毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
えー、告知しようと思いつつなかなかできずにいたんですが、実は来週の金曜日(3月29日)にとっても面白いイベントが行われます。
その名も"WEBスナイパーナイト"!
WEBスナイパーでも宣伝してるのでご存知の方もいるかと思いますが、このサイトの執筆陣はバンド活動や音楽をやってる人が多くてですね、その方々が中心になってオールナイトイベントをやっちゃおうというわけですよ。
安田さん(元ナゴム!)の"野獣のリリアン"、腐女子女王様・早川舞さんの"SEXLESS"、田口こくまろさんの"大甲子園"といったバンドの他にフリーラップやらDJやら淫語劇やら緊縛やらストリップやら、ごった煮的にいろいろあって2000円となかなかお得ですので、遊びにきてくださいまし(音楽活動は酔ったときのカラオケどまりのマエストロも「なんかやれ!」と言われて、なぜかカラオケ歌うことに......いいのか、そんなんで)。
なんかお土産的なものも持ってってもらえるといいなーなんて思ってますんで、是非是非。一緒に酔いどれましょう~。
ここ最近の私はといいますと、珍しいことに取材続き。今回は恒例のオナニーインタビューをお送りしたいと思います。
お相手は、このコラムがきっかけで知り合ったアダルトショップ勤務の平地さん。以前このコラムに登場してもらった漫画家の三ツ矢ナミコさんと飲んだときに紹介してもらった20代の女性です。
そのときは仕事の関係で最後までいてもらえなかったんですが(遠藤と三ツ矢さんは3次会まで飲んでました......)、オナニー女子3人で盛り上がったので是非もう一度お話したいと思って、来てもらった次第。
アダルトショップ勤務の女性というと、やっぱりオナニーし放題ってイメージがあるんですが......。
■アダルトショップ勤務だけど、むっつりなんです
――面白いなと思ったのが、平地さんはこう見えて大手アダルトショップ・エムズの広報さんなんですよね。
平地 エムズの社長が『サイゾー』って雑誌で連載してたコラムをずっと愛読してたんです。こんなめくるめく世界があるのね......ってずっと頭に残ってました。で、大学卒業後にアダルト系の会社に就職活動したけど全滅して、いろいろあって今はエムズに拾ってもらいました。
――アダルト系の会社に就職活動する女子大生もいるんだ。それは例えばAV制作会社とか?
平地 そうですね。今盛り上がってる女性向けAVレーベルが始まったばかりの某メーカーさんとか。
興味があったのはグッズのほうだったんですけど、そのときは求人してなかったのでグッズメーカーじゃなくAV制作会社を中心に。結局全滅したんですけど実家の大阪から上京してちょっとフラフラしてて、結局エムズに落ちつきました。
――うーん、ルックスのことを言うのは反則なんだけど、平地さんて背が高くて綺麗な普通のお姉さんじゃないですか。喋りも控えめな感じで、アダルト業界に志願しそうなタイプには見えないんだよなあ。
平地 そうですか? ありがとうございます。でも意外とむっつりなんですよ。
■初AVは『ドリームシャワー』
――平地さんがむっつりスケベに目覚めたのっていつごろでした? どんなきっかけで?
平地 わりと厳しい家庭に育ったんで家の中にはそういうエロいものが一切なかったんですよ。だから性の目覚めはわかりやすくて『らんま1/2』のお尻が見えるところとか、セーラームーンの変身シーンとか。あと小学生の頃は裏山でマンガとか拾ってましたね。
――裏山! なんというアナクロな......。私の小中学校の頃はよく近所にエロ本とかバイブとか落ちてましたけど、平地さんてまだ26歳でお若いですよね。その世代でも"裏山エロ本ジェネレーション"なんだ。
平地 小学校低学年の頃だったかなあ。エロ本ていうほど激しいのじゃなくて、いわゆる週刊誌。グラビアに出てる下着姿のお姉ちゃんやエッチなマンガ見て「うわ、すごい!」とか、そういう感じでした。でも、中学生くらいまで実際にオナニーしたりエロい体験をしたりってことは一切なくて。
――ほう、むっつりを決め込んでいたわけですね!
平地 むっつりスケベだったんですけど、家が厳しかったので「こんなものを見て悦んでちゃイカン」って気持ちも強かったんですよね。でもやっぱり見たいものは見たいから、隠れてこっそりと。
――中学に入ってからは何か変化がありました?
