毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
「暑いから」と言って外に出ず、「寒いから」と言ってやっぱり外に出ないわたくしですが、今ちょっと考えてみたら、東京に大雪が降ったあの日から5日間一歩も外に出ていません(注・この原稿を書いているのは1月19日)。
なんと、玄関を出たらすぐのところにある郵便受けにさえ行ってないという体たらくですよ。もちろん朝から晩までずっとパジャマ。楽天で買った"着る毛布"を頭からすっぽりかぶり、えびせん食べながらオナニーしてご満悦......いやあ、我ながらやるなあ。
このあいだ、太り過ぎてベッドから起き上がれない人(『世界まる見え!テレビ特捜部 』とかによく出てくる体重400キロとかのアレ)になった夢を見てちょっとだけへこんだけど、30分くらいしたらすぐに持ち直しました。
「喉元過ぎたら熱さを忘れろ!」が座右の銘。オナニーマエストロ遠藤です。
いえね、毎週毎週「引きこもってます」じゃコラム読んでる人もいいかげん飽きるだろうと思って外出することも考えたんですけど、よく考えたらそれって"ヤラセ"じゃないですか。ありのままの自分を偽る、報道を侮辱する行為じゃないですか。そんなの、まがりなりにもマスコミの末端にいる人間として許されるわけないじゃないですか!(と必死に言い訳しながら今日もまた引きこもる俺......だってまだ雪があって寒そうなんだもん......)
で、この5日間何をしてたかというと、主にパズドラ(スマホのゲーム)と溜まっていたテレビ録画観賞をしておりました。
というのも、去年BS-TBSでやっている『吉田類の酒場放浪記』って酒飲み番組にハマってからBSが気になりだしたマエストロ。面白そうな番組を録画しておいてはチェックするというのが日課になってるんですが、これがまた地上波では絶対やらないようなユルい番組ばっかりでたまらないんですよ。
そんな中で最近のヒットといえばコレ。BSフジでやってる『アトリエ de 加山』!
ホスト役の加山雄三(75歳なのに若大将)が自分と同じ趣味を持つ芸能人をゲストに招いてトークを繰り広げるって番組なんですけど、ビッグネームだけあってアルフィーの高見沢とかみうらじゅんとかチャゲアスとか「......なんで?」って人が続々出てくるんですよね。
マエストロが特にグッときたのは、よゐこ有野がゲストの回。
御年75歳にしてテレビゲームフリークだという加山がバイオハザードについて熱く語るんですが、これがかなりガチ。
「買ってはあるんだけど、封を切ったら24時間ぶっ続けでやっちゃうから」と我慢していた最新作を始めると、トークそっちのけで夢中になってしまう加山。しかも愛用のマシン(PS3)は本体に海のイラストがついた加山モデル。か、かっこいい......。
ああ、私は加山雄三になりたい。趣味(アトリエ de 加山)と散歩(若大将のゆうゆう散歩)で金貰って暮らしたい......。
でも、そんなのオナニーしか脳がない引きこもりAVライターには夢のまた夢......と思うでしょう?
それがそうでもないんですよ。趣味と実益を兼ねるっていうんでしょうか。若大将には遠く及びませんけども。実をいうと、ここへきてマエストロの周りにも仕事上の役得がちらほらと見え始めてるんであります。
AVライターを始めてはや数年。以前は自腹で買っていたAVを、レビュー用サンプルと称してタダで見せてもらえるようになりました。借金を作るほどの金額を投入し、恥ずかしさをこらえて入手していたのが嘘のよう。
そして今。コツコツと何年もオナニー連載を続けてきた甲斐あって、最近ようやくメーカーさんからエログッズを提供してもらえるようになってきたのです。キャー、お母さん、あたしついにやったわ!
