WEB sniper weekend special contents
待望の「ルビコンハーツ」直販ショップがオープン!
先日WEBスナイパーでもご紹介した同人サークル「ルビコンハーツ」。先日、2月27日(土)に待望の直販ショップがオープンしました。開店当日の模様と、ショップまでの道筋を四日市さんにご案内いただきます。
「ルビコンハーツ」はショップ委託を行わない方針のため、頒布物を手にいれることができるのは各種同人誌即売会と、この直販ショップのみとなる。オープン初日の朝は開店待ちの行列ができるほどの盛況だったようだ。
ショップの場所は公式サイトでも案内されているが、実際に行ってみたらなかなか見つけることができなかった。敗因はショップ案内ページで「階段下へ」と図示されている画像の室外機が青みがかって見えることで、この青っぽい室外機を目印に建物を探して歩いたのが人生の転落の始まりだった。実際はかなり白い。白かった。そもそも室外機なんて地味なものを目印にするのではなく「ダイニングバー peco」を目印にするべきだったのであり、どうか私の失敗をバネにして、迷わず真っ直ぐに同人誌を買いに行って欲しい。
「ダイニングバー peco」の隣にある、今度こそ本当に青っぽい、開きっぱなしのドアから入り階段を降りればいよいよ「ルビコンハーツ」は目前となる。本当にこんなところに店があるのか不安になるだろうが、信じられないことに本当にあるから勇気を出して歩みを進めてほしい。階段を降りて右に入り、通路に沿って進めばその最深部に「ルビコンハーツ」はある。最も高価な宝物はダンジョンの最深にあることをテレビゲームが教えてくれた。だいたいあってた。
開店初日のためか、私が訪れた昼過ぎの時点でも路上では「ルビコンハーツ」の袋を下げた人々をちらほら見かけ、ショップには5、6人のお客さんが並んでいた。入り口すぐにカウンターが設けられているため自然に列が形成されて場は「ルビコンハーツ」オンリー即売会に一転、なんとなく速やかに買い物を済ませなければならない気分になってしまったので、できることなら売り子さんには座って頂き、どこかそっぽを向いて本を読むなりパソコンをいじるなりしてくれていると嬉しい。どうか私に注意を払わないで欲しい。
店舗内は落ち着いた雰囲気。カウンターにはA3の巨大な同人誌が、やや奥の机ではiMacのディスプレイで生原稿(?)がスライドショーで展示されていてデジタルとアナログの両方から視覚を楽しませてくれる。店舗を訪れた一部のファンの間ではすでに、「ルビコンハーツ」代表である加野瀬未友氏にちなんで「カノセ屋」という愛称もつけられ注目を集めているようだ。
お茶の水から「ルビコンハーツ」のショップを経由して坂を下れば、秋葉原の街並みが見える。中央通りに出て、メロンブックス、COMIC ZIN、ホワイトキャンパス、まんだらけ、とらのあなと秋葉原を一周りして、K-BOOKSに立ち寄ってからJR秋葉原駅へ向かう満ち足りた同人誌ハンティングコースをあなたに提案したい。
文=四日市
【新刊】『京都、春。』ポストカード5枚組&『京都、春。postscript of Kyoto in the spring.』(A4モノクロ8P)
関連記事
“本”と私たちの新しい関係を巡って
2010年2月14日(日)開催「COMITIA91」!!同人誌の可能性を拡大する『京都、春。』「ルビコンハーツ」加野瀬未友インタビュー
読者と漫画を新たな“回路”で繋ぐ漫画専門店、秋葉原「ダンジョンブックス」の試み
2009年10月24日(土)〜デザイン・フェスタ vol.30開催中!
2009年8月23日(日)開催 COMITIA89!!
海外雑誌との付き合い方
“ZINE”≠ART BOOK?
“ZINE”≠同人誌・ミニコミ?
10.03.07更新 |
WEBスナイパー
>
イベント情報
|
|