毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
夜中に虫の声を聞きつつパソコンに向かっていたら、つい寂しくなって丸見えDVD(もちろん洋ピン乱交物)をポチッとやってしまいました。
ああ、秋ってセンチメンタル……(ため息)。
みなさんお元気ですか。オナニーマエストロ遠藤です。
25枚で1万円って、何ですかその価格破壊! 一枚400円て! 送料無料て!!(しかも1万円以上買うとTENGAが一個もらえるというキャンペーン中。なんだその至れり尽くせり感。泣ける……)
感動のあまり思わず端から注文しそうになったけど、なんだか安すぎてエロに申し訳ないような気分になったので、グッとこらえて5枚だけにしときました。ああ、エライなあ、私。大人だなあ(もうすぐ四十です)。
さてさて、そんなわけで秋といえば性欲。性欲といえばオナニー。オナニーといえば……はい、ガールズトークですよね!(そうか?)
秋の人恋しさからか、久々に女の子とオナニー対談をしたくなった私。エロイベント会場やインターネット上で「オナニー話しましょうよ〜、ねーねー」と騒いでいたら、うふふふふ。おあつらえ向きの女子が見つかりました。
ラノベ作家の大泉りか嬢であります。
元・ピンクローターズ、現・ラノベ作家、そして第一回ヤリワングランプリ優勝者と、一つだけでもかなり濃いと思われる肩書きをいくつも持つ彼女(あと、超早口なので仲間内では「早口先輩」との異名も持っているらしい)。
うーむ、ヤリマン日本一と聞いたら、自称オナニー日本一のマエストロとしては黙っていられませんよ。
前回のドルショック竹下嬢と同じ“肉食系女子”でありながら、また違う一味違うタイプの彼女に、オナニーについてしつこく聞いてみました。
●ピンクローターズとヤリマンとラノベ作家
――りかさんとはもう何年も前から面識はあったんですけど、実はこうやってマンツーマンでゆっくり話すのは初めてなんですよね。せっかくの初トークなのにテーマはオナニーなんてすみません(笑)。
りかさんは、前回肉食系女子代表ってことで話を聞かせてもらったドルショック竹下嬢と一緒に、ヤリワングランプリ(今年ロフトプラスワンでやった“ヤリマン日本一”を決めるというイベント)に出てましたよね。あれ、私も観に行って、ちゃっかりヤリマン席に座ってくだまいてたんですけど、そのせいかなんとなくドルショック先生と似たようなイメージがあるんですよ。ヤリマンつながりっていうか。ドルさんとは、プライベートでも仲いいですよね。
りか「うん。ドルちゃんとは最初、業界のHな女の子を取材してマンガにするみたいな仕事で知り合ったんですよ。その後一緒に『暮らしのソフトSM』っていう企画をすることになったの(笑)。100円均一でSMをしようとか、そういうやつ」
――私もこのコラムで“100均でオナグッズ探そう”って企画やりましたよ。みんな考えることは同じですねえ。じゃあ彼女とは結構古い仲なんだ。りかさんは今、ライトノベルを書いてるんですよね。
りか「そう、肌色系」
――肌色系っていうんですか。初めて聞いた。
りか「ピンクまで行かないんですよ。普通のエロ小説よりソフトで、本番行為がないの。一応18禁じゃなくて中高生向けってことになってます。私の作品以外は、ラブコメとかファンタジーが多いんですよね(笑)。一番最近の著書は『セク研!』(セックス研究部のことらしい)っていうんだけど、同じ月に出た他の作品は『ラブコメ禁止ですの!』ってタイトル。かたやラブコメを禁止してるのに、こっちはセックスを研究してるっていう……」
――ははは、さすがヤリワングランプリ優勝者。あのイベント、AVライターのりえ坊も出場してたよね。よく考えたら私知り合いばっかりだ。
りか「えーと、あの時は私が1位で、りえ坊が2位で、ドルちゃんが3位だったのかな」
