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毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
↑新世界のあちこちにいらっしゃるディープ大阪のシンボル・ビリケンさん(本物は通天閣の中にいるけど、勝手に作って適当に店先に置いちゃうのが大阪イズム!)。子供の形をした幸運の神様なんだそうですが、見ようによってはマフィアのボスっぽい顔でちょっとこわいです。そういえば昔、阪本順治監督の『ビリケン』て映画もあったなあ。ビリケンさんの足の裏をコチョコチョしてあげると幸せになれるんですってよ。
親愛なるWEBスナイパー読者のみなさんは、先日(といっても2週間前)の三連休、何をして過ごされましたか。
え、私? 私ですか??
私は久しぶりに大阪に行ってきましたよ。ぐふふふふ。
「こないだ香港行ったばっかりなのに、またかよ。このエセ引きこもりが!!」と言われそうですが、チッチッチッ......今回はなんとお仕事なのであります。このあいだこのコラムでインタビューさせてもらった大阪在住のまなさんが初のオナニーイベントを開催するというので、ゲストで呼んでいただいたというわけ。
それにしても仕事にかこつけて大阪行って食いだおれだなんて、あたしったらどうしちゃったんでしょう。数年前まではバリバリのニートだったのに、今のこの状況、完全に勝ち組ですよ! ああ、幸せすぎて怖い......!
夜行バスに8時間乗ったら背中が痛くなったけど、そんなのは串カツからジュワッとしみ出る油とウスターソースが醸しだす味のハーモニーに比べたら全然些細なこと。揚げ物大好き! B級グルメ大好き! オナニーマエストロ遠藤です。
なんてったって飯が旨いし、飯が旨いし、あと......えーと、飯が旨い! 日頃から「ソース味と揚げ物とビールの組み合わせに勝るものなし!」と思っている私にとっては、まさに地上のパラダイスと言っても過言ではありません。
今回も、イベントがあるのは日曜の夜だというのに金曜日の午前中からやる気満々で前乗りしたマエストロ。ビールで胃薬を流し込みながら、たこ焼きだの串カツだのお好み焼きだのを食いまくってやりました。むははははは(3日間ずっとソース味でも全然飽きない自分にびっくり)。
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↑大阪の友達に連れてってもらった喜連瓜破のお好み焼き屋(喜連瓜破は「きれうりわり」っていうんだとか。絶対読めない!)。牡蠣のお好み焼きと、友人オススメの"すじ玉"がやたら美味しかったです。余談ですが"すじ玉ください"と注文するときは、ちょっとだけ恥ずかしかったです。スジにタマ......ジュン......。
そして、今回の大阪行きで食いだおれグルメと同じくらいエキサイティングだったのは、宿泊場所。
連休と大阪マラソンが重なったせいか、ぼんやりしているうちに市内のホテルが全部埋まってしまい、仕方なく新今宮駅(大阪の中心地なんばから2駅)から徒歩数分のいわゆる"あいりん地区"にあるホテルに泊まったんですね。そしたら、これがまたなんというか、たいへんイイ味を醸しだしているわけですよ。
お値段、なんと一泊1900円。や、や、安い!(でも三畳間!)
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↑写真で見てもなかなか狭さが伝わらないかと思いますが、何を隠そうこの部屋、布団が2枚敷けません(あ、ちなみに三畳間だけどツインルームです......)。まず煎餅布団を一枚敷き、残ったスペースにタテに2つ折りにした布団を敷く。そしてなるべく寝返りなどはうたないよう心がけるのが上手に眠るコツ。
とはいえ、テレビや冷蔵庫はあるしトイレもちゃんとある(共同で男女一緒ですけども)。しかも、フロントに頼めば暇つぶしのマンガやAVも貸し出してくれちゃう。「布団とマンガとテレビとオナニーがあれば他はどうでもいい」というマエストロのような人間にとっては夢のような状況です。
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↑DVDデッキのない部屋だったのでAVは諦めて、代わりにマンガを借りてみました。『月間マンガグリム童話 ~村八分、女のイジメ地獄!』せんぺい布団の上に寝っ転がってこんなの読んでたら、もう完全に実家でしょ。ああ、怖いくらいに落ち着く......。
まあ、一つだけ難を言うならば女風呂がないってことなんですが(男風呂は最上階に展望風呂があるらしいけど、昼の3時から夜の9時までという謎の入浴時間)、AVライターの大坪ケムタ兄さんから「歩いて5分くらいのところに"スパワールド"っていうでっかい温泉施設がある」という耳寄りな情報をゲット。せっかくなら狭いシャワーじゃなく温泉がいいと思いそっちに行ってみたら、んまー、これがまた素晴らしいわけですよ。
http://www.spaworld.co.jp/spa_index.html
後楽園にあるラクーアみたいだけど、あっちよりも広いし安い。1000円払えばアトランティス風呂とか古代ローマ風呂とかいう『テルマエロマエ』に出てきそうな風呂に入り放題! 意味なくアカデミックな感じがたまりません。
また、客は近所のおばちゃんたちばかりだろうと思いきや、あたりを見回せば妙齢のナニワ娘たちもちゃんといて、足湯付きレストルームで全裸で談笑してたりするんですね。ああ、プリプリしてる......目の保養......。
どういうわけか外人娘も多くて、得した気分になってしまいました。どうです、いいでしょう!
