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onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
いやぁ~、ヤバい。緊張した~。
「何が?」ですって!? やだなあ、もう。もちろん先日開催された"スナイパーナイト"のことですよ。
こう見えて、人一倍アガり症でビビリなマエストロ。「遠藤もなんかやりなよ。一応執筆者なんだから」なんて言われて安請け合いしたものの、その日が近づくにつれて気分はどんより、どんどん心が重くなる一方。
ドラクエ7(3DS)と電マオナニーを心の共に平和に暮らしてたはずの中年女が、なんで四谷のライブハウスでカラオケを??? この世に生れて42年、バンド活動なんて一切やったことないのに......。この年になると、歌詞覚えるのだって容易じゃありません。ああ、バカバカ! 俺のバカ!!
自分のお調子者っぷりを恨みつつも、最後に頼るのは結局酒。胃の具合が悪いのにもかかわらず、緊張を打ち消そうとしこたまビールを飲んでしまいました。
翌日からの苦しみ(胃痛+二日酔いのダブルパンチ)は推して知るべし。オナニーマエストロ遠藤です。
で、私はといいますと、あれ以来、羞恥と胃痛の悪化とでしばらく家に引きこもって鬱を決め込んでいたのですが、そろそろそんなことも言ってられない状況になってきました。というのも、全オナニスト女子待望の"iroha"が遂に発売されましたから。
"iroha"の出現は女子オナニー界にとっては大事件。これは実際に使ってみて、レポートしなくちゃ始まらない。寝てる場合じゃありません。
思えば、TENGAについて嬉々として語る殿方を横目で見ながら、TENGAから女性用グッズが発売される日を何年も何年も心待ちにしていた私。発売日前からネットで仕入れた事前情報をもとに、いろいろと妄想を膨らませておりました
(詳しくはこちらのコラムをどうぞ)。
今までにない触り心地がウリのローターらしいけど、どんな触感なんだろう。
どのサイト見てもオシャレだって書いてあるけど、使用感はどうなの?
振動の強さは電マ派の私にも満足できるものなのかしら。
そんな感じで身悶えしていたんですが、いやあ、神様っているもんですね。なんとあるスジから"iroha"を入手することに成功してしまったのです。
じゃじゃーん、こちらが送られてきたブツであります。
一番気になってた"YUKIDARUMA(雪だるま)"をゲット。
うわー、しっかしオシャレだわ。中身が何かわかってても、開封するときは正直胸がときめいちゃう。
解説しますと、スマートな四角いパッケージの中に白い箱とグレーの箱が重ねて入っていて、
灰色の箱を開けると中には透明ケースに入った"雪だるま"が、もう一方の白い箱を開けると充電のためのアダプターが入っています。
"iroha"は充電式なのがウリの一つ。透明ケースの台座部分が充電器になっていて、この上に置くことで充電できるようになってるんですね。
携帯を充電するようにいつもコンセントにつなぎっぱなしにしておけば、使わないときはそこにおいておくだけで充電できると。ふむふむ、毎日使いたいって人にとっては、これはなかなか便利ですな。
あと、夜中にムラムラきたときに電池がない......なんていう悲しい思いをしなくてすむのが充電式のいいところ。
うーん、こうしてひととおり開封の儀式をしてみると、感想としてはやっぱり「オシャレ」の一言。普段ハプバーのおまけで貰ったローターを愛用してる私からすると段違いの高級感です。
パッケージのこだわりなんかも海外製のお高いエログッズにひけをとりません。
しかしオナニー歴20年の私から言わせると、本当に重要なのはルックスよりも機能。いくら見てくれが美しくても、気持ちよくなかったら意味がないわけです。
というわけで、本番はここから。いよいよローターとしての実力を試してみるときがきたのですが。
......うわー、なんか妙に緊張するわー。ゆ、指が震える......!!
