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Carl Offterdinger・画

Erotical Parade Japan
フランス人ジャーナリストのエロティック比較文化論
気鋭の女性フランス人カウンターカルチャー専門ジャーナリスト、アニエス・ジアールが、「奇妙で豊穣な性文化」について日本の様々な文化的側面から掘り下げていくユニークな比較文化論。今回は赤ずきんちゃんの物語に端を発して数々の神話をめぐり、そこに秘められた愛の形、その本質へと迫ります。
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女の子が何を欲しがっているかわかる?

面白いこと。でもみんな、綺麗な怪物みたいなものに呑みこまれたいと願っている。

西洋では、これに関する物語がある。多分誰でも知っている赤頭巾ちゃんの話だ。昔々女の子がお母さんに言いました。「病気のおばあさんに食事を運んであげるわ」。彼女はパンとチーズと果物を小さなかごにつめると、赤い帽子をかぶりドアを開けました。お母さんは言いました。「森では大きな悪い狼に気をつけるのよ。知らない人には話しかけないこと」。女の子は言いました。「はい、おかあさん」。そして女の子は出かけました。森で知らない男に会いました。彼は聞きました。「どこに行くんだい? かわいこちゃん」。あかずきんちゃんは答えました。「おばあさんの家よ」。でもあかずきんはそれ以上は話しませんでした。おかあさんに気をつけるよう言われていたからです。


Walter Crane・画


大きな悪い狼はおばあさんの家へといそいでいました。そしてかわいい声で言いました。「おばあさん入れてちょうだい、ドアをあけて!」おばあさんはドアをあけました、すると狼はおばあさんを一口で食べてしまいました。そうして狼はおばあさんのふりをして、ベッドに横たわって待ちました。しばらくすると、赤頭巾がやってきて家に入ってきました。彼女は「おばあさん、具合はいかが?」というと、ベッドに近づきました。「まあ、おばあさん、なんて大きな黒い目をしてるのかしら」赤頭巾は言いました。「お前をよく見るためだよ」。狼は言いました。近寄ると赤頭巾はまた驚きました。「まあ、おばあさん、なんて大きな口をしているの」「お前にちゃあんとキスできるようにさ」。もっと近づくと赤頭巾は言いました。「まあ、おばあさん、なんて大きな歯をしてるんでしょう」「おまえを食べちまうためさ」。そういうと狼は赤頭巾をごくりと飲み込んでしまいました。しばらくすると、勇敢な猟師がやってきて、狼のお腹を切り裂いて、赤頭巾は狼のお腹から逃げ出しました。彼女は猟師と結婚しました。二人はたくさんの子供を産んで、ずっと幸せにくらしましたとさ。

日本にはこれとまさに同じような話がある。オロチとスサノオ伝説である。昔々、豊穣の神となぞらえられる嵐の神がイザナギの鼻から生まれた。もちろん鼻というのはメタファーで、それは天狗の鼻、つまりペニスだ。しかし、そのスサノオは乱暴な子供で、数々のけんかをした。彼は、姉のアマテラスに悪さをしたため、追放され葦原中国(あしはらのなかつくに)に放たれた。彼が葦原中国につくと、ある男に会った。彼の妻や美しい娘は川のほとりで泣いていた。彼が「どうしたのか?」と尋ねると、男はこの7年間、1年に1度、ヤマタノオロチ(もしくはヤマタノツルギ)という8頭8尾の蛇に、7人の娘を食べられてしまい、今まさに末娘の番がやってきたところだ、と答えるのだった。

スサノオは同情して彼女の名前を聞いた。娘は櫛名田比売(くしなだひめ)といった。「私はこの娘を助けたいと思う。もし成功したら彼女を妻にくれますか?」。男とその妻は喜び、安堵のあまり泣き始めた。「もちろんです。もしも助けてくれたら櫛名田比売と結婚させましょう」。スサノオは櫛名田に刀を渡すと「大蛇がお前を呑みこんでも、これをしっかり持っていなさい」と言った。そして極上の酒を準備するよう命じると、8つの裂け目のある柵の前にその樽を置かせた。大蛇はやってくると我慢できずにその酒を飲んだ。そして酔っ払うと、刀をもっているとも知らずに櫛名田を飲み込んだ。スサノオは大蛇と勇敢に戦った。蛇のお腹の中では櫛名田が半死半生でその戦いの様子を聞いていた。彼女は「誰かが私を愛して、私の命を救おうとしている」と勇気づけられた。そこで彼女は蛇の腹を切り裂き、一方でスサノオは蛇の頭を切り落とした。彼らはたくさんの子供をつくり、ずっと幸せに暮らしましたとさ。


