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熊野参詣道は日本で最も神聖だとされる古道のひとつである。
この道をたどれば、誰でも平穏へたどり着けると言われている。
どこを歩いたとしても、散策するだけで、古道自体がその方法を示してくれるのだ。
紀伊山地をぬけるこの1300年を経た道は、奈良と京都の南側に位置し、その奥深い森は日本の霊場の中心だと考えられている。





日本人は、自分を失い、どこに行けばいいのか分からなくなると、歩き始める。
歩くうち、人は木々の美しさを愛で、風を感じ、詩を作り、歌い、心を浄化する。

ときには、彼らはさまよううちに死に至る。

軍隊では、兵隊に延々と歩く訓練をさせると聞くが、それは洗脳に似ている。
血液は脳へとめぐらなくなる。
歩けば歩くほど、考えなくなる。
考えなくなればなるほど、心は外的影響に抵抗することをやめる。




外的影響が軍の指令であった場合は、機械のようにその命令に従うだけだ。軍の一部となり、自身が何者でもないことがむしろ快感となる。
外的影響が美であった場合は、美が心に入りこんでくるにまかせるまでだ。
エゴは消え、自我も消えうせる。人は何か大きくて美しいものの一部となる。
私はどんなときでも歩くのが大好きだ、なぜなら脳が停止するから。
そしてセックスは歩くことと似ている。それはお払いのようなものなのだ。
脳は洗い清められる。





熊野古道は3つの寺院へと繋がっている。熊野本宮大社、熊野那智大社、そして熊野速玉大社である。
熊野本宮は、権現山にある巨大なゴトビキ岩へと繋がっている。近辺の人々によれば、その岩は蛙(ゴトビキ)に似ているのだそうだ。しかし実際には生殖器に似ている、この岩は男性器なのだ。




この岩のふもとには、神倉神社という神社がある、ここでは非常に重要な祭りが行なわれる。
御燈祭(おとうまつり)は、毎年2月6日に行なわれる火祭りである。
様々な年代の男性がみな白装束に身を包み、荒縄を腰に巻く。




祭りの間、参加者は上がり子と呼ばれ、白いものしか食べない(白は純潔の象徴である)。そして潮垢離(しおごり)という、海での禊ぎの儀式を行なう。
それぞれ聖なる火から灯した松明を持つ。松明が燃え始めると、男たちの興奮は最高潮に達し、ついに神社の扉が開け放たれると、火を掲げた2000人の男が競って山を下っていく。
空は聖なる火を映して朱色に染め上げられ、男たちの望みや願いが煙とともに天上へと昇っていく。





この祭りは非常に深淵で、性的で、力強いものを想起させる、白い食物とは精液である。
火は射精のようなものである。
山の爆発は男性の絶頂のようなものだろう。
私にとって御燈祭はお祓いのようなものだ。内なる生のパワーを身体から解放し外に向けて爆発させる時、人は自身を洗い清めることができる。

熊野那智もまた非常に重要である。
宗教的な起源は、古代の那智大滝に対する自然崇拝にある。
高さ133メートル、幅13メートルのこの滝は日本で最も高い滝である。
そしてこの滝は女性器の形をしている。





那智の火祭りはこの崇高な滝のふもとで行なわれる。
滝を象徴した6メートルの神輿を、白装束の男たちが大明松によって清めるのだ。

フランスの哲学者バシュラールは、彼の著書『火の精神分析』の中で、火は詩の起源であるといっている。
人類前史において、人は火を扱い始めたと同時に、石を磨き始めた。
夜じゅうかけて石をこすった。
フランス語で“frotter, caresser”(こする、なでる)といえば、それは愛する男(女)性に触れる、もしくはマスターベーションするという意味になる。
これは日本語で非常に重要な「触る」という動詞である。

日本では聖なるものに触れる時、自身の身体をそれにこすりつける。聖なるものを磨き、触れる。それは神の身体との接触なのだ。
フランスでは、キリスト教の教義によって、このような純然たる宗教のあり方が忘れられている。我々は触れることを恐れる。我々は遠巻きに観察し、信仰が自身の身体から訪れるべきものであることを忘れている。
これが私が神道を愛するゆえんである。
神道は欲望や、幸福、自然な感情、そして喜びの信仰である。

文=アニエス・ジアール
翻訳=前田マナ


The sacred path

"Kumano sankeidomichi "(熊野参詣道) is one of the most famous sacred path of Japan.
When you take this path, it is said that you can reach peace.
No matter where you go. Just walk. The path will show the way.
It's a 1300 years-old road that goes through the Kii mountain, located south of Nara and Kyoto, in a dense forest which is considered as Japanese spiritual heartland.

