2010.04.12 Fri -04.24 Sat at vanilla gallery
4月12日(月)〜4月24日(土)
東京・銀座「ヴァニラ画廊」にて開催
今もなお、痛々しいまでに純粋であるものとは――。異端の芸術が孕む力を果敢に提示し続けるヴァニラ画廊が贈る、「ゴシック」の中に存在する「アナーキーかつダークな」何か。今や耳慣れた「ゴシック」という概念は、本当に貴方が知っている範囲に収まるだけのものであるのだろうか。宮西計三、室井亜砂二、キジメッカ等々、一筋縄ではいかない作家たちが多く出展する注目の展覧会!!東京・銀座「ヴァニラ画廊」にて開催
無意識の淵に横たわる暗黒ーそれはまるで月の裏側のように、我々の中に確かに存在している。
闇への憧憬、それは誰しもが持つ一種の狂気的思考だ。それは静かな夜を煌々と照らす月の裏側のように、決して表出することなく我々の背後でほくそ笑む。中世のヨーロッパに端を発した芸術様式「ゴシック」はいつのまにか広義の怪奇幻想的アート全般を指す概念へと進化を遂げ、その過程において密やかに、しかし確実に世界を侵食してきた。その複雑化した思考はいまやあらゆるものへ入り込んでいるばかりか、その体内で増殖を繰り返し、新たなイメージを胚胎させ続けている。とはいえ、このような流動的展開は気付けば普遍概念と寄り添いはじめ、本質との離隔を促すことはいうまでもない。本展はそのような現在巷に溢れるゴシック的ゴシックへの懐疑を呈するとともに、従来の頽廃趣味だけに留まらないアナーキーかつダークな、反保守的思潮を集合させるものだ。いうなれば「ゴシック」の中に存在するフリークス。これらの逸脱した世界でのリアリティは、痛々しいまでに純粋であることは間違いあるまい。
ヴァニラ画廊
ヴァニラ画廊 「オルタナティブ・ゴシック 展」
開催日時=4月12日(月)〜4月24日(土)
平日12時〜19時
土曜12時〜17時(日曜休廊)
会場・問い合わせ先=
東京・銀座『ヴァニラ画廊』
〒104-0061
中央区銀座6-10-10 第二蒲田ビル4階
電話 03-5568-1233
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