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onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
わたくし、このサイトで先輩ライターの安田理央さんと一緒に『ダメダメ60分』というWEBラジオをやらせてもらってるんですが、前回の収録のときだったでしょうか。「今年に入ってから一度も映画を観に行ってない」という話になりました。
まあ一応映画レビューなんかもやらせていただいておりますし、たまにはツイッターで繰り広げられるサブカルチックな話題に入っていったりもしたい。
でもやっぱり一人で映画館に足を運ぶっていうのはなかなか敷居が高いんですよねえ。ほら、おばちゃん基本的に引きこもりだし、今なんて無理して映画館行かなくてもDVDやCSで新しい作品が簡単に観られるじゃないですか。
で、実を言うとそれだけじゃなく、もう一つ映画館を敬遠する理由があるんです。
それは、映画に熱中するとつい爪を噛むクセがあるということ。
家で観ているときは適度に気が散るから平気なんですけど、映画館だとこれがけっこうシャレにならないんですよ。あまりにガリガリ噛みすぎて、気づけば服の上に血が垂れていることもしばしば。
こうなってしまうとオナニーにも支障をきたすのでなんとかしたいところなんですが......。
傷口に染みてクリトリスが触れない切なさよ。オナニーマエストロ遠藤です。
はい、そういうときこそオモチャ、バイブの出番ですよね!(←強引)
というわけでバイブバー体験記、後編です。
渋谷は道玄坂にオープンした日本初のバイブバー"WILD ONE"にお邪魔したマエストロ。
お客さんになったつもりで、カウンターの中にずらり並んだバイブの中から広報の女性(笠原さん)にお気に入りの物をオススメしてもらったんですが、これがなかなか面白い。
私も一般女子よりはバイブ挿れがちな人生を歩んでますけど、それでもさすがに300本分の知識はありませんからね。
笠原「この"G-modeバイブ"って商品も売れ筋で、アマゾンで去年売上一位だったんですよ。亀頭部分を触ってみてください」
――おわ、なんか妙に柔らかい! そうか、バイブってどれも同じに見えちゃうんですけど、こういう触感なんかは触らないとわからないよなあ。
笠原「あと、こちらのバイブは"鉄人バイブ カリーナ"って言うんですけど」
――すごい名前! あ、クリバイブのところがクマちゃんになってますね(笑)。
笠原「プルプルしながらクリトリスを激しく責めてくれます。可愛いでしょう?(笑) でも見た目に反してかなりカリ高にできてます。ロックボタンがついてるので、勝手にスイッチが入ったりしないのもいいですよ」
――おお、それは便利。バイブって鞄やポーチに入れとくと何かの拍子に勝手に電源入っちゃったりするんですよねえ。部屋に入った途端「なんか動いてる!」って思って身構えてみたらバイブだったり。
笠原 「うふふ」
いやあしかし、こうやって女性にバイブについていろいろ教えていただくのっていいですねえ。信用できるっていうか。なかなかそういう機会ないじゃないですか。
そういえば私、エログッズってどうしても消耗品っていうイメージがあるんですよ。
安いのばっかり買ってるからかもしれないけど、500円以下のローターなんかはすぐ壊れちゃいますよね。最近では壊れるの見越して最初からダース買いしてるんですけど、壊れにくい商品なんかも紹介してもらえるとありがたいなあ。
笠原「うーん、アダルトグッズを使い慣れてる方は、バイブもローターもジョークグッズだから、"壊れやすいもの"って認識してくれてるんですけど、ワイルドワンとしてはそのへんもしっかりケアしていければと思ってるんですよ。最初におすすめした"Withスムース"なんかは、お値段高いですけどシリコン製で一年補償もついてます」
――じゃあ「壊れたから直して」って言うと直してくれるんですね。今のバイブってそうなんですか?
笠原「海外の物だとそういうのもありますけど、正直国内はまだまだですね」
心底残念そうな口調で答えてくれる笠原さん。頼りになるなあ。
こちらのお店に来れば、いつでも笠原さんにも会えるんですか。
笠原「いえ、私は会社で広報の仕事をしてるので普段はいないんですよ。その代わりあちらにいる女性店長が......」
店長? え、もしかして彼女!?
