毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
完全にタイミングを逃しているのを承知で言いますが、みなさん食べましたか。例のアレ。そう、ガリガリ君コーンポタージュ味......。あまりの売れ行きで早くも発売中止になっちゃったそうですね。
え、私? もちろん発売日に買って食べましたよ。感想は......なんというか、コーンポタージュでした。それ以外の感想は持てないほど、嘘偽りなくコーンポタージュでした。
まずくはないんだけど、最高気温32度の今コーンポタージュを食べたいかというと微妙な感じ。あと、さりげなく普通のガリガリ君よりも値段が高くなってる(126円)のも微妙!
「やっぱりガリガリ君はソーダ味が最高だ」と再認識したオナニーマエストロ遠藤です。
このあいだコーンポタージュ味食べたときなんて、袋に「冷蔵庫から出してすぐ食べると、口に貼りつくことがあります」とか「食べ終わったあとスティックを口に咥えて遊ばないでください」とか書いてありましたからね。知らないうちに、そんなどうでもいい注意書きまでしなくちゃいけないほどビッグネームになっていたとは......。「猫を電子レンジで乾かさないでください」の裁判か!
きっとお客様相談センターに「口に貼り付いて痛かったんですけど」とか「子供がケガしたんですけど」とかいうクレームが来ちゃったんでしょうが、普通冷蔵庫から出してすぐ食べないと溶けるだろ。氷なんだから。
今に「冷たいんですけど、どうにかしてください!」ってクレームがつくんじゃないかしら......いやはや、ガリガリ君も御苦労様なことですよ。まったく今どきの若いもんときたら......ぶつぶつ。
とまあ、それはさておき。
夏を惜しむように、ようやく恒例の"夏休みオナニー実験"を終えたマエストロ。珍しいことに今回は、およそ2カ月にわたって「ウブな女子オナニスト」のためになるようなオナニーを追求してまいりました。
その結果「生ホルモンでアソコをこするとクンニっぽい」ということと「東急ハンズに売ってる電動お掃除ブラシでオナニーすると気持ちいい」という2つの事実が判明したわけなんですが、実を言うと実験に励んでるうちにもう一つ大きな事実を痛感したんですよ。
それは「私はやっぱりオールドタイプのオナニストなんだな」ということ。
台所にある身近な物(コンニャクやホルモン)でオナニーしたり、100均でオナニーグッズの代用品を探したり......なんというか考え方がおばちゃん臭いじゃないですか。
さっきのガリガリ君ポタージュ味に馴染めなかった件も同じ。性格が頑なで新しいことになかなか馴染まない。要するに、心の中にずーっと"昭和"を飼ってるんですよね......。
まあ実際四十路のおばちゃんなんだからしょうがないと言っちゃえばそうなんですが、こうやってWEBスナイパーの記事なんかを観てると、執筆者の皆さんは30代40代でもガンガン新しいことを取り入れてるようでちょっと焦ってしまいます。
だって、世の中にはどんどん新しくて便利なものが生まれていくのに、それを享受できないなんてつまらないじゃないですか。
うーん。これはなんとしてでも"昭和の殻"を破りたいところ。
よく考えてみると、マエストロには非常にわかりやすい「昭和のおばちゃん的要素」がいくつかあります。
まず第一に思い浮かぶのは「パソコン画面でオナニーができない」ということ。
布団に潜って、エロ本かDVDを見ながらするという黄金パターンをもう何十年も続けているせいか、パソコンの前に座ってマウスを操りつつ興奮するというのがまだるっこしくてどうも苦手なんですよね。でもまあこれは、私に言わせりゃそこまで深刻な問題じゃありません。
本当にヤバいんじゃないかと思うのは「アニメにまったく興味がない」ということです。
