onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
↑ちんこと桜がまとめて鑑賞できるという素晴らしい祭り、それが“かなまら祭り”。
赤いノボリに描かれたちんこが清々しいですね。日本は平和です……。
赤裸々自慰行為宣言
遠藤遊佐のオナニー平和主義!
第18回 マエストロ、ちんこ祭りに行く(前編)
文=遠藤遊佐
あるのどかな春の日。
突然気づいてしまいました。どう考えても最近のマエストロはついてない……っていうかむしろ呪われているのではないか……。
というのも2週間程前、急にひどい口唇ヘルペスになり、きんどーちゃんもかくやというほどに唇が腫れあがっちゃいまして。
「大口開けて飯が食えないようでは生きている意味がねえよ」と鬱々としていたところ、たたみかけるように前回から1ヶ月もたたないのにカンジダ再発。う、うあぁぁぁぁ!
なんなのだ、これは。粘膜が弱いことはわかってたけど、なにもこんなに一気にこなくったっていいじゃあないの。これじゃ唯一のストレス発散であるオナニーもできやしない! 。・゚・(ノД`)・゚・。
いや、よく考えたらストレス発散どころじゃありません。オナニーはもはや私のアイデンティティ。このままオナニーできない状態が続くようでは当コラムの存続さえ危ぶまれます。うーん、やばい。どうにかしないとおまんまの食いあげですよ……。なんとかしなくては。
そんな悩めるマエストロの元に、先日、ある友人からこんなお誘いがきたのであります。
「遠藤さん、かなまら祭りに行かない?」
皆さん、ご存じでしょうか。“かなまら祭り”、別名“ちんこ祭り”を。
その始まりは遠く江戸時代。川崎宿の飯盛女達が性病除けの願掛けを行った「地べた祭」に端を発し、今でも川崎の金山神社で毎年4月の第一日曜日に行われているお祭りなんでございます。
おお、性病除け! ヘルペス&カンジダに悩む今の私にぴったりじゃないですか! イクイク〜! もちろん片道4時間の高速バスに乗って駆け付けますよ。なんならついでに商売繁盛と縁結びと、あとついでに安産なんかもお願いしちゃいましょう。ひゃひゃひゃ。
というわけで、今回の“オナニー平和主義”は番外編として「マエストロ、かなまら祭りに行く」をお送りしたいと思う次第です。
かなまら祭りの由来や詳しい内容については、毎度おなじみWikipedeiaさんを参照していただくとして、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%82%89%E7%A5%AD
このお祭りを一言で言うなれば、要は“ちんこ祭り”。いろんな由緒ある謂れがあったりもするようなんですけども、まあとりあえずは“ちんこに始まり、ちんこに終わる”。そんな感じの雁高な祭典です。
今年の祭りは4月5日の日曜日。後で聞いたところによると、この日某国は日本に向けてミサイルを発射したりしていたらしいですが、金山神社周辺はそんな一大事もどこ吹く風……。
マエストロが、お神輿が出る正午近くを狙って川崎大師駅前に降り立つと、ああっ、見物客の人ごみの中になにやらピンクの物体が。
↑小走りに回りこんでみると……。
↑これでもかというほどにチンコ。お母さん、日本は平和です。
いやあ、初っ端からこれを目撃できるとは幸先いいですよ。心なしか股間の痒みも和らいだ気が。
こちらは3基出る神輿のうちでも、もっとも腰砕け度の高い“エリザベス神輿”。ピンクのチンコの猛々しさも素晴らしいですが、なんといっても担ぎ手に注目!
