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onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
えー、前回までやっていた「アニメコンプレックスを克服しようキャンペーン」でまんまとエロアニメ(3D)にハマッてしまったマエストロ。そろそろ飽きただろうとお思いかもしれませんが、とんでもない! 今も日々恐ろしいくらいに無料動画ばっかり観ております。おかげで引きこもりは悪化するばかり......。いい年こいて、ダイヤルQ2で身を滅ぼしかけた20代の頃の猿状態に逆戻りですよ。ああ、いかんいかん。こんなことじゃいかん!
ここ数日は化粧もせずコンビニとパソコンの前を行き来するだけという腐りきった生活を送っていたのですが、憩いの場だったはずの近所のサンクスで恐ろしい物を見てしまいました。
「月刊ご近所の悪いうわさ」......なんなんですか、それ......。
「月刊錦鯉」とか「月刊ダム」も驚くけど、ご近所の悪いうわさだけで月刊誌を作るとは、そのはるかに上をいってます。しかも特集が「他人事ではないんです!! 女のシモの話」だって。ギャー!!
テンション上げるべく「コミック快楽天」立ち読みしようとしたらビニール帯かかってるし、やばい、死にたくなってきた......。オナニーマエストロ遠藤です。
表紙に燦然と輝く「他人事ではないんです!」の文字を見たら本気で焦りを感じてしまったので、エロ動画中毒に歯止めをかける意味も込めて、今回はこのコラムで唯一のアカデミックな企画「オナニーインタビュー」を決行することにしました。
えー、私も一応人並みにTwitterだとかFaceBookだとかいうものをやっているんですが、そうするとときどき"エロ業界に関係ないけど面白そうな人""エロ業界に関係ないけどオナニー話ばっかしてる人"というのに出くわします。
ちょっと前まではこんなことなかったのに、インターネットってスゴイよなあ(←昭和的な感想)。
中でも気になるオナニー女子がいたので、これは話を聞かせてもらわなくちゃなるまいとコンタクトを取ってみました。
その方の名前は、まなさん。アダルト業界人じゃない普通の女の子なんですが、定期的に『女子オナニー会談』なるUst放送をしていて、ついこのあいだは「SPA!」のオナニー女子特集の誌面にも出ちゃったというなんだか不思議な方。
さらに、奇特なことに一般女子でありながら、前々から18禁サイトの片隅でひっそりと咲くこのコラムを愛読してくれてるっていうんだから、いい人というか変人というか......うーん。
仕事でもないのに精力的にオナニー話をする女子って、どんな人なのか。そしてなぜそんなことをするようになったのか。
けして派手でもエキセントリックでもない彼女の佇まいに若干混乱しつつ、インタビュー開始です。
■普通ですみません......
――えーと、今は大阪に住んでるんですよね。今日はわざわざ遠くからありがとうございますう。
まな「いえいえ(笑)」
――私、まなさんのことはTwitter上で知ったんですよ。「なんか女子オナニーについて語ってる人がいる!」と思ってフォローしてみたら、Ustやったり雑誌に出たりだんだんいろんなところで観るようになって......。でも、よく考えたらプロフィール的なことって全然知らないんですよね。まずそのへんを教えてもらっていいですか。今おいくつ?