平地 中学に入っても彼氏ができるとかはまったくなかったです......。
――オクテなんだ。
平地 オクテというか、もう「え、男子って何、おいしいの!?」みたいな感じ。恥ずかしくてそれどころじゃない。実は今もそんな感じで、酒の力を借りないとエロいことって全然できないんですよ。
えー、まじっすか。しょっぱなからとてもアダルト業界の女性とは思えぬオクテトークを爆発させる平地さん、マエストロの中で好感度急上昇です!
なんてったって、こう見えて私もシラフだとまったくの小動物。この世に酒がなかったら、たぶん四十路になった今でも処女だったと確信しているくらいであります。
平地 でも、中学に入るとアダルトビデオを観れるようになるんですよ! 友達がお兄ちゃんのAVを貸してくれて。「こんなの興味ない、観てない」って体で借りておきながら、実はめっちゃ熱心に観てましたね。
――学校ではむっつりキャラじゃなかったんですか。
平地 あ、全然です。「友人その1」って感じのフツーの少女でした。
――なかなかガードが固いっすね! その普通の少女がガン見してたAVってどんなのですか。タイトル覚えてます?
平地 まだその頃はDVDじゃなくてVHSだったんですけど、えーと......『ドリームシャワー』って知ってます?
――ドリシャですか!!(爆笑)そりゃまたコアな......。
――中学生の女の子がぶっかけもの貸し借りしてるってちょっとヤだなあ(笑)。しかもそれがAV体験一本目って。影響されてぶっかけ好きになっちゃわなかった!?
平地 それはさすがにないです(笑)。でも『ドリームシャワー』ってすごい夢があるタイトルじゃないですか。夢のシャワーなんて美しいし、どんなだろうって思って観たら......ああ、そういう意味か!と。ぶっかけがエロいとは思いませんでしたけど、とりあえずオッパイやチンコは出てくるし、内容がバラエティチックなので面白いなあと思って。
いろんなところでカミングアウトしてますが、実はマエストロのAV初体験は父親が押し入れの中に隠していた裏モノ洋ピン。今でもオナニーするときはつい裏モノ洋ピンを使ってしまうのはそのせいだろうと思ってるんで心配したんですが、ぶっかけ洗脳されてないなら一安心。
「今でも顔面をザーメンだらけにされないとイケないんです!」とか言われたら......ああ、考えただけでも恐ろしい!
Iさん しかし、厳しいご家庭でどうやってAVを観てたんですか?
平地 家にテレビが一台しかなかったんで、親の目を盗んで居間でこっそりと。音量を0とか1とかギリギリのところまで小さくして、みんなが寝静まった夜中の4時くらいに布団をかぶって......。
――「居間でこっそり」はけっこうチャレンジャーですね。万が一バレたらダメージ凄そう。しかし、お母さんも娘が布団かぶってぶっかけビデオ観てたらびっくりするだろうなあ。
じゃあ、AVをじっくり観られるようになったのは、大学に入って一人暮らし始めたときですか。私もそうでしたけど、自分のテレビはあるわ、オナニーし放題だわ、AVは観れるわ......一人暮らしってオクテなむっつりスケベには夢のような環境ですよね。
平地 そりゃもう、パニックですよ!
Iさん 夢のような環境で、最初に手にしたアダルトコンテンツって何でした?
平地 ふふふ......(思い出し笑いする平地さん)あのぅ、『自転車ファック』っていうDVDがあったんですよ。あれ?『アクメ自転車』だったかな? とにかくそのへん、SODのバラエティ系のやつをTSUTAYAに借りに行ったんです。
――TSUTAYAに借りに行きましたか、やるなあ! 私、ラムタラ(アダルトDVDのチェーン店)入るよりもTSUTAYAのアダルトコーナーのほうが敷居高いですよ。ほら、ラムタラやアダルトショップは一旦店に入っちゃえばみんな同じ穴のムジナだけど、TSUTAYAやドンキって一般の店の中にアダルトコーナーがあるじゃないですか。ギャルや子連れの視線が痛くて......。
平地 むしろ今はビビッちゃって行けないですけど、当時はAV見放題な環境が嬉しくて、学校のそばのTSUTAYAに通いつめてましたね。こう、ネットであらかじめSODの作品をチェックしておいて、さささっと。
――がんばりましたねえ!
