストロとしてもぼやぼやしてはいられません。なんのウリもない熟女でもオナニーの年季だけは絶対に負けないと思っていたのに、このままじゃそれも怪しいもんです。
逆に「遠藤のオナニーなんてもう古いよ。過去の遺物だよな!」とか言われたら……ああ、へこむ。おばちゃんなんてもう何十年もオナニーだけが心の支えだったのに、若くて可愛くてセックスの片手間にオナニーしてるような女子(完全なる偏見)に遅れをとるなんて。どうせお前らなんて、ローターが買えない代わりに電動歯ブラシ股間に当てたことないくせによ……ぐちぐち。
うーむ。やっぱりそろそろ我がオナニー道を貫くだけじゃダメで、他の人のやり方やおすすめグッズを試すことも考えたほうがいいんじゃないだろうか。
そんなこんなで、にわかに弱気になってしまったマエストロ。
これを機に、今まで「けっ、どうせそんなの女子供のオモチャだろ!?」と思っていた年下リア充女子おすすめのエログッズを試してみようと決心した次第です。ちょっと悔しいけど、ロートル選手の意地を見せるためには謙虚になるしかしょうがないもんな。
で、いろいろと物色した結果、2点のオモチャを注文することにしました。
まず一つは、瀬名一花ちゃんおすすめのこちら“和盆リズム”(へんな名前……)。
なるほど。マエストロがいつも利用してるエログッズ通販サイトでもけっこう評判がいい模様。「電マがあるのにいまさらローターなんて」と思ってスルーしてたけど、これは期待できるかも。
ちなみに何故“和盆リズム”なのかというと、色がアダルトグッズには珍しい小豆と抹茶と墨汁色(黒)だからみたいです。あらやだ、このシブさ、案外熟女向けじゃないの。
ブログでも触れていたところを見ると、一花ちゃん的にはかなりオススメっぽいです。
そしてもう一つは、以前WEBスナイパーでもオナニー話を聞かせてもらった峰なゆかちゃんにすすめられていたこちらのグッズであります。
峰さんといえば、マンガ『アラサーちゃん』が絶好調で(人気あり)、元AV女優で(美貌&フェロモンあり)、ライターとしてもバリバリ(実力あり)のザ・リア充女子。
これでオナニーまで充実してたら、おばちゃんどうしよう。たった一人の親友がクラスのイケてるグループと仲良くなっちゃったときみたいな複雑な気分になりそう。
女助棒(またはイタリアンスティック)、当たりであってほしいような、ほしくないような……うう。
ああ、なんかいろいろ考えてたらクラクラしてきた。もしかしてこれは更年期!?
熟女心を激しく揺らしながら次回に続きます。
(続く)
12.01.21更新 |
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