――ヤリマンでモノ書きでちょっとHな仕事もできて……っていうのでは一緒なんだけど、その中でもりかさんてちょっと異色でしたよね。優勝してるんだけど、他の人みたいにおもしろエピソードや過激さを武器に戦ったっていうんじゃないでしょ。基本的にウンコの話とかもしないし(笑)。全体的にサブカル系の殿方を食ってる人が多い中で、りかさんの守備範囲ってわりとハイソ系じゃないですか。「ヤッてなくてSMだけなんですけど〜」みたいなことを言いつつも、よく聞くと誰でも知ってる有名どころが出てきたりとか。なんかね、女子力の高いちゃんとした(?)ヤリマンって感じなんですよ。そういう人がプラスワンのイベントに出てるのが逆に面白いなーと。
りか「そうですか? 私、元々は大学時代にバイトで縄師のミラ狂美さんのM女モデルやってたんですよ」
Iさん「そうだったんですか!」(←食いつくSM誌編集者)
りか「だから、出身は『S&Mスナイパー』とかそっちのほうに近い」
――りかさんて何年生まれでしたっけ。
りか「1977年生まれの33歳。M女モデル時代は、月花さんのやってるバーにもよく出入りしてました。大学卒業してからはエロ本出版社に就職して風俗系WEBサイトの部署に回されたんですけど、風俗嬢の写真に目線かけるような事務的な仕事ばっかりだし、給料は遅配されるしでイヤになって半年で辞めちゃったんですよ。で、そこでたまたま知り合った小学館の人に嘱託で働かない?って誘われて、バイトしつつフリーライターしつつ……で、今に至るみたいな」
――ああ、現在は小学館ガガガ文庫からラノベ出してますもんね。
Iさん「ピンクローターズ(踊って脱げる伝説のエロユニット)はどういう経緯で始めたんですか」
りか「M女モデルと出版社勤めの間くらいにの時期に、知り合いに『クラブのイベントでゴーゴーガールみたいなことやってくれない』って頼まれたんですよ。その気になったんだけど、そのイベントがテクノとかであんまり好みじゃなかったんで、だったら自分たちでやれば好きなことできて面白いかなと。ロフトプラスワンで『SMディスコ』ってイベントやったりしましたね。縄コンテストとかボディペインティングとか、あとストリップできる子もいたりして」
――おお、行動派! クラブイベントってところがかっこいいよなあ。
Iさん「そういった活動を知ってたんで、執筆業のイメージがあまり湧かないんですよね」
――ラノベの前にも小説書いてましたよね。
りか「うん。一番最初は2003年に講談社から『ファック・ミー・テンダー』って本を出したんですけどあんまり売れなくて。その後、官能モノとかをちょこちょこ書いて今はライトノベル。
――ほらぁ、やっぱりなんとなくエリートっぽい(笑)。
りか「いや、でもドルのほうがエリートだよ。早稲田だし!」
――そ、そうか……。でも確かりかさんもお嬢様学校じゃなかったっけ。
りか「ヤリマンで有名な学校ですよ、『肉食系女子の恋愛学』って本出した桜木ピロコさんと一緒。彼女、先輩ですもん!」
――お嬢様大学だと思ったら、ヤリマン大学。
りか「志木にある跡見女子大って学校なんですけど、中高はすごく頭がいいの。でも賢い子はお茶の水女子大とかいいとこ行っちゃって大学には進まないから、大学は外部生ばっかり。『志木で遠いからイヤ』とか言ってみんな逃げちゃう。跡見が母校ですって言うといろんな人に『あ、跡見の子と合コンしたことある』と『デートしたことある』って言われますよ。尻軽大学!」
――まあ、それも別の意味でエリートっていうか……。ああ、でも今話聞いてて思った。りかさんて、バブルの恩恵を受けてそうなイメージなの!(笑)
りか「ギャルっぽかったからかなあ。就職なんかは超超氷河期でしたけどね」
ギャルでSMで就職氷河期で現ラノベ作家でヤリマン。ちょっと経歴聞いただけでも思いっきり盛りだくさんなりか嬢。
オナニー一本槍のシンプルな人生を歩んできた者としては、そういうエロリア充の人のオナ話が是非聞きたいところであります。
あ、今さら聞くのも野暮だと思うんですけど、そもそもりかさんはロフトプラスワン認定の日本一のヤリマンですよね。そういう方でもオナニーはするんでしょうか。
りか「もちろんしますよ!」(キッパリ)
ああ、よかった。
というわけで、途中で号泣しながら走りだしたりすることにならないか若干心配しつつ、次回に続きます。
(続く)
10.10.09更新 |
WEBスナイパー
>
オナニー平和主義
|
|