アダルトショップの店員さんと知り合いになったり、メーカーさんから「新しいの出たから試してみてくださいよ」なんて声をかけてもらったり。一介のオナニストにこんな日が来るなんて思ってもみませんでした。
スケールは小さいけど、こりゃ実質的には加山雄三みたいなもんでしょう。オナニー界の加山雄三。オナニー界の若大将! いやぁ、めでたい。わっはっはっはっ。
というわけで、いつもなら次にどんなエログッズを試すか吟味する時期なんですが、今回はメーカーさんから提供していただいた品があるというので、新年早々WEBスナイパー編集部に押しかけることにしたのです。
それがこちら、PicoBongさんてブランドのバイブ。
実はこれ、前々から気になってた商品なんですよねえ。自分で言うのもなんですが運がいいというかなんというか。
このコラムにも何度も登場した1万円のスウェーデン製おしゃれローターあるじゃないですか。PicoBongは、あのローターを出したLELOってメーカーの妹ブランド。
カジュアルラインて位置付けらしいんですけど、1万円ローターの血を引いているだけあって、普段特売の300円ローターばっかり使ってるマエストロからするとまあまあいいお値段。
「気になるけど、これ1本で特売ローターが10本以上買えるよな......」と思って二の足踏んでいたのです。なんというナイスタイミング。
いやあ、天は我を見捨ててなかったね。神様は地道にコツコツオナる子を、ちゃあんと見ててくれたんだね......。(涙)
「あのー、お取り込み中すみませんが、ちょっといいですか」
――あ、その声は編集部Iさん。こないだの忘年会ではまた泥酔しちゃってすみませんでした。てへ♪
「それはいつものことなんでいいんですけど......実はこのPicoBongさんのバイブ、全部で4本提供していただいてまして」
――えっ、そんなに!? ......やだぁ、いくら私の熟女マンコでも、そんなにズボズボやったら悲鳴あげちゃいますよぅ~。
「いえ、違うんですよ。実は大阪のオナニー女子・まなさんにもこの機会にエログッズを試していただきたいと思ってまして、できたら1人2本ずつで分けてほしいんですよ。早い者勝ちってことで、遠藤さんから先にお好きなのを選んでくださって大丈夫なんで」
......あ、そうなんスか(ちょっとがっかり)。
えーと、ここにあるのは"KIKI"と"IPO"と"HONI"と"MAHANA"の4種類か。うーん、どれにしようかなあ。
バイブは1万円で買ったやつがあるから、貰えるならGスポット刺激の"KIKI"と指にはめて使うタイプの"IPO"がよさそう。でもそうすると、一番激しい"MAHANA"(アナルとマンコの二穴同時刺激バイブ)がまなさんに行っちゃうんだよなあ。
「挿入は苦手」って言ってる子にいきなり二穴バイブを押し付けるのはいかがなものか......。うう、悩む。
「そんなに真剣に悩まなくても、好きなの持っていっていいですよ。フィーリングで決めちゃいましょうよ」
そんなこと言ったってアンタ、これで私が好きなの選んだら、自動的にまなさんが二穴バイブでしょ。完全にセクハラですって!
「いや、そりゃ僕が送りつけたらセクハラですけど、遠藤さんなら大丈夫ですよ~。子を谷に突き落とすライオンのような気持ちで、オナニーの厳しさを教えてあげればいいじゃないですか」
......くっ。コイツ、もしかしたらけっこうなワルなのでは。
でもまあ正直なところを言えば、マエストロはここんとこ激しい便秘なので、ウンコ問題がつきまとうアナルグッズはできれば使いたくないんですよね。
「遠藤さん、どうします?」
――むう。うーむ......むぐぐぐぐ......。すみません、じゃあ"KIKI"と"IPO"で......(まなさん、ごめん!)。
そんなこんなで、良心の呵責にさいなまれながらようやくゲットしたバイブがこの2本であります。
ああ、でもこれで本当に良かったんでしょうか。
私のエゴのせいで、まなさんのうら若いアナルがどうにかなってしまったら......ああ、考えたくない!
と思っていたら、なんとまなさんたら私よりも一足先にPicobongを試して、なおかつ"MAHANA"もズッポリいけちゃった模様です(体験記事はこちら)。
いやあ、やっぱり若い子の吸収力ってすごいわあ。しかも「膣だけよりも気持ちいい」ですって......マジ!?
ああ、やっぱり二穴バイブ譲らなきゃよかったかも......。
どこまでも大人げない自分にゲンナリしつつしつつ、次回に続きます。
(続く)
13.01.26更新 |
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