月岡芳年・画 『日本略史 素戔嗚尊』より


同じようなお話は古代ギリシャにも見られる。生贄としてドラゴンに食べられそうになっているアンドロメダをペルセウスが救う話だ。聖書ではペルセウスはドラゴンを殺す聖ジョージとなっている。このような神話に類似するお話は他にもたくさんある。

精神分析医はこれらのお話を女性が成人し、伴侶を見つけようとする話だという。女性は自分自身の家庭を創るために、母親との関係を断たなければならないのだ。それは大変難しい瞬間である。母親とは常に子供と一緒にいることを望み、けして子を手離さない存在だからだ。ゆえに母とはドラゴンのようなもので、彼女は愛する娘を呑みこんで、外の世界から子供を守るのである。

No.6にも登場した伊勢物語にも、これに関連する話がある。昔、男(在原業平)がある女性と恋に落ちた。ある暗い晩に男は女を誘拐し、女をおぶって荒野に逃げた。雨が降り始めたので、あばら家の前でとまった。女はあばら家の中に入り、男は外で一晩中寝ずの番をした。男は嵐が止むのを待った。しかしあばら家の中では鬼が女を食らってしまっていた。女には「あなや!」と叫ぶ時間さえなかった。それきり女は消えてしまった。男は泣きに泣いたが、彼女を取りかえすことはできなかった。
昔おとこありけり。女のえうまじかりけるを、としをへてよばひわたりけるを、からうじてぬすみいでゝ、いとくらきにきけり。あくた河といふかはをゐていきければ、くさのうへにをきたりけるつゆを、かれはなにぞとなむおとこにとひける。ゆくさきおほく、夜もふけにければ、おにある所ともしらで、神さへいといみじうなり、あめもいたうふりければ、あばらなるくらに、女をばおくにをしいれて、おとこ、ゆみ、やなぐひをおひて、とぐちにをり。はや夜もあけなむと思つゝゐたりけるに、おにはやひとくちにくひてけり。あなやといひけれど、神なるさはぎにえきかざりけり。やうやう夜もあけゆくに、見ればゐてこし女もなし。あしずりをしてなけどもかひなし。

『伊勢物語』第六段より

鬼はもちろん本物の鬼ではない。それは女を家につれもどした人間にすぎないだろう。兄弟だと聞いたこともある。あるいは従者かもしれない。とにかくあらゆる伝説において、貪り食ったり、呑みこんだりする怪物というのは、娘を外敵や、野蛮人、そして恋人から"守る"ものなのだ。

しかし蛇やドラゴンにたとえられる怪物は母の子宮(もしくはヴァギナ)を意味しているだけではない。それらは恋人のペニスでもある。その形は非常に両価的だと言えるだろう。ゆえに日本では、蛇は虫と考えられている。つまり繭に入ったあとに変身する昆虫ということである。蛇は"変容する命の循環"の象徴である。それは"再生すること"を意味する。娘が蛇に呑みこまれること、それはしばしば彼女が"本当の女"になるために男に誘拐される(あるいは選ばれる)ことを意味する。女性は蛇の体の中をトンネルのように抜ける。死から新たな生への地下道を抜けるのだ……。男のペニスは力強い再生と復活の蛇/シンボルなのである。もう一度生まれるために、まずは人は埋められ、虫の、爬虫類の、根っこの、そしてペニスの餌食とならなければならない。また人は女性の子宮(古来の日本の墓石の形に似ている)を通らなければならない。古代の日本では、人は胎児のような格好で埋葬されていた。

ゆえに竜と蛇の日本の神話は母と夫両方の話だと言える。自由になるために殺さなければならない母。しかし同時にそれは自分を連れ去る男でもある。それは八雷神(ヤクサノイカズチノカミ)である。イカズチは黄泉の国のイザナミの醜い屍から生まれた。それは見てはならない神の朽ち果てた、真の姿であった。もしもそれを見たのなら死んでしまう。人にとってはあまりに強烈で、激しいものだからだ。竜/蛇は雄でもあり、雌でもある、しかしあまりにも神聖なので、それを名づけたり見ることは禁じられている。

日本書紀にはこれに関する重要な話がある。夜麻登登母母曾毘売命(やまととももそびめのみこと)という巫女と大物主神(おものぬしのかみ)(大和の神である)という夜這いの恋人の話である。彼女は彼に「あなたを見たい」と頼む。彼は応える「よろしい、では私の形を見せてあげますから、明日の朝、櫛笥(くしげ)を見てください。でもどうか驚かないように」。夜が明け始めると、やまとびめは櫛笥をあけた。そして恐怖のあまり叫んた。箱の中には小さな蛇がいたからだ。神は恥をかかされたと、自分のすみか(御諸山 みもろのやま)に帰り、彼女は倒れこみ、箸が陰部に刺さった。そして姫は死んでしまった。蛇婿入りとは輪廻転生のお話である。