さらにこのホテル、インターネットの大阪マラソンプランとかいうので予約したら「チェックアウトは10時でいいです」という超ざっくりしたサービスっぷり。朝じゃなくて夜の10時ですよ。うわー、ラブホでもそんなところねえよ。
なんかもう、大阪来たらここ定宿でいいんじゃないかって気分になりました。安いし、便利だし、三畳間のツインルーム妙に落ちつくし(←貧乏性)。
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↑びっくりしたのがこの自動販売機。な、なんたる安さ......! もしかしたら小便でも入ってるんじゃないかと思ったんですが(暴言)、勇気を出して買って飲んでみたら味はふつうだったので大丈夫だと思われます。私は遭遇しなかったけど、50円酒の自販機もある模様。ローソンのコンビニ弁当が高く思えてくるから恐ろしい。
うーん、大阪でとにかく安く寝泊まりしたいって方には、この当たり案外いいんじゃないでしょうか。
まあそうは言っても"あいりん地区=物騒な地域"ってことは本当のようで、街のそこかしこに片鱗は見られるんですけどね。
例えば、30円自動販売機に謎のチラシが貼ってあったりとか、
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↑即決すると1万が5万になるらしいです。すごいけど、一体何を......???
泊まったホテルが生活保護の相談所を兼ねてたりとか......。
大きな声ではおすすめできないんですけど、通天閣までも徒歩5分くらいで着くんで、細かいことは気にしないぜって人は是非どうぞ。
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↑AVまで貸し出してくれるってことは、たぶん元々は日雇いのおじさん方が泊まる宿なんだろうなあ。私がこれまで泊まった宿で一番安かったのは石垣島のユースホステル(風呂共同)だったんですが、その記録を易々と更新しました。
とまあそんな感じでディープ大阪を満喫し、最後のシメに道頓堀付近でたこやきとチューハイをひっかけてイベント会場へと向かったマエストロ。食いだおれのことばっかり言ってますが、もちろんこっちもたいへん楽しかったです。
会場は"なんば紅鶴"というイベントスペース。繁華街なんばから歩いて5分くらいのところにある「味園ビル」ってビルの中にあるんですけど、ビルの中には小さなスナックや飲み屋がびっしり。紅鶴も元中華調理屋だったとかで、なんともいえない雑多なムードが漂ってました。酒が進む雰囲気っていうんでしょうかね。
この場所で、まなさんがやっている女子オナニーUstの抜粋と、この『オナニー平和主義』のダイジェストを紹介しながら2時間ちょっとトークさせていただいた次第。
いやあ、まなさんの女子オナニーUstはパワーありますねえ。
中でもマエストロが一番ショックを受けたのは、ある女性の「近所にバイブを捨てるのが恥ずかしくて、大阪から東京までわざわざ捨てに行った」という話。まじですか。そんなのカーネルおじさんといっしょに道頓堀川に投げ込んでしまえばいいのに......!
あと、声バレを恐れて筆談でオナニートークしてる人もいて、びっくりしました。筆談て......。いやはや、世の中にはまだまだいろんなオナニー女子が隠れているものです。
で、私のほうはというと、まなさんのリクエストで"男優チンポから作ったバイブ"の回と"クンニオナニー実験"の回について話したんですが、いやあ、まさか41歳にもなって人前で「股間に生のタンをなすりつけると興奮する」なんてことをカミングアウトするハメになるとは思いませんでした!(あとステージ上で「性感帯はデカ乳首」ってプロフィールを紹介されるとも思わなかった。ナニワの羞恥プレイ、恐るべし......)。
でも、思ったより女性客も多く、まなさんがしたがっていた"女子同士の猥談"というやつがまったりできたんじゃないでしょうか。
最後にバイブやローターのプレゼントがあったんですけど、可愛い女の子がガンガン手を挙げて次々持ってくのも大阪っぽいなと思いました。いいですねえ、こういうの。
マエストロとしても、第二回、第三回と続いてくれることを願ってやみません。
ていうか、誰か北海道とか沖縄でオナニーイベントやる人いませんか。マエストロ、呼んでさえいただければ即決で行くんですけど。
あ、九州とか広島もいいなあ。まだ行ったことないんですよねー。九州っていうと博多かあ。もつ鍋かあ。ぽわーん(誰か止めて)。
(続く)
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(C)花津ハナヨ
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛するアラフォー女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。
遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」
12.12.08更新 |
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