2014.2.18 Tue -3.16 Sun
2月18日(火)~3月16日(日) キノ・キュッヘ:木乃久兵衛にて開催
かつてはストリップ劇場の興行主であり、現在は写真家である川上譲治氏が撮った、釜ヶ先=あいりん地区。東京・国立の居酒屋「キノ・キュッヘ:木乃久兵衛」にて、関連イベントを交えた写真展が開催されます。釜ヶ崎は、あいりん地区とも呼ばれる。日雇い 労働者が職を求めて集まる地だ。3年余り、ドヤと呼ばれる簡易宿舎に泊まり、日々、路上を行き交う人々とすれ違う一瞬に、悟られないようにシャッターを切ってきた。0・6平方キロの小さな地区は、社会の変化を色 濃く映す。高度成長期には港湾整備などに多大な労働力を供給した。建設工事が細る今、住人 の高齢化が進み、生活保護の受給者も増えている。かつて立ち並んだ木造低層の宿舎は、多くが高層の福祉アパートに変貌した。宿舎の窓を開けると、この街独特の饐えた臭いを感じる。私はそんな時、長く興行師として過ごした、懐かしいストリップ劇場を思い出す。反権力の象徴として語りつがれてきた、伝説の踊り子、一条さゆりが晩年を過ごしたのもこの地だった。私は、この街が劇場に思えて仕方ないのである。人生の光と影、表と裏の擬縮。たとえ福祉という衣装をまとっていても、むき出しの生の緊張感がある。もし、路上で不用意に人々へカメラを向けると、仲間を撮るなとすごまれる。釜ヶ崎は、撮り逃げを許さない街だ。
文=川上 讓治
【関連イベント(要予約)】
■一色凉太トークライブ「伝説のストリッパー、一条さゆりを語る」
日時=2月23日(日)pm5:00~
料金=予約¥1000、当日¥1200
(終了後、一色凉太さんを囲んでの交流会有りー別料金)
■16mm映画「ザ・ストリッパー堕ちて藍」上映会&トーク
製作=ジョージ川上、伊藤裕作、監督:後藤和夫、山崎哲、撮影:篠田昇、1981年作品、46分
併映=「恐山の女」DVD20分1992年(脚本・伊藤裕作、演出・流山児祥)
トーク=伊藤裕作さんの製作にまつわる、お話。
日時=3月9日(日)pm5:00~
料金=予約¥1000、当日¥1200
■エスパシオ映画研究会
「釜ヶ崎が舞台の映画ー太陽の墓場ーを考察する」
トーク=小野沢稔彦(「大島渚の時代」著者)
参考上映=「太陽の墓場」大島渚監督、1960年作品、87分
日時=3月16日(日)pm4:00~
資料代=¥500
※予約連絡先=キノ・キュッヘ(木乃久兵衛)TEL042-577-5971
E-mail para_kino9@m2.pbc.ne.jp
以上、プレスリリースより
at キノ・キュッヘ 川上譲治写真展「釜ヶ崎劇場」開催!!
開催期間 =2月18日(火)~3月16日(日)イベントのない、日曜&月曜は定休
時間=午後6:00~11:00(居酒屋の営業中の開催となります)
主催=キノ・キュッヘ:木乃久兵衛
協力=川上譲治、一色凉太、J.高橋、伊藤裕作、小野沢稔彦、
「山谷ーやられたらやり返せ」上映委員会
会場・問い合わせ先=
東京・国立 『キノ・キュッヘ:木乃久兵衛』
〒186ー0005
東京都国立市西2-11-32 B1
電話 042-577-5971
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