いや、実を言うとさっきから気になってたんですよ。カウンターの中にいる愛らしいメガネっ娘さん!
メイド喫茶にいたほうがしっくりくるような萌え系のルックス。こう言っちゃなんですが、とてもアダルト関係のお仕事をするようには見えません。
――あのう、おいくつなんですか......?
店長「ハタチです」
は、ハタチ......! 平成生まれどころか私の半分以下ですよ。言われてみれば確かにお肌のツヤが違うっ!
萌えっ子店長の登場に、恥ずかしいくらいテンションが上がるマエストロ。デキる女性広報さんばかりか、こんな隠し玉まで持っているとは......侮りがたし、バイブバー。
――店長さんは、どうしてまたバイブバーで働くことにしたんですか?
店長「アダルト系の仕事に興味があったので、求人広告を見て応募したんです。お酒を作るのも3年くらい経験があるのでけっこう得意なんですよ」
ほわー。それはまたうってつけの人が見つかりましたねえ! じゃあバイブのほうも詳しかったり?(←セクハラ)
店長「今特訓中です! 300本分全部の名前と機能を覚えるのは大変ですが、ちょっとずつ。最初はバイブだらけで『にぎやかだなあ』と思ってましたが、慣れてきました(笑)」
日夜バイブの勉強をするチロル店長......(妄想中)。おお、これは目玉ですよ。
とすると、例えばこのカウンターに座って「アレお願い」なんて言えば、お酒を取り出すようにバイブを取り出して見せてくれると。
店長「はい。オリジナルカクテルも15種類用意してますので、気軽に注文してください。徐々にお通しなんかも工夫して作っていければと思ってるので」
メガネっ娘が作ったオリジナルカクテルと手作りお通し! もうメイド喫茶以上じゃないですか!
ちなみにシステムは、お通しと2ドリンク付きで2時間2500円(バーなので残念ながら20歳以下は入店不可)。ビールからワイン、焼酎まで普通のバーにあるものは何でも置いてあるそうです。
一人で来て、店長さんとエロ話して帰るっていうのもよさそうだなあ。いいところじゃないですか、バイブバー。
しかし、やっぱり気になるのは女性客には敷居が高いんじゃないかってこと。
一旦入ってしまえば、いかがわしいところはないし、店長さんは可愛い萌えっ子ちゃんだし居心地のいい場所なんだけど、いかんせん女子というのは恥ずかしがり屋ですからね。
あと、ここまで来てこんなこと言うのもどうかと思うんですけど、マエストロは「女性は基本的にバイブが好きじゃない」と思ってるんですよね。
女性はクリ派が多いから、あんまりバイブを使う習慣がないんじゃないかと......。
笠原「バイブは苦手っていう方でも全然大丈夫ですよ。バイブを使ってもらうだけが目的じゃなく、バイブを通して普段できない話をして楽しんで欲しいんです。男性単体では入れない女性優位の場所なので、一人で悩んでる恋愛や性のことをお酒飲みながらゆっくり話すこともできますしね。自分の身体のことを知るきっかけにしてくれれば、私としては嬉しいです」
そうかあ。バイブだらけマンコだらけのこの空間に、そんな深い思いが隠されていたとは......。
アダルトグッズはもっぱら安いのをインターネットで購入。「質より量!」って感じになってるマエストロですが、いろいろ話していたら、やっぱりいいやつを一本持ちたいって気になってきました。
今度、チロル店長に選んでもらおうかな~。うふふふふ。萌え萌えなオリジナルカクテルも飲みたいし。
店を出る頃には、すっかりバイブだらけの空間でくつろいでいたわたくしなのでありました。
(続く)
取材協力
「THE VIBE BAR WILD ONE バイブバー・ワイルドワン」
東京都渋谷区道玄坂2-7-4清水ビル3F
OPEN : 17:00 to 24:00
定休日 : 日・月・祝日
電話 : 03-5456-1100(予約受付)
Mail : info@vibebar.jp
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「THE VIBE BAR WILD ONE バイブバー・ワイルドワン」公式サイト
13.03.16更新 |
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