Chaos*Lounge2010 in TAKAHASHI COLLECTION HIBIYA
2010年4月10日(土)〜4月18日(日) 高橋コレクション日比谷にて開催中!!
ネットで面白い人たちをたくさん集めて展示するよ――。アーティスト・藤城嘘氏が2008年から行なっている展示&ライブペイント企画「カオス*ラウンジ」を知っていますか? ネット上で発生する流行や、その化学反応、あるいは「ネット」と「アート」の狭間で瞬く作品自体。そんなモニター上の存在を一同に集めて眺め直す時、その全体から立ち上がってくるものはいったいなぁに? 現在、高橋コレクション日比谷にて開催されている「カオス*ラウンジ2010」の模様をエヴァンゲリオン研究家の四日市氏にレポートしてもらいます。「カオス*ラウンジ」はポスト・ポッパーズ代表・藤城嘘氏によって2008年から不定期に開催されている展示企画。主にインターネット上にて観測された創作活動が集合、展示されている。今回はキュレーターとして美術評論家・黒瀬陽平氏を加えたこれまでにない大規模な展示となっている。
会場は広めだが初日だけで400人近い動員があったらしく、かなり混雑していた。アニメやイラスト、ブラウザのキャプチャ画像などおよそモニターに投影されるあらゆるものをコラージュした展示や、アニメキャラクターの記号をアニメ雑誌などの産業的複製物によって再生産した造形物、インターネット上で発表されていた漫画の生原稿などが展示されている。
なお、伊藤存氏、高嶺格氏、村上隆氏らの展示もあったが、それらは撮影禁止とされていた。
デジタルネイティブと呼ばれるインターネットを当たり前のインフラとして利用している層の、ある表現者たちがモニターから何を享受しているのか。「カオス*ラウンジ2010」からは2010年現在においても膨張を続けるモニタからの情報の、その一欠片を垣間見ることができる。それらをすべて一塊にして立ち上げてみたら、柊つかさのリボンだったり泉こなたのアホ毛だったりするのかもしれない。
なお、「カオス*ラウンジ2010 in 高橋コレクション日比谷」の展示は4月18日までだが高橋コレクション日比谷での展示が終わっても「カオス*ラウンジ2010」は続く。五月いっぱいかけて、会場を変えながらライブペインティング、インスタレーションなどが行なわれる。詳細はカオスラウンジオフィシャルサイトにて。
文=四日市
関連リンク
カオスラウンジオフィシャルサイト
ポスト・ポッパーズ
高橋コレクション日比谷
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10.04.15更新 |
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