In Japan, when people feel lost, when they don't know where to go, they start walking.
While walking, they enjoy the beauty of the trees, they feel the wind, they make poetry, they sing, they purify their mind.

Sometimes, they die while walking.

I read that in the army, soldiers are trained to walk a lot because it's like brain-washing.
Blood can not flow to the brain.
The more you walk, the less you think.
The less you think, the less your mind resist outside influence.

If outside influence is military orders, you just obey, like a machine. You are part of an army. You enjoy being nothing.
If outside influence is beauty, you just let beauty enter your mind.
Your ego disappears. Your self identity disappears. You become part of something bigger and beautiful.
I always loved walking, because my brain stops.
Sex is like walking. It's like "harai".
Brain is washed.

The Kumano" kodo "leads to 3 main temples: Kumano Hongu, Kumano Nachi and Kumano Hayatama.
Kumano Hongu is linked to the Gotobiki-iwa, a gigantic rock located on Gongen Mountain. People here say it looks like a frog ("gotobiki"). But, in fact, it looks like "seiki-sama": the rock is phallic.

At the base of this monolith is a shrine called Kamikura-jinja, which is the site of a very important "matsuri".
The Oto Matsuri is a fire festival held every year on February 6th.
Men of all ages dress is white clothes with a thick straw rope ("aranawa") wrapped around their waist.

During the day of the event participants, called "agariko", only eat white food (white symbolizes purity) and some perform "shiogori", a purifying ritual in the ocean.
Each participant carries a torch which is lit from a sacred fire. As the torches start to burn, the tension rises and finally erupts as the shrine gate bursts open, releasing the fiery 2000 men to race down the mountain.
The sky is illuminated orange as the sacred light reflects off of the blooms of rising smoke carrying the men's hopes and wishes up to heaven.

Of course, this makes me think of something very deep, very sexual, very strong: white food is like sperm.
Fire is like ejaculation.
When mountain erupts, it's like when men have orgasm.
For me Oto "matsuri "is "harai". You wash yourself when you let the power of life go through your body and explode outside.

Kumano Nachi is also very important.
It has its religious origin in the ancient nature worship of Nachi-no-Otaki.
At 133 meters high and 13 meters wide, it is the tallest waterfall in Japan.
It has the shape of a vagina.

Nachi-no-Hi Matsuri takes place at the base of this magnificent falls.
It is a fire festival in which 6 meter high portable shrines symbolically representing the waterfall are purified with the fires from oversized torches carried by men dressed in white.

The French philosopher Bachelard talks about this in his book: "Psychanalyse du feu".
He says that the birth of poetry is fire.
When men started, in the prehistoric times, to create fire, they also started polishing stones. They spent nights rubbing stones.
In French we say: frotter, caresser. It means: "Touching the (wo)man you love" or "Masturbating".
This is a very important verb in Japanese: sawaru.

In Japan, you touch the holy things. You rub your body against it. You polish and touch what is sacred. It's body-body contact to kami.
In France, because of Christianism, we forget this very pure way of being religious. We are afraid to touch. We watch, at distance, and we forget that religion is something that must come from our body.
This is why I love shinto.
It's religion of desire, happiness, organic feelings and pleasure.

text=AGNES GIARD

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アニエス・ジアール - AGNES GIARD - 1969年生まれ。仏リベラシオン紙のジャーナリストであり、主にカウンターカルチャーや性に関する記事の専門家。日本のエロティシズムについて言及した著作 『エロティック・ジャポン』(仮)、『図解 ビザール・セックス全書』(仮)がそれぞれ河出書房新社と作品社より近日刊行予定。現在は京都の関西日仏交流会館ヴィラ九条山に滞在しており、日本における様々な恋愛物語についての本を準備中。

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前田マナ 英国ランカスター大学演劇学部修士修了。専門は現代演劇やコンテンポラリーダンス。 ライターとしてウェブや雑誌等に雑文なども寄稿。
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