蛇の名はその二重性と象徴性を示していて非常に面白い。オロチとは緒(お)と尾(おろ)と心(ち)を意味する。オロチは恋人たちを結びつける、縁結びのような愛の赤い糸である。蛇(へみ)は心(み、び)であり、火の力、肥沃の力(へ・ほ)、つまり蛇は結びついて命をつくりあげる雌雄双方の性の表象である。蛇はまた、神聖な力の象徴である髪にも関係する(なぜなら髪は人類を天上へとつなぐものだから)。そして、永遠を象徴する臍の緒でもある(なぜならそれは死の後でさえ、子を母とつなぐものだから)。臍の緒が、宝石や鏡のように、櫛と一緒に箱に入れられるというのは興味深い。けれどその箱を開けると人は死んでしまう。なぜならその中には、自身の真の、そして聖なる愛の力が、見つけられるのを待っているからだ。それは自身の心臓のようなものなのである。

文=アニエス・ジアール
翻訳=前田マナ


WHY SIZE MATTERS (OR NOT)

Do you know what girls want?

They want fun. But most of all, they want to be swallowed by someone who looks like a beautiful monster.

In Occident, there is a story about that. Maybe you heard it: little red riding hood. Mukashi mukashi, a girl told her mother: "I will deliver food to my sick grand-mother". She put some bread, cheese and fruits in a little basket. She put her red cap on the head and she opened the door. Her mother told her: "In the forest, be careful with the big bad wolf. Don't talk to strangers". The girl said: "Yes, mother". And she went out. In the forest, she met an unknown man. He asked her: "Where do you go, pretty?". She told him: "To my grand-mother's house" But she did not say anything more, because her mother had told her to be careful.

The big bad wolf hurried to the grand-mother's house and asked, with a nice little voice: "Let me in! Grand-mother, open the door!". The grand-mother opened the door and the wolf ate her, in only one gulp. Then, the wolf disguised himself as an old woman. He went into the bed and waited. Soon, little red riding hood arrived and entered the house. "Do you feel better grand-mother?" She came close to the bed. "Oh, grand-mother, you have big dark eyes". "It's for looking at you better my dear child" said the wolf. Getting closer, little red hood was very surprised: "Oh grand-mother, you have big mouth". "It's for kissing you better my dear child". Getting even closer, the little red hood said: "Oh grand-mother, you have such big teeth". "It's for eating you better my dear child". And suddenly the wolf swallowed the girl. Later, she was rescued by a brave hunter, who cut open the wolf's belly. Little red riding hood went out of the wolf's stomach and married the hunter. They lived forever happy together and had many children.

In Japan, you have the same story, exactly the same: it's "orochi" and Susanoo legend. Mukashi mukashi, the Japanese storm god, associated with fertility, comes out of the "nose" of Izanagi. The nose, of course, is a metaphor. It's like the tango nose: it's a dick. But, as a violent child, Susano-o makes a lot of fuss. He is sent to Ashihara no Nakatsukuni into exile, because he has done bad things with his sister Amaterasu. When he arrives on Ashihara no Nakatsukuni, he meets a man, his wife and their beautiful girl crying near a river. "What's happening to you?". The man tells him that once a year for the last seven years, an eight-headed, eight-tailed serpent called Yamata no Orochi (or Yamata-no-Tsurugi) has devoured one of his 7 daughters, and the time has now come for him to claim the last one.

Susano-o is moved to compassion and he asks the name of the girl: Kushinada Hime. "I want to save her. If I succeed, will you give her to me as wife?". The man and his wife are so happy, that they cry with relief. "Yes, of course, you can marry Kushinada hime if you save her life!". Susano-o gives a knife to Kushinada. "Hold it when Orochi eats you" he says. Then he orders that a special wine be prepared and barrels of it placed along a fence with eight apertures. When the serpent comes, first he drinks the irresistible vintage, he becomes drunk and then he eats Kushinada, without noticing she has a knife with her. Then, Susano-o fights against Orochi very bravely. Inside the snake belly, Kushinada, half-dead, hears the battle. It makes her feel stronger. "Someone loves me! Someone wants to save my life!". So she cuts open from inside the belly of the snake, while Susano-o cuts the heads. They live forever happy together and have many Children.

You can find the same story in ancient Greece: Pers?e rescued Andromed who was about to be eaten by a dragon during a sacrifice. In the Bible, Pers?e became Saint Georges who kills the dragon. There are many others legends related to this myth.