えー、以前にも書いたように、私、オナニストとしてTENGAの女性向けグッズに対してはちょっと気持ち悪いほどの期待を抱いてきました。なので"iroha"がポピュラーなローターだとわかったときには正直なところちょっと拍子抜けしたのも事実。
なぜかというと、ローターって振動でクリトリスを刺激するってだけのものだから、振動が強いか弱いかくらいしかバリエーションの付けようがないんです。
マエストロのように普段からエログッズを使ってオナニーしてると、ローターであるってだけでだいたいどんな感じか想像がついてしまうわけです。
ああ、あんなに思い焦がれたTENGAの女性向けグッズが、思ったほど気持ちよくなかったらどうしよう。好きだからこそ不安になってしまう揺れる乙女心......。
しかし、ここまで来て引き返すわけにはいきません。
意を決して説明書にある操作方法を確認し、スイッチを入れてみると......。
......お、悪くないじゃないですか。
普段から電マをMAXの強さで使っているマエストロからすると「キタキタキター!!」ってほどのパワーとは言えないものの、細かくて質のいい振動が指先に伝わってきます。
スイッチを入れてすぐの振動は弱めだけれど、+ボタンを長押しして振動を強めていくと徐々に程良い感じに。
↑前評判通り、音もかなり静か。ちなみに4段階の振動というのは「弱→中→強→リズム」。欲張って振動パターンを多くしすぎると操作がしづらくなるので、このシンプルさは嬉しいかぎり。
そして特筆すべきは、なんといっても握ったときの触感でしょう。
事前に「これまでのローターよりも数段柔らかい」って情報を耳にして期待してたんですが、これは確かに柔らかい。
といっても、TENGA EGGのようなプヨプヨした感触じゃなく、握ると指が沈むか沈まないかというくらいの柔らかさ。手に馴染む感じ、とでもいいましょうか。
表面もマットで、ピンクローターのような冷たい固さのないのが思いのほか好印象。
海外モノのローターならこれくらいの音の静かさとデザインの良さを兼ね備えたものもありそうだけど、この触感は初。いかにも気持ちよさそうです。
いつもはローターも電マも"パンツの上から当てる派"の私ですが、これは直当てで味わわなけりゃ嘘でしょう!
まあ、こんなオシャレで愛らしいローターを私なんぞの局部に当てるなんて若干申し訳ない気もするけど、説明書に「水洗いできる」って書いてあったから大丈夫よね......。
マエストロのマンコとTENGAの女性向けグッズ。何年も恋焦がれてきた相手との対面が今ここに! よおぉぉし、行きまっせえ!!!
Iさん「あのー、遠藤さん。お取り込み中すみませんけど、ちょっといいですか」
――あ、編集部のIさん。今いいところなのに! どうしたんですか?
Iさん「遠藤さん、ずっとTENGAの女性向けグッズのことばっかり言ってましたよね。(株)TENGAさんに取材申し込みしたら、お話聞かせてもらえることになりました」
――え、まじっすか!
思えば、初めてTENGAの存在を知ってから早数年。そのイメージと響きが持つ"オナニー界の貴公子感"に憧れを募らせていたマエストロ。
「チンコはないけどTENGAを使ってみたい!」と切望するあまり、男友達に頼んで代わりに試してみてもらったり(今考えると意味がわからない)、わざわざ長野からTENGAのイベントのために上京したり、TENGA EGGを裏返してオナニーしてみたり、いろんな悪あがきをしてきました。そういやTENGAの社員がマスターベータソンで優勝したってニュースを聞いて、半ば本気で出場を考えたりしたこともあったっけ......(※注・マスターベータソンというのは世界規模のオナニーオリンピックです......)。
そんな私が、いよいよTENGA本家と接触できるとは。
ふふふ、これはチャンスですよ。"iroha"への思いを全部ぶつけてやる。
身近なオナニスト女子にも密かにリサーチを重ねて、やる気満々のマエストロ。憧れのTENGAとのご対面に武者震いしながら、次回へ続きます。
(続く)
13.04.13更新 |
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