まな「27歳です」
――おお、若い! OLさんですか。
まな「元OLですね。広告の企画会社で3年くらいOLをやってたんですけど去年辞めて、その後勤めた会社もあまりにブラックすぎて辞めて。半年くらいニートをしてたんですけど、そのときTwitterで"なんば紅鶴"っていうイベントスペースの募集を見て週一でアルバイトするようになったんです。で、あとの時間でずっと憧れてたライターの仕事をやりたいなと思って、今大阪にあるライターの事務所で働いてます」
――なかなか行動派ですねえ。
まな「ふふふ。私趣味でAVの感想ブログを書いてて、他に見せるものもないんで面接のときにそれを持っていって見せたんですよ。事務所はエロ系じゃないんですけど、なぜか連絡が来て採用してもらえました」
――じゃあ、そこで修行をしつつイベントスペースでバイトもして、二足のわらじを履いていると。"なんば紅鶴"っていうと、AVライターの大坪ケムタさんやこのコラムにも出てくれたドルショック竹下嬢もイベントしてる大阪のサブカル基地みたいなところですよね。東京で言うとロフトプラスワン的な。
まな「そうなんですよ。あ、私ここまで来ておいて言うのもなんなんですけどドルショック先生みたいに面白い話はないんですよね。ほんとに普通だと思います。すみません......」
――いえいえ、全然大丈夫です! 私みたいにエロ業界に片足突っ込んでると、自分や周りにいる人達が普通だと思って感覚がマヒしちゃうでしょ。漫画家さんや女王様の話はもちろん面白いけど、一般的な女子のオナニー事情みたいなのも知りたいんですよ。あのー、さっきちょっと聞いたんですけど、まなさんはこの「オナニー平和主義」を前々から読んでくださってるんですよね。
Iさん「いつもありがとうございます~」
――あと、私が別のところでやってるお悩み相談コラムにも相談メールくれたことありますよね。ああいう殿方向け18禁サイトを女の子が読んでコンタクト取ってくれるっていうのはけっこう珍しいので、嬉しくてよく覚えてます。そういえばまなさんの女子オナニートークUst、今日も夜から生放送予定だってさっき言ってましたけど、もう何回くらいやってるんですか。
まな「今年の7月から始めて、今日で7回目ですね」
――2週間に1回強っていうペースか。うわ、すごいなー。けっこうピッチ早いじゃないですか。
まな「言われてみればそうですね。一応、参加希望者がいたら逃さないようにすぐに日を決めてやってるんで、気づいたらそういうペースになってました。Twitterでこまめにいろいろ言ってると意外と希望者が出てくるんですよ」
――そうかあ。私も一応Twitterやってるけど「ねむい」とか「だるい」とかしか言ってないからな......。普通の女子がやってるから安心てイメージもあるんでしょうね。オナニーマエストロとか言ってる人と2人になったら、ねちねち何聞かれるかわかんなくてコワイ。
まな「ははは」
――でも、自分でオナニーUstを始めるっていうことは、まなさんもまあ......そっちのほうはお好きなんですよね?(上目づかいに)
まな「......お好きですね」
――......ヤッてらっしゃいます?
まな「ヤッてますよお」
――ちなみにどれくらいの頻度で。
まな「ニートだった頃は毎日やってたんですけど、今は平日働いててけっこう忙しいんで、2~3日に1回くらいです」
――あー、そういうもんですよね。私も一番ヤッてたのはニートの頃でしたもん。
まな「時間あるとヤッちゃうんですよね」
――そうそう。「ムラムラするから欲求不満解消にオナニーする」って思ってるかもしれないけど、案外そうでもない。「暇だからオナニーでもするか」って感じですよね。ニートだからこそわかるこの感覚! ちなみにニートの頃はどれくらいしてました?
まな「毎日。1日2回とか」
――朝晩パターン(笑)。道具は使ってました?
まな「ずっとローター派だったんですけど、最近オナニーUstをやるようになって一気に道具が進化しだしたんですよ。話を聞かせてくれた女の人から『これがいいよ』って勧められたり、『中に物を突っ込むのが苦手で......』って言ったらオルガスター? あのヘンなカタチのバイブをくれたり。これまでは1,000円くらいで買った普通のピンクローターを使ってたんですけど、インスピレーションていうローターを紹介されてからはもっぱらそれにハマッてます」
――ああ、それ私も使ったことある。トイズハートの音が静かなやつだ。
まな「そうですそうです。静音設計なのがすごくありがたい」
――Ust始めたのが7月ということは、ここ3カ月くらいでグングンオナニースペックが上がってきてるわけですね。
まな「そうなんですよ。でも結局そのオルガスターは挿れられなかったんです、やっぱり痛くて。あと大坪ケムタさんが紅鶴で"バカAV専門学校"ってイベントやったときに、ジャンケン大会で勝ってでっかいバイブ貰ったこともあるんですけど、それもまだ未使用。6、7千円するイイやつだっていうからいつか使えたらいいなと思ってるんですけどね」
――ああ、オルガスターはねえ、普通のバイブに比べると挿れやすそうに思えるけど、亀頭の部分はそれなりの大きさだから無理矢理挿れると痛いかも。でも、オルガスターは一日にしてならずですよ。修行修行!
