WEB SNIPER' Mania-Mook information.
今も進化を続けるマニア雑誌の最前線へ
2009年春に創刊されて大きな話題を呼んだ女装美少年専門雑誌『オトコノコ倶楽部』(三和出版)が、発行元を変えて『オトコノコ時代』(マイウェイ出版)として新しく登場。オトコノコブームの牽引役として今後も展開が注目される媒体になることは間違いない。では、気になるその中身とは!?ブームを起こし、安定させ、尚も拡大させていく女装美少年総合専門誌
以前WEBスナイパーでも紹介した女装美少年専門誌『オトコノコ倶楽部』(三和出版)が、発行元を変えて『オトコノコ時代』(マイウェイ出版)のタイトルで再出発する。編集人は『オトコノコ倶楽部』と同じ井戸隆明氏だ。当然期待されるパワーアップだが、5月12日に発売された『オトコノコ時代』の内容を見ると、引き継げる連載は継続しつつ、特に写真に力を入れながら『オトコノコ倶楽部』の頃にはなかったユニークな新企画が多数盛り込まれている。中でもアキバ系ネオアイドル・白石なごむ嬢が作詞・ボーカル、ニコ動などでオリジナル曲を発表しているサウンドくりエイター・きくお氏が作曲してオトコノコのための歌を作る「オトコノコCD企画」、読者参加型の「オトコノコ春画企画」(著名なマンガ家に自分の女装姿を描いてもらいたい読者を募集)などは、井戸氏が牽引してきたオトコノコブームを自身の手でさらに盛り上げる形になっていて強い勢いが感じられる。
ブームを起こし、安定させ、尚も拡大させていく。数多の雑誌が苦しい戦いを強いられている中で、マニアの草の根に分け入りながら誌面を作るとという『オトコノコ倶楽部』以来の井戸氏の姿勢は、マニア誌のみならず雑誌というメディアそのものを批評しているかのようだ。
『オトコノコ倶楽部』の頃の連載のうち第一号には引き継げなかったものもあるが、今後可能な限り移していくとのこと。7月にはこれも井戸氏が作ったニューハーフ専門誌『nh』(三和出版)をパワーアップさせた形で、『オトコノコ時代』同様マイウェイ出版から『ニューハーフ時代』(仮)の発刊が予定されており、目が離せない。
グラビア、マンガ、小説、足を使った取材記事がこれでもかと詰め込まれていた『オトコノコ倶楽部』。新しい『オトコノコ時代』がボリュームの点でも増強されていることは当然として、それ以上に、女装愛好家全体で誌面、ひいてはそのグラウンドを耕し、盛り上げていくという、うねりのようなものを感じさせる内容になっているのが面白い。
祭り前夜のような昂揚感をこんなふうに味わわせてくれる雑誌は今、余りないはずだ。
文=編集部
『オトコノコ時代』発売記念「プロパガンダ×オトコノコ☆ナイト合同企画イベント!おとこの娘大大大祭り!!!」開催!!
開催日時=5月28日(土)
19時〜05時
入場料=女性2500円(女装者含む) / 男性3000円
※ 条件:20歳未満の未成年の方は入場できません。
※持ち物:年齢を問わず、入場には顔写真付き身分証明書の提示が必要です、お忘れになると入場出来ませんので注意ください。
詳細・問い合わせ=http://propaganda-party.com/
会場=
東京都新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館5F
『オトコノコ時代 vol.1―女装美少年総合専門誌』(マイウェイムック)
関連記事
WEBスナイパー総力特集
話題沸騰! 女装美少年専門誌が創刊! 『オトコノコ倶楽部』編集長インタビュー【前編】>>>【後編】
『オトコノコ倶楽部』創刊から1年、新創刊されるニューハーフ専門誌の狙い 発売直前! 『nh』編集長・井戸隆明インタビュー
漫画業界で深く静かに進行するオトコノコ(女装男子)ブーム 『おと☆娘』頭根宏和編集長に訊く
11.05.21更新 |
WEBスナイパー
>
イベント情報
|
|