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赤裸々自慰行為宣言
遠藤遊佐のオナニー平和主義!

第25回
女流マンガ家は不動産サイトがお好き

文=
遠藤遊佐


↑38歳にして転職セミナー!……ではなく毎度おなじみのAVイベントに行ってきましたよ。終わってしまったイベントのフライヤーを載っけるのもどうかと思うのですが、写真が一枚もないのでこれでお許しください(舞台上のイケメン監督さんたちにニヤニヤしていて撮り忘れました……すみません……)。


先日、またもや颯爽とパートを休んで、あるAVイベントに行ってきました。
ああ、一体何度エロイベントのためにずる休みを決め込んだことでしょう。そろそろクビになりそうな気がしてなりません……オナニーマエストロ遠藤です。

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今回、いつものように高速バスで往復8時間かけて行ったのは、“雨宮まみのエクスタシーサミット番外編――AV業界転職セミナー”!

自慢じゃないが生まれてから一度も就職したことがなく、履歴書の職歴欄はニートとフリーターの2行で済んでしまうというこの私。
実は“就職セミナー”という文字を見ただけで就職試験に20社落ちた過去の記憶が蘇り、胸の動悸が激しくなっちゃったりするわけなんですが、この就職セミナーは何が何でも見逃せません。
なぜならゲストとして、沢庵監督、侍ヴァン監督、タートル今田監督という3人のイケメン若手AV監督が出演するから! キャー!!

考えてもみてください。ビール片手に若いイケメンが撮ったAV作品(=ご本人のエロ妄想)を鑑賞しつつ、それについて語る姿を思う存分視姦できるんですよ。これが興奮せずにいられましょうか、いやいられない! ある意味羞恥プレイでしょう。
中には作品中でエロいハメ撮りを披露してる監督さんもいますし、侍ヴァン監督なんて背が高くてシャイなフランス人ですよ! AVの中で女優さんのオシッコ飲みながらちんこビンビンに勃起させてる人が、すぐ目の前にいるんですよ! 
いやあ、たまらん。ここはハーレムか。
もちろん家に帰った後は、すかさず作品を観返しながらみっちりあんなことやこんなことをさせていただきました(雨宮さん、不遜な客ですみません……)。

『髪結いの女』

ジャンル:SMドラマ
価格:3990円 (税込)
商品番号:DDV-001
メーカー:ドグマ

↑侍・ヴァン監督のデビュー作『髪結いの女』。ちなみにヴァン監督は熟女女優の友田真希さんに魅せられてフランスから来日、ドグマに入社したというナイスガイ。シャイな笑顔におばちゃんキュンキュンです。


えー、そんな感じで、マエストロは男優×女優ばかりかAV監督までオカズにしてしまう根っからのAV好きなわけなんですが、一般的な三十路独身女子のオナネタ事情というのはどうなっているんでございましょうか。
というわけで、前回に引き続き漫画家・花津ハナヨ先生とのオナニー対談。第二回目をお送りします。

Iさん「物心ついた時分のハナヨ先生がオナネタにしてた“怪物くん”とか“谷口くん”(注・スポ根マンガ『キャプテン』の主人公・谷口タカオ)っていうのはマンガじゃなくてアニメなんですよね。動いてないとダメなんですか」

ハナヨ「そうかも。とにかくテレビアニメの再放送を観て……『デビルマン』の不動明も好きだったんですけど、それは高校生くらいまで現役で使ってました……」

――え、でもハナヨ先生って特にアニメ好きってわけじゃないですよね。

ハナヨ「ううん、その頃はアニオタだったの……民法でやってるアニメは全部チェックしてた。声優さんも好きで、アニメ雑誌買ったりとかラジオ番組をチェックしたりとか」

――でも、腐女子じゃないでしょ。

ハナヨ「その頃は腐女子だったの……」

――そうなのー!? じゃあ、デビルマンの不動明と飛鳥涼で、どっちが受けでどっちが攻めかとか考えてたんだ。

ハナヨ「あ、そういうのはないかな。二次製作はまったくせずに作品だけをぽんわりと観てる感じ」

――そういうのって、漫画家さんとしては珍しいんじゃない? しかし、声優ファンだったとは知らなかったなあ。その後、大学に入ってからはサブカルに目覚めるんですもんね。