■ボーイズラブで指オナニー
――まなさんがUstで話を聞く女性っていうのは、エロ関係の人が多いんですか。
まな「普通の人ばっかりです」
――へえ。私は普通の人に話を聞く機会があんまりないので、そこらへんに潜んでいる一般女子がオルガスターをくれるとかいう話を聞くと軽い驚きがあるんですよ。みんなオナニーくらいしてるだろとは思ってるんだけど、実際にそういう道具の話とかを聞くと「やっぱりヤッてんだ!」って。
まな「ヤッてますよ~。堅い職業の人のほうが案外すごかったりします」
――イイですねえ。正直、まなさんもこうやって話してるとオナニー話なんてしないタイプに見えるんですけど、昔からエロは好きだったんですか。
まな「好きでした......ね」
――性に目覚めたのっていつ頃?
まな「幼稚園の頃かなあ。親と一緒に近所のレンタルビデオに行くと、一人でAVコーナーにヒュッて行ってパッケージ眺めたりしてた」
――え、幼稚園でAVは早いなあ。エロいものだっていう認識があってやってたんだよね。
まな「そうですね」
――今まで話を聞いてきた人の中にも幼稚園のときすでに目覚めてた人っているけど、だいたい「頭より身体が先」っていうパターンが多いんですよ。登り棒に登ってたら気持ちよくなっちゃったとか、知識もないままなんとなくいじっててオナニー覚えたとか。
まな「ああ、そういう人多いですよね。私の場合はオナニーまではしてなくて、単にエロいものが好きだから観てるってくらいのほんのりした目覚めなんですけど。あと、中学生の頃、もうオナニーをガンガンするようになった頃はボーイズラブが流行ってたのでそれをオカズにしてましたね」
――おお、ボーイズラブ! かわいいなあ(笑)。中学生の頃はもうガンガンオナニーしてたというと、初オナニーは?
まな「小学校5、6年ですかね」
――ローターとか使ってました?
まな「道具は使ってなかったです。私、指時代が長かったんですよ。下着の上から指で触るっていう可愛らしいオナニーを、自分の部屋に寝っ転がってこしょこしょと......」
――「寝てやる派」ですね。私も今パソコンの動画を観ながらオナニーするっていうのに挑戦してるんだけど、ものすごくやりにくいです。何十年も、布団に横たわってDVDのリモコンを操作しながら......っていうやり方を貫いてきたんで、座って電マ使うのとかもう超ストレスで!
まな「ああ、私も同じ。寝ないとできません」
――うわー、それ四十路になっても治らないよ!
まな「ははははは。最近アダルトグッズメーカーの女性と会う機会があって、かわいいアダルトグッズをいろいろ貰ったんですよ。お風呂の中で使うアヒルちゃんとか防水ローターとか。でもお風呂だとなんか座りがわるくてできませんでした......。ちょっと神経質なのかな。
――アヒルちゃん、ありますよねえ! 女の子オナニーといえばアヒルちゃん!(笑)
いやあ、イイですねえ、まなさん。まさしく私が思い描いていた"普通のオナニー女子"ですよ! 今現在も発展中だってところもグッとくるわあ。
しかし、こんな女の子が一人でオナニーUstを始めるようになったのって、どんな流れだったんだろう......。興味津々のまま次回に続きます。
(続く)
12.10.27更新 |
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