2007.7.27Fri - 29Sun ADULT TREASURE EXPO 2007 日本初!アジア最大級のアダルト総合イベント 「アダルト・トレジャー・エキスポ」 に行ってきました! 取材・写真・文=安田理央 取材協力=「ATE 2007 実行委員会」 |
↑入場ゲート。ここで年齢確認。
↑会場全景。パッと見は普通の見本市。
↑一声だけ発して踵をかえすインリン宣伝部長。
↑コンパニオンに群がるカメラ小僧たち。
↑カラフルな「バディ」のブース。
↑「T&M」の艶っぽい熟女フィギュア。
↑「sexii」のセクシーな女子社員。
↑「BRANEW」の意味不明な花嫁さん。
↑驚異のバーチャルセックスマシーン!
↑「ベイビーエンターテイメント」の緊縛ショー。
↑女流作家と紹介されていた雨宮まみ。
↑村西とおる御大の圧倒的なトークパフォーマンス。
↑飲食コーナーの屋台の数々。結構うまかった。
↑アイドル抱き枕のブース。水着アイドルが次々登場。
毎年ラスベガスで行なわれてる「アダルト・エンターテインメント・エキスポ」の日本版である「アダルト・トレジャー・エキスポ」(以下ATE)が7月27日〜29日の3日間、幕張メッセで開催されました。
↑会場全景。パッと見は普通の見本市。
↑一声だけ発して踵をかえすインリン宣伝部長。
↑コンパニオンに群がるカメラ小僧たち。
↑カラフルな「バディ」のブース。
↑「T&M」の艶っぽい熟女フィギュア。
↑「sexii」のセクシーな女子社員。
↑「BRANEW」の意味不明な花嫁さん。
↑驚異のバーチャルセックスマシーン!
↑「ベイビーエンターテイメント」の緊縛ショー。
↑女流作家と紹介されていた雨宮まみ。
↑村西とおる御大の圧倒的なトークパフォーマンス。
↑飲食コーナーの屋台の数々。結構うまかった。
↑アイドル抱き枕のブース。水着アイドルが次々登場。
AV、グッズ、、フィギュア、ネットなどジャンルを超えたアダルト全般のメーカーが集結したイベントとしては初の試みであり、幕張メッセという巨大な会場での開催。
さらに広報部長として「インリン・オブ・ジョイトイ」、場内のステージでは「クレイジーケンバンド」(27日)、「ZEEBRA & DJ Lily a.k.a. DOUBLE」(28日)、「マキシマム ザ ホルモン」(29日)、そして極めつけはアメリカの超人気R&Bグループ「Boyz II Men」(29日)のライブが行なわれるなど芸能色も強く、スケールの大きなイベントであることは間違いないのですが、その割に告知が今ひとつ徹底されていなかったり、現在のアダルト業界のメインであるAVメーカーの参加があまりなかったりと、不徹底な部分も多く、業界内ではその成功を危ぶむ声も聞かれていました。
とはいえ、これだけのイベントです。業界の端っこに身を置く者としては、見逃すわけには参りません。ちょうど僕と「エロの敵」を共著したライター雨宮まみの講演もあるというので、開催初日の27日金曜日に行って参りました。
しかし、暑いです。そして遠いです、幕張。フラフラになりながらも開場の11時とほぼ同時に会場入り。入場に際しては写真付きの身分証明書が必要というところが、さすがに「おとなのエキスポ」ですね。
幕張メッセ9〜11ホールを貸し切っての会場は、確かに広い。ここに120以上のメーカーや団体がブースを出しているわけです。
やはり目立つのは、「ソフトオンデマンド」や「ベイビーエンターテイメント」などのAVメーカーの大きなブースですね。他にもバイブやローターやランジェリー類をズラリと並べたグッズ系メーカーやネット系の会社も多数。ただ、開場時にはまだ準備が出来ていないブースが多かったり、全く空いたままのブースも結構あったり、そして何よりもお客さんの数はちょっと少なめで、寂しいムードがあったのは否めません。
しばらくすると会場中央のメインステージでオープニングショーがスタート。おお、生インリンだぁ、と思っていたら 「開会を宣言します!」と一言叫んだだけで、引っ込んでしまいました。えっ、えっ、インリン、これだけ?
