2007.8.5 Sun at Shinjuku Golden Street Theater Y's PLAY BONDAGE stage11 真夏の雪村春樹ライブレポート! 文=編集部 写真=amidacamera 取材協力=ゴールデン街劇場 |
いよいよ来週の開催となる次回雪村春樹緊縛ライブ。そこで去る8月5日(日)に行なわれた前回、「Y's PLAY BONDAGE stage11」の模様を「S&Mスナイパー」が誇るフェティッシュ・フォトグラファーamidacamera氏の写真と共にお届けいたします!
記録的な猛暑となった2007年の夏。そんな酷暑まっただ中の8月5日(日)。恒例となった雪村春樹のボンデージライブが、新宿はゴールデン街劇場で行なわれた。当日は異例の午後2時からの開演ということもあり、客席は満員とは行かず、比較的余裕を持って観覧することができた。
今回で11回を迎える雪村春樹緊縛ライブ「Y´S PLAY BONDAGE」。毎回、多彩なモデルが登場し、雪村氏も、テーマを絞って公開緊縛を見せていく。入り口で配布されたパンフレットで、今回のテーマが書いてある。今回のテーマは「おへそ」????となるが、まずは固唾を飲んで開演を待つ。
先ず、甚平姿の雪村氏が舞台にあがり、このような気候の中、熱心に訪れたファンへ労いと感謝の言葉の挨拶。そして今回出演する二人の女性を紹介、背の高い、肉感的な城本久美(しろもと くみ)と、幼な顔で長い髪が印象的な白井絢香(しらい あやか)である。
先ずは小柄な白井絢香を片隅に座らせながら、城本久美を着衣のまま縛りあげていく。この城本久美の縄に対する反応がものすごい。縄が巻かれる度になんとも言えない快楽的な呻き声を漏らす。縛師がパンティ越しに股縄を食い込ませ、そのまま縛らずに縦横に扱いていくと、もはやエクスタシー