あの、これまでWEBスナイパーでお仕事をさせてもらったり、周りにいるライターさんと話したりする中で気づいたんですが、今のアニメってどうも私が思っているよりもずっと巨大なカルチャーで巨大な産業みたいなんですよね。
「アニメは子供が観るもの」とか「アニメなんて子供だまし」という感覚はまったくもって昭和の遺物。ネット上ではみんな『おおかみこどもの雨と雪』ついて熱く語り合ってるし、深夜のテレ東はアニメばっかりです。完成度の高いアニメやラノベのパロディAVを観ても元ネタがわからず、哀しい思いをしたことが何度あったことか......。
とにかく、現代を生きる中年女が"ジャニーズ""アニメ""韓流"という「おひとりさま三種の神器」にまったく萌えを感じないなんてのは、かなり損をしてると思います。言ってみれば、クリトリスしか性感帯がない女のようなもの。
女子会でも思うように話が通じないし、ヤバいのを通り越してもはや生きづらいレベルといえます。
しかし「なんとかしなきゃ」と思ってはいるんですが、興味のないものをいきなり好きになれと言われても、これはもうどうしようもありません。なんてったって40年も非ジャニーズ、非アニメ、非韓流でやってきたんですからね。
あと、最近になって"アニメわかんない中年仲間"だった安田理央さんが急にアニメ『謎の彼女X』に目覚めてしまったのも、焦りを煽る一因だったりするんですよね。
「俺、アニメはわかんないなー」とか「去年観た映画2本だけだよ!」とか言うから安心していたら、知らないうちにアニメもわかる文化人きどり。しかもニコニコ動画で観るだけではあきたらず、収録時間54分で定価5775円というマニアAV並みのDVDを次々購入する始末です。ちっ、ブルジョワめ。
先日のインターネットラジオの収録のときも、安田さんと編集部Iさん(アニオタ)は『謎の彼女X』を観ながら大盛り上がり。私はというと、それを見てぽかーんと口を開けているだけ......。
むう、いかん。ここでも取り残されている!
いたたまれず、つい酒を煽るマエストロ。すると、それを見ていたⅠさんから目の覚めるような一言が。
Ⅰさん「遠藤さんもアニメを観る練習をしたらいいじゃないですか。エロアニメでオナニーするところから始めれば馴染めるかもしれませんよ」
な、なるほど。その手があったか。Ⅰさんったらたまにはいいこと言うじゃないですか!
いまいち興味のないアニメも、三度の飯より好きなエロと組み合わせれば馴染みやすいかもしれません。「味のないところてんに黒蜜かけて食べる」とか「マンガで日本の歴史を学ぶ」とかいうのと同じ発想ですね。あったまいー!
確かに「アニメに感動して涙しろ」と言われるとハードルが高いけど「アニメでオナニーしろ」だったらできそうな気がします。っていうか、それなら中学生の頃に『くりぃむれもん』観てやってたわ。ははは(←どっぷり昭和)。
Ⅰさん「でも、遠藤さん実は好き嫌いありますからねえ。本気でやらないとうまくいかないんじゃないですか」
......ちっ、そんなこと言われなくてもわかってますよ。
でも、ご安心あれ。恥ずかしいから黙ってたけど、私が最近のWEBスナイパーで一番よく観てるのってエロ同人ソフトのレビューなんですから。サンプル画像観てオナニーしたりもしちゃってるんですから。
うん、今までたいした理由もなく敬遠してたけど、四十路に突入した今、アニメの魅力を知るために重い腰を上げるというのはなかなかグッドアイデアですよ。アニメに萌えるようになれれば、オナニストとしても人間としてもグンとレベルアップできるはず!
よし、じゃあ今年の秋はエロアニメで「芸術の秋」しちゃおうかしら。
で、うまくいったらその勢いでジャニーズと韓流も我が物にして、老後は家で嵐のライブDVDと韓流ドラマ観ながらキャーキャー言って過ごすの......うふふ、うふふふふふ。ああ、うっとり。
(続く)
12.09.22更新 |
WEBスナイパー
>
オナニー平和主義
|
|