平地 はい、がんばりました!
■初オナニーは20歳
――そういえば、実践エロのほうはどうでしたか。中高生くらいになるとそろそろ色っぽい話も出てきたりすると思うんですけど。
平地 いや......色っぽい話はまったくなかったですねえ。みかんやバナナ相手にチューやフェラチオの練習するくらいで。周りの子が彼氏といろいろ経験していく中、プライドもあったんで「他の高校に彼氏がいる」って嘘ついたりしてました。ほんとにオクテだったんですよ。初めて彼氏ができたのはずーっと後になって大学2年のとき。その人と初体験することになったんですけど、中学のときからAVばっかり観てて頭でっかちになってたでしょ。最初なのにAVみたいなことをしてしまって......すっごいひかれました。
――ほう。男子が「AVの真似して初体験から顔射しちゃった」みたいな話はよく聞きますけど、女の子でそのパターンは珍しいかも。えーと、たとえばどんなAV的なことを?
平地 なんかこう......全身をくまなく舐めまわしたりとか。
――はははは。「セックスのときは全身リップしなくちゃいけない!」って思ってたんだ。平地さんて真面目な人なんですね。ひいちゃった彼氏はエロ業界じゃなく普通の人だったんでしょ?
平地 そうです。普通に同じ学校でゼミが一緒だった人で、たぶん処女と童貞だったんじゃないかなあ。だからもうドン引きですよ。
――確かに、経験浅い男子がゼミで一緒に勉強してる子にいきなり全身舐めまわされたらびっくりするかも......。でも、今聞くとすごい萌えるいい話ですよ。頭でっかちのオクテな子が初体験でがんばっちゃうとか、愛しいじゃないですか。
平地 いやあ、でも顔とか真剣だったと思いますよ。すっごい真顔。
――あはははは。いい話だなあ! その頃はオナニーのほうもかなりしてたんですよね?
平地 いえ、オナニーはさらに遅かったんです。全身リップ事件で彼氏にドン引きされて、それより後なので......20歳くらいですかね。
え、初体験よりさらに後!? 遅くないですか?
自分だって20歳頃までクリトリスの位置知らなかったくせに、それを棚に上げて驚くマエストロ。
『ドリームシャワー』や『自転車ファック』をがっつり観賞しておきながら、股間に手を伸ばさず我慢していたとは......平地さん、アンタもはやガンジーですよ!
――じゃあ初オナニーは初体験を済ませたことがきっかけ?
平地 うーん、初体験の彼氏とその後も何回かさせていただける機会があったんですけど(......させていただける??)どうにも気持ちよくないし、むしろ苦痛だったんですよ。「AV観てるとめっちゃ気持ち良さそうなのにこんなのおかしい!」と思って、それでオナニーってものをしてみようと。
――なるほどなあ。典型的な耳年増パターンだ。
平地 で、まずAmazonでピンクローターを買って。
――パンツを脱ぐ前にAmazonですか。すごい用意の良さじゃないですか!
平地 いや、指だとちゃんと気持ちよくなれるかわからないから~。
――セックスばかりかオナニーまでも形から入るという(笑)。じゃあ「セックスいまいちじゃん」て思うまでは、AV観てもムラムラしてるだけ?
平地 そうですね。観て「エロい!」って思ってモゾモゾして終わり。オナニーっていうものの存在は知ってたんですけど、まさか自分がするとは思ってなかったんですよ。今は違いますけど、昔はやっぱり「あんまりよろしくないこと」だっていう刷り込みがあって。人生においてセックスは重要なことだけど、オナニーするとなると性欲のバケモノ的なイメージが......。そういうのないですか?
うーん。そこまで深く考えてなかったなあ(←「どんなエロいことしようがバレなきゃ平気」という腐った思想)。
しかし、性欲のバケモノか......まあ、アナルになんか突っ込んだり、クンニマシーン使ったり、股間に生肉こすりつけたりしてたら、そりゃちょっとバケモノだよな。しかもそれで原稿料もらって確定申告とかしてるわけだしな......。
なんの疑問も感じず生きてきた性欲まみれの四十年間に思いを馳せつつ、次回に続きます。
(続く)
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13.03.23更新 |
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