12時を過ぎると、さすがに少しずつお客さんも増えてきました。まぁ、この規模のイベントだったら、もっとお客さんが入らないと厳しいのかもしれませんが、ゆっくり各ブースを見れるという意味ではちょうどいい感じでしたね。それでもやはり、AV女優やタレントがブースに来ていたりすると、黒山の人だかりになってましたし。蒼井そら、吉沢明歩、矢部美穂などがいた模様ですが、本当にすごい人が群がってて、よく見えませんでした。すいません、根性ナシです。
でもその分、各ブースのコンパニオンのお姉さんはじっくり鑑賞させていただきましたよ。さすがに可愛い方が多いんですが、露出度はそれほど高くなかったのは残念。会場の関係で露出は厳しく制限されてたようなんですよね。なんか別の日に生着替えコーナーでカメラ小僧が突撃してポロリとしちゃったアクシデントがあったらしく、それもずいぶん怒られちゃったとか。「おとなのエキスポ」ではありますが、そういう意味ではおとなしかった印象もありますね。モニターで流していた映像ではオッパイもガンガンでてましたが。
そう言えば最も露出度が高かったのは「テラ出版」のブースでしたね。何しろパンツ一枚でウロウロしてましたもん! ゲイ雑誌「バディ」の出版社なんで、当然オトコなんですけどね(笑)。
個人的に興味深かったブースをいくつか上げますと、まず熟女フィギュアの「T&M」さん。アニメ系ロリキャラが全盛のフィギュア界で熟女というか、しっとりとした日本の大人の女にこだわっているのがいいですね。脂ののった肉付きの造形が素晴らしいです。完成品のジャンク品を安価で販売していて、後で買おうと思ってたら、すぐに売り切れてしまいました。無念……。
アダルト版mixiというべき招待制SNS「sexii」は、招待券とコンドームなどをカプセルに入れたガチャガチャを設置。いや、それよりも、肌も露なセクシーな衣装のコンパニオンが同社の女性社員だということに感動しました。いーなー。
よくわからなかったのは、「ベンツ」や「ハマー」などのパーツを製造しているメーカー「BRANEW」。ハマーH2やベンツのS500Lを展示。「なぜアダルトエキスポに?」とコンパニオンさんに聞きますと、なんでもレッドリボン運動に賛同してとのこと。うーん、わかったようなわかんないような。でも、ウェディングドレス姿のコンパニオンが綺麗だったから、いいか。
アダルトメディア研究家(笑)の私としては、「GLAYz」と「TMA」が次世代DVDのブルーレイAVのブースを出していたことも興味深かったのですが、それよりも「大白」という会社が参考出品していた「バーチャルホール」「バーチャルスティック」「バーチャルバタフライ」には驚きましたね。映像と連動して動作するオナホールやバイブなのですよ。つまりバーチャルセックスを実現するマシンなのですよ。うわー、ついにこんな時代が来たか〜。製品化はまだ先みたいですが、ぜひ体験してみたいものですね。
AVメーカーでは、特設シアターでムービーを見せていた「ソフトオンデマンド」や、AV女優を招いていた「ワープ」や「マキシング」も人気がありましたが、何といっても一番気合いが入っていたのは「ベイビーエンターテイメント」です。メインステージでは、新レーベル「ブラック・ベイビー」の発表と共に、ばば★ザ★ばびぃ監督らが登場しての公開緊縛ショー。さらにブースでは辻丸耕平先生により調教ショーなど、派手なパフォーマンスを連発するサービスのよさで、常に大混雑でした。
個人的にはファッキングマシーンなどで知られるアメリカの「KINK」というメーカーとベイビーのコラボレーションが発表されたことに驚きましたね。「ベイビーエンターテイメント」の動きは要注意ですよ。
さて、シンポジウムコーナーでは、我らが美人ライター、雨宮まみの講演「女性の為のアダルト業界就職講座」が行われておりました。女性がAVメーカーやエロ本出版社に就職するには、どうすればいいか? というテーマ。ガチガチに緊張してたみたいですが、それでもちゃんと話せてましたよ。地味なテーマの割にはお客さんも多かったし、やはり美人は得だな(笑)。
しかし、雨宮まみの前に講演していた村西とおる御大は、やっぱりすごかった。「ジャパネットたかだ」かと思うようなハッピ着用で立て板に水の口上。もうね、あの話術は芸術ですよ。人間国宝ですよ。圧倒されましたね。「村西って誰?」なんて言ってる若い客までもが、立ち止まって話に聞き入ってましたからね。
というように、予想していたよりも楽しめた「アダルト・トレジャー・エキスポ」なわけですが、一番思い出深かったのは、実は会場奥の飲食コーナー。
タイだのインドだのトルコだのの料理のブースが出てまして、僕らは一番奥の羊料理の店でビールを飲んでたんですが、なぜかメイド姿のコンパニオンさんがウロウロしてまして、僕らがいた時は特にお客さんが少なかったせいもあって、3人くらいのメイドさんがずっとお話してくれてたんですね。コスプレキャバクラ状態! 「絶対美味しいから!」と薦められたジンギスカンは、すんげぇ量が少なくてこれで800円はボッタクリ! とも思ったのですが、確かに味は最高。んで、お姉ちゃんの接待もあったわけなので、これは実は激安だったかも。
さて、本当は夕方からの「クレイジーケンバンド」のライブを見ないと損だとは思ったのですが、さすがに疲れてしまって、ここで退場。見た人によれば、素晴らしいステージだったようで、ちょっともったいなかったかなぁ。
「アダルト」というキーワードが大雑把すぎて統一性に欠けたり、準備不足が露骨に見えたりと欠点は色々ありましたが、それなりに楽しいイベントではありました。これでライブなんかもちゃんと見たら入場料3000円も、それほど高くないんじゃないでしょうかね。試供品としてコンドームを何箱ももらえたし(笑)。今後とも継続して行なわれると、もっと面白くなっていくんじゃないでしょうか。
関連リンク
ADULT TREASURE EXPO 2007 公式サイト
安田理央の恥ずかしいblog 新刊「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(翔泳社) |
安田理央 気がつけば、今年で40代を迎えるエロ系ライター。今年はボーッとしてると大変ヤバイことになってしまいそうなので、色々と新しい行動を起こすぞと考えたり考えなかったりしております。「エロの敵」に続くアダルトメディアルポも構想中。 |
07.08.01更新 |
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