Psychoanalysts explained that all these stories talk about the woman who becomes adult and start looking for a companion. She has to create her own family and cut the relationship with her mother. It's a difficult moment. Because mother always wants to stay with her children and never let them go. So mother is like a dragon: she swallows her beloved daughter, to save her from outside world.

There is a tale (N°6) in Ise Monogatari related to this: mukashi otoko (Ariwara no Narihira) was in love with a woman. He kidnapped her in a dark night and walked, with her beloved on the back, far away in the wilds. When the rain started to fall, they stopped in front of a ruin. The woman went inside and the man stood awake, outside, to keep her safe. He was waiting for the storm to stop. But inside the ruins, monsters gulped the woman. She did not have time but to shout "Anaya!". And then, she disappeared. The man cried a lot, but he could get her back again.

The monster, of course, were not real monsters. They were just people who took the woman back to her home. I heard it was the brothers. Maybe some servants… Anyway, in all these legends, monsters who "gulp" or "swallow" are very often the people who want to "protect" the girl from outsiders, from the wilds, from lovers.

But the monsters who look like snake or dragons are not only symbols of mother's womb (or vagina). They are also symbols of lover's dick. Their shape is very ambivalent. This is why, in Japan, snakes are considered as "mushi", like all these insects who transforms themselves after getting into a cocoon. Snake means "metamorphic life cycle". It means "being reborn". When a girl gets swallowed by a snake, very often, it means she was kidnapped (or chosen) by a man who made her "a real woman": she went through the tube of the snake's body, as if it was a tunnel, a kind of underground passage going from death to new life… The men's penes are very powerful snake-symbols of regeneration and resurrection. To get born again, first you have to be buried and become the food for insects, reptiles, roots… and penis. You also have to go into a woman's womb, which has the shape of old Japanese tombs. In ancient Japan, people were buried in a sitting position like fetuses.

This is why the dragon-snake of Japanese mythology is both the mother and the husband. It's the mother you have to kill, in order to get free. But it's also the man who takes you away with him… It's the 8 thunder gods, Izakuchi, born from the hideous corpse of Izanami in the dark realm of yomi dark… It's the savage body of god's true nature that you MUST NOT SEE, that must remain invisible. If you look at it, you can die, because it's too much powerful and violent for human mind… Dragon-snake is both female and male, but so divine that it's forbidden to name it and to look at it.

There is a very important story in Nihonshoki related to this: the story of a shaman-woman Yamatotomomoso-bime and her invisible yobai-lover Omononushi no kami (who is the kami of Yamato). She asks him: “I want to see you”. He answers: “OK, I will show you my shape (katachi) in your comb’s box (mikushige) tomorrow morning, but please don’t be afraid.” When the daylight starts to glow, Yamato-bime opens her comb’s box and shout with terror: inside the box, there is a little snake. The god is ashamed. He goes back to where he lives (Minoro yama) . She was so frightened that fell down and cut her sex by a chopstick, and died. Hebimukoiri (snake-lover) are very often stories related to the cycle of life and death.

The names of the snakes are very interesting to understand their double meanings and symbolism. Orochi means "string" (o), "tail" (oro) and "spirit" (chi). Orochi is like the red string of love (akai ito) that connects the lovers: it's like en-musubi. Hebi (hemi) means "spirit" (mi, bi) and "fire power", "fertile power" (he / ho): snake represents both female sex and male sex that connect together to create life. Snake is also related to hair which are symbols of divine power (because hair connect human beings with heaven) and to umbilical cord which symbolizes eternity (because it connects mother with children even after death). It's interesting to know that umbilical cord and combs are put in boxes, like jewels or mirrors. When you open these boxes, you can die. Because inside, it's your own true divine and love power that is waiting to be discovered. It's your heart.

text=AGNES GIARD

アニエス・ジアール最新刊『エロティック・ジャポン』(河出書房新社)発売!!


『エロティック・ジャポン』

著者: アニエス・ジアール
翻訳: にむらじゅんこ
発売: 2010年12月22日
定価: 3,990円(本体3,800円)
ISBN: 978-4-309-24534-8
出版社:河出書房新社

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nurekiplof.jpg
アニエス・ジアール - AGNES GIARD - 1969年生まれ。仏リベラシオン紙のジャーナリストであり、主にカウンターカルチャーや性に関する記事の専門家。日本のエロティシズムについて言及した著作 『エロティック・ジャポン』(仮)、『図解 ビザール・セックス全書』(仮)がそれぞれ河出書房新社と作品社より近日刊行予定。現在は京都の関西日仏交流会館ヴィラ九条山に滞在しており、日本における様々な恋愛物語についての本を準備中。

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前田マナ 英国ランカスター大学演劇学部修士修了。専門は現代演劇やコンテンポラリーダンス。 ライターとしてウェブや雑誌等に雑文なども寄稿。
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