Iさん「じゃあ、サブカル前夜の中高時代に一番よく使ったキャラっていうと……」

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ハナヨ「(ニヤニヤしながら)谷口くん」

――ははは。どこがそんなにイイんですか。

ハナヨ「うーん……坊主だから? あと鍛えてるからマッチョじゃないですか」

――ああ、先生は今でも坊主でメガネでチビマッチョっていうのがド真ん中ストライクなんですよね……三つ子の魂百までだ(笑)。アニメ以外にグッとくるものはなかったの?

ハナヨ「高校生くらいになるとローカルの深夜番組でAV紹介とかしてて、そういうのを頭の中に刻み込んで……」

――『おとなのえほん』だ! 懐かしい!!

ハナヨ「もしもしピエロ!(笑)」(注・番組内ではよく「もしもしピエロ」というラブホでロケをしていたのです)

Iさん「ちなみにその頃は、彼氏ができて実際の経験をしちゃったりはしなかったんですか」

ハナヨ「そういうのはないですねえ」

――むろんですよ! 処女喪失は20歳超えが基本です!!

Iさん「じゃあ、処女の時と実体験をした後でオナニーの仕方に変化とかはありました?」

ハナヨ「うーん……」

――前回のオナニー対談の時は「実際にセックスすると思い出しオナニーが増える」って話が出たんですよ。

ハナヨ「あー、それはあるかもしれない。私の友達の話なんだけど、頭の中に自分がそれまでにヤッたセックスのライブラリーがあって、オナニーする時は常にそこから記憶を引っ張りだしてきてオカズにするんだって。ていうか、それ以外のネタは使ったことないらしいよ」

――スゲー!! あ、そういえばちなみにIさんのオナネタってどんなんですか? 聞きたいと思ってたんですよ。

Iさん「ぼ、僕のことはいいじゃないですか……普通ですよ。着エロとか」

――ほう! そんなにAVがいくらでも手に入る環境にいながら敢えて着エロですか。変態だなあ。(ニヤニヤ)
あのね、私はAVに関してはズコズコのバコバコの丸見え派なんで、着エロみたいなうっすらエロで発射までできるっていうのがいまひとつピンとこないんですよね。


ハナヨ「私最近、不動産会社のサイト観てオナニーしてますよ」

――なんですか、そりゃ。

ハナヨ「動画なんですけど、部屋の中の様子がよくわかるように、不動産会社の人がハンディカメラみたいなので撮影した映像が流れてるんですよ。その人の目線で見た部屋の景色とか、息使いとか、足音とかがすごいエロいの」

Iさん「ああ、なるほど。てっきり間取り図を見ながらオナニーしてるんだと思ってびっくりしました!(笑)」

――……わかんないことはないけども(笑)。密室感みたいなのが好きなんじゃない? その不動産サイトの映像にハメ撮り的なエロを感じてるっていうか。

ハナヨ「カメラの人の目線と同じ風景を追ってるっていうのが、なんか気持ちいいんですよね……ずっと見てるとボーッとしてきちゃう」

――みんな狂ってる! 狂ってるね!!(大喜び)
あ、そういえばハナヨ先生は、手を使わずにオナニーできる?


ハナヨ「え?」

――なんかね、こう、うつ伏せになってギュッギュッとマンコに力を入れるっていうオナニー方法を最近よく聞くんですよ。そんなんでイクはずないと思いません?!