屈強な女装のお姉さま方(ピンクハウス率高し…)が、
「かーなーまーらぁ!! でっかいまーらぁ!!」
という掛け声をかけながら楽しそうに商店街を練り歩く姿を見ていると、マンコが痒いくらいどうってことない気分になってきますね。
↑婆さんも子供も嬉しそうに見物。ウィアー・ザ・ワールド。
なんでもこのピンクマラ神輿、かの有名な女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈されたものだそう。
他の神輿も御神体であるオチンポ様をかたどったものなんですが、やっぱりインパクトはこれが一番。見物客の皆さんもこぞって写真を撮ってらっしゃいました。
↑こんな方も。踊るチンポに観るチンポ♪ってことなんでしょうか。なんでもアリだ。
あ、そういえば見物客といえば、なぜかやたらに外人度が高いのもかなまら祭りの特徴だったりします。Wikipedeiaによると、日本国外では「歌麿フェスティバル」あるいは「Iron Penis Festival」として知られているんだとか……。
是非是非、間違った日本観を持って帰っていただきたいところであります。
↑人種のるつぼ。
↑イケメンさんたちを激写。
↑パパと一緒に来ていたロシア幼女。トラウマにならなければいいが。
↑そして今回のバカ外人大賞はこちらの美女2人。入口のところに座って、境内で売られているチンコ飴をエロい仕草でずっとペロペロ舐め続けておりました。
コンビニに買い出しに行って1時間くらいして帰ってきてもまだ舐めてたよ……。な、なんとゆうホスピタリティ! やっぱり毎日肉食ってる人達は違うなあ。
そんなこんなで、まだ神社に到着しないうちからすっかりちんこを堪能してしまったマエストロ。ああ、この調子で境内に足を踏み入れたら一体どんなことになっちゃうのかしら……。三十路のハートはちょうドキドキ。テンションあがってきましたよ。
さて、そろそろちんこ祭りの本拠地を散策といきますか。友人から遅刻するという連絡が入ったので、まだまだ盛り上がるちんこ神輿を後に独り境内へ。
……と思ったんですが。
なんじゃこりゃー!! ありえないほどの混雑っぷりじゃあないですか!
みんなそんなにちんこが好きなの? いや、俺が言うのもなんだけど。
すごい人ごみで、あちらこちらに露店が出てるっぽい気配はするんだけど写真もロクに撮れない状態。
えー。ネットで紹介されてた“大根削り”(有志が大根をちんこまんこの形に削るイベント)やちんこの形の御神体が観たいのにー。ちんこ飴も買いたいのにー。
甘かった……完全にちんこを舐めてました(注・フェラチオのことじゃありません)。
うう、これじゃ身動きもとれないですよ(泣)。
「あれー、遠藤さん?!」
――あれ、三十路ボディにセーラー服がよく似合うそのお姿は……。ドルリヘコせんせい?! うわ〜、久しぶり!
ドル先生はエロエロなふたなり漫画を描いてらっしゃるザ・18禁ガールにして無類のちんこ好き。かなまら祭りには毎年のように足を運んでいるという、ちんこ猛者なのであります。
↑このようなデカマラ少女のたくさん出てくるマンガを描いてます。遠藤も日々お世話になっております。
「来てたんだー。この混雑じゃ身動きとれないでしょ。あっちで友達と御座敷いて宴会してるから、よかったら合流しませんか。」
――い、いいんですか。地獄に仏、いやチンコ祭りに仏とはこのことなり!
あ、でも実は遠藤、コラム用に写真撮ったりしなきゃならないんですよね……。
「私、まだ境内が空いてた時にけっこう撮ったから、それ使えばいいじゃないですか。ビールもありますよ!」
な、なんていい人!!。・゚・(ノД`)・゚・。
というわけで、あまりの混雑ぶりにすっかりやる気をなくしたマエストロは早くもちんこ戦線からドロップアウト。ビールの誘惑に負けて、ドルリヘコ先生御一行様の宴会にちょいと混ぜていただくことにしてしちゃいました。すみません……俺っていつもこうだよね……(´・ω・‘)。
しかしまあ、ちょっとビールで喉を潤してから突撃するのもアリか。ちんこは逃げやしませんて。
というわけで、ずうずうしくも初対面のエロマンガ家さんや近所に住むコスプレ人妻さん(ドル先生のかなまら仲間らしい……)の輪に入れていただいてビールをごきゅごきゅのプハー!!
ああ、やばい。なんかこのまま酔っ払ってもいいような気がしてきた……。が、がんばれ遠藤!
泥酔して境内で寝てしまわないことを願いつつ、次回に続きます。
↑今回一番アートだと思った絵。巨根侍の困り切ったような表情がイイですね。
(続く)
(c) 花津ハナヨ |
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。 遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」 |