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フランス人ジャーナリストのエロティック比較文化論
気鋭の女性フランス人カウンターカルチャー専門ジャーナリスト、アニエス・ジアールが、「奇妙で豊穣な性文化」について日本の様々な文化的側面から掘り下げていくユニークな比較文化論。私たちの生きる社会において、おっぱいとは何か。今回は女性・母性の象徴とも言えるおっぱいという存在の各社会における扱われ方を観察、人間や文化の持つ背反性を露にしていきます。
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フランスでは、ほとんどの男性が、女性は公衆で胸をはだけて授乳すべきではないと考えている。
彼らはおっぱいはエロティックなものなのだから、そんな行為はうんざりだし、ショッキングなことだと考えている。
彼らにすれば、母親はまずまわりの人の許可をえるべきだし、おっぱいは控えめにやるものであって、人前で自分のおっぱいを哺乳瓶として扱うのは礼儀ただしくないし、優雅じゃない。

フランスでは、フェミニストたちもまた、裸のおっぱいを"自然"以外の何物でもないとばかりに、人前にさらすのは良いことではないと考えている。
彼女らによると、女性は母になると、突然自分の体はもはやエロティックなものではないとばかりにふるまう。彼女たちは女神になり、とても純潔な、母性の象徴のような無性的なものなる。これはとてもよくないことで、自身の女性らしさは妊娠しても、母親になっても維持するべきだ。

これはフランスではとても白熱した話題である。大勢の母親たちは、これに抵抗する。彼女たちは、誰にも非難されずに、どこでも自分の赤ん坊に授乳したい。なぜならそのほうが簡単だし、母乳のほうが子供にいいからだ。

問題なのは我々の体なのだ。我々の身体器官はしばしば異なる機能をもちえる。おっぱいで授乳もすれば、バギナで出産する。ペニスでおしっこし、肛門で脱糞する。口で食べるし、喋ったりもする。それに髪で寒さから身を守ったりもするのだ。

あらゆる人間社会で、これらの器官はトラブルのもとである。なぜなら性的なタブーを扱うのはとても難しいことだから。「これらの器官は隠ぺいされなければならない。いやらしすぎるからだ!」
平安時代、日本では女性は男性の前で食事をしなかった。それはあまりにいやらしいことだったからだ。
だから女性たちは顔を隠し、お歯黒をつけなければならなかった(※編註)。
面と向かうのはあまりにエロティックなことだったので、男女は暗闇の中でセックスし、お互いの顔を知らないこともあった。





厳格なイスラム教徒の女性もまた顔を隠す。
フランス人の多くは尋ねる「平安時代の日本人はイスラム教のファシストのようだったのかしら?」と。
もちろん日本のエロティックなプレイである"垣間見"る行為は、ムスリム女性に対する完全な抑圧とは異なる。しかし論理的には同じことだ。

フランスのように多くの国々では、おっぱいはあまりにスケベなものなので、隠さなければならない。隠して、しかし同時にぴったりしたTシャツを着たり、もっとおっぱいを大きく見せるためにワンダーブラをつけたりする。ときには男性を興奮させるために下着をみせびらかしたりもする。彼らはみな隠したり見せたりするゲームをしている。衣装の下に胸を見透かそうとしているのだ。それはとてもエキサイティングなゲームである。





バングラデッシュのような国では、おっぱいは単なる哺乳瓶なので、胸をはだけて歩き回っても平気だ。人々はセックスのことなど思いもせずあなたのおっぱいを眺める、まるであなたの手や髪をみているように。彼らは単に身体の美しさを見ているだけだ。美的な一瞥である。プレイも、エロさもない。だから女性は公衆で授乳できるし、おっぱいはタブーでもなんでもない。

フランスのような国では、瞳はタブーではない。誰かと話す時、目をまっすぐ見なければならない。目を見ないのはむしろ失礼にあたる。
日本のような国では、瞳はエロティックなものなので、目は伏せがちに話したほうがいい。目をまっすぐ見つめるのは、まぐわいといってセックスをするようなものだ。だからエロビデオでは女性がカメラをまっすぐ見つめる場面があったりする。それはとても背反的で、興奮するものと考えられている。

人間の社会を比較して体をどのように扱っているか観察するのはとても面白い。これこれのことをしたり見せたりしてよいとか、あれは駄目だとかがいろいろある(公衆の面前でキスしたり食べたり、髪を見せたり、手を見せたり、胸や足を見せてよいなど)。
時には禁じられているからこそ、隠したりちらちら見せたりするゲームが生じる。口をあけることが邪悪だとされたり、髪が悪魔になったり。セックスがタブーになって映画からカットされたりする。ディズニーの映画から101ぴきのダルメシアンの睾丸が、ハイテクと高額なテクノロジーを費やして全て消されたことがあると聞いたことがある。でもそんなの可笑しいでしょ、ね?

プラトンは「男性の裸は、馬鹿げていて、不作法だ」と思うのは野蛮人だけだといった。
でもそれでも人間の社会はタブーによって形成されている。
そしてエロティシズムは主にタブーから形成される。エロティシズムは法にそむくことなのだ。
だから我々はエロスを守るために、むしろ馬鹿げた野蛮な法を、存続させるべきなのかもしれない。

文=アニエス・ジアール
翻訳=前田マナ

※編註 お歯黒をしていた理由は諸説ある。一説によると日本における歴史は奈良時代からで、時代により詳細は異なるが、平安時代においては貴族階級の風習として、女性だけではなく男性も子供もしていた。江戸時代には大衆に浸透して既婚女性の印として定着、明治政府の近代化政策により禁止される。


breast, milking and eroticism

In France, most of the men think that a woman should not openly give milk to her baby, showing her breast in public.
They think it's disgusting and shocking, because breasts are erotic.
They say : "Mother should ask permission first. She should give milk discreetly. It's not polite and gracious to use your breasts as feeding bottle in front of all the people !"

In France, feminist women also say that it's not good to put out the nude breast in public, as if it was nothing else but "nature".
They say : "When a woman becomes a mother, she suddenly acts as if her body was no more erotic. She becomes a goddess, something very pure, very asexual, like a maternity idol. This is very bad. You must keep your feminity, even when you are pregnant or mother !".

It's a very hot topic in France. Many mothers protest and fight against this. They want to milk babies everywhere, without being criticized. Because it's easier, and better for the baby, to breast-feed.

The problem with our body, is that - very often - the organs have different functions.
You give milk with breast. You give birth with vagina. You pee with penis. You defecate with anus. You eat and talk with mouth. You protect from cold weather with hair, etc.

In all human societies, these organs are trouble-maker. Because it's difficult to deal with sexual taboo. "This organ must be hidden, it's too much erotic!".
In Japan, during Heian jidai, women could not eat in front of men. It was too much erotic!
They had to hide their faces and paint their teeth black.
The "face to face" was so erotic that, very often, men and women had sex in the dark, and did not know each other face.

Fundamentalist Muslims also hide the face of their women.
Many French people ask: "In Heian Jidai, Japanese people used to be like Islamic fascists?".
Of course, there is a big difference between the Japanese erotic play of "kaimami" (hide and seek) and the complete repression of Muslim women. But... the logic is the same.

In some countries (like France) you have to hide your breast, because it's too much erotic. You hide it, but, at the same time, you wear very tight T-shirt and you put wonderbra, in order to get bigger tits… Sometimes, you show your underwear, in order to excite men. You play hide-and-seek with them. They try to see your breast through the clothes. It's a very exciting game.

In some countries (like Bangladesh), you can walk bare-naked because breast are only milk-bottle. People look at your breast without thinking about sex, just as if they were looking at your hands or hairs. They just look at the beauty of your body. It's only esthetic glance. No play. No eroticism. Women are free to breast-feed in public. Their breasts are not taboo.

In some countries (like France), the eye is not taboo. When you talk to someone, you must look straight in the eyes. It's impolite not to look in the eyes.
In some countries (like Japan), the eye is erotic. You must talk with the eyes turned down. When you look at someone straight in the eyes, it's "maguwai", it's like having sex. This is why some erotic videos show women looking straight in the camera. It's considered very transgressive, very exciting.

It's always funny to compare human societies and how they deal with the body. Sometimes, you are allowed to show this and that (kiss or eat in public, show your hair or hands, show your breasts or legs).
Sometimes, it's forbidden so you have to play erotic "hide-and-seek" game. Open mouth becomes depraved. Hair becomes "the devil". Sex is so much TABOO that you remove it from movies. I heard that in the Disney movie "One Hundred and One Dalmatians", all the dog's testicles were cautiously erased from the film, using high-tech and very expensive technology. It looks so stupid, ne ?

Platon used to say "that the sight of a naked man was ridiculous and improper" from a barbarian point of view only.
But still, human societies are made of taboos.
And eroticism mainly comes from taboo… Eroticism is transgression of law.
Should we keep our (stupid and barbarian) laws in order to keep our eroticism????

text=AGNES GIARD

アニエス・ジアール最新刊『エロティック・ジャポン』(河出書房新社)発売!!


『エロティック・ジャポン』

著者: アニエス・ジアール
翻訳: にむらじゅんこ
発売: 2010年12月22日
定価: 3,990円(本体3,800円)
ISBN: 978-4-309-24534-8
出版社:河出書房新社

内容:あまりに奇妙で、あまりに豊饒な日本のエロス的イメージ! 気鋭のフランス人女性ジャーナリストが論じる大胆な日本のエロティック・カルチャー……ロリコン、人形、制服フェチ、コスプレ、メイドカフェ、援助交際、風俗産業……現代アートや浮世絵、風俗雑誌など、約300点にのぼる豊富な図版を収録!


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アニエス・ジアール - AGNES GIARD - 1969年生まれ。仏リベラシオン紙のジャーナリストであり、主にカウンターカルチャーや性に関する記事の専門家。日本のエロティシズムについて言及した著作 『エロティック・ジャポン』(仮)、『図解 ビザール・セックス全書』(仮)がそれぞれ河出書房新社と作品社より近日刊行予定。現在は京都の関西日仏交流会館ヴィラ九条山に滞在しており、日本における様々な恋愛物語についての本を準備中。

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前田マナ 英国ランカスター大学演劇学部修士修了。専門は現代演劇やコンテンポラリーダンス。 ライターとしてウェブや雑誌等に雑文なども寄稿。
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