ハナヨ「でも、産婦人科の先生と仕事してる友達が言ってたけど、膣筋を鍛えるとそういうのも可能らしいよ」

――え、そ、そうなの……。(←はからずも膣筋のユルさを露呈してしまったマエストロ)

ハナヨ「あと、精神的な鍛練っていうのもあるんじゃないかなあ。ほら、よく淫夢見てイッちゃったっていう話とかあるじゃないですか。うちに来てくれてるアシスタントの子で、月に一回絶対に淫夢をみて、自分がイッた時の体のビクビクで起きちゃうっていう人いますよ」

――まじで! うらやましい……みんなそんなイイ思いをしてるのか! 聞きたくなかった……。
よく、幼稚園くらいの頃に登り棒とかで偶然イッちゃってオナニー覚えたとかいう人もいるじゃないですか。私はイクまでにすごい時間がかかったから、ああいうのって「ムキーッ!」ってなるくらい羨ましいんですよね。
そうだ、ハナヨ先生はそのへんどうでした? 最初から絶頂感ってあった?


ハナヨ「中学生くらいの頃はありました。小学生の頃は触ったりしてるだけでまだなかったかなあ。うちは三姉妹で同じ部屋だったんで、夜妹たちが寝静まってからこっそりやってたんですよ」

――声を殺してこっそりオナニー(笑)。「あーん☆」とか言えないわけですね。グッとくるなあ。

ハナヨ「完全に一人でできるようになったのは、独り暮らしを始めてからですね。遠藤さんみたいにAVとか買いたかったんだけど、私は勇気がなくて買えなかったの〜!」

――ははは。今は全然平気でしょ?

ハナヨ「平気だねえ」

――ちなみに初めて観たAVって覚えてます?

ハナヨ「AVじゃないんだけどセックスシーンのある……ロマンポルノだっけ? 五月みどりが出てました(笑)。高校生の時に受験でホテルに泊まったときに観たんだけど、それだけが受験に行く唯一の楽しみで」

――五月みどり! 悪女かまきりだ!(笑)
受験で泊まったホテルでAV初めて観た女の子って、けっこういるかもしれないですね。

『五月みどりの かまきり夫人の告白』

監督:牧口雄二
発売:2008年11月01日
定価:3150円
販売:東映ビデオ(株)

↑ロマンポルノの代名詞『かまきり夫人』。このとき44歳だそうです。うーん、熟女。そうやって考えると今の青少年って恵まれてるよなあ。


しかし最初に見たセックスが五月みどり……自分の母親と同じくらいの年齢ですよね……。そういえば私も、子供のころ初めてムラムラきたエログラビアは、父親の週刊誌に載っていた“うつみ宮土理のそっくりさんのヌード”でした。ああ、あの頃の自分を抱きしめてやりたい。

さて、アニオタからサブカル女子へと変貌を遂げるにつれ、怪物くん → 五月みどり → 不動産サイトとオナネタも順調に(?)進化させてきたアラサー漫画家・ハナヨ先生。
次回も引き続き、彼女のヰタセクスアリスとオナニーライフに迫っちゃう所存です。「至って普通ですよ」とのことですが……どうなんでしょうかねえ。ぐふふ。

(続く)

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hanatsu-endou-a.jpg 花津ハナヨ(写真・左) 1993年に「なかよし」(講談社)でデビュー。「桜井明子」という名前で描いてましたが、その後フリーになり、2001年より「花津ハナヨ」名義にて執筆中です。 代表作は『言い寄る』全2巻予定(原作/田辺聖子先生)、『CAとお呼びっ!』全4巻、『ヴァージンハウス』全2巻(以上、小学館)、エッセイ漫画『モテずに死ねるか!』(朝日ソノラマ)。 写真右はマエストロ。

花津ハナヨブログ=「872874.net」

遠藤遊佐(C)花津ハナヨ
(c) 花津ハナヨ
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。

遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」

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09.06.06更新 | WEBスナイパー  >  オナニー平和主義
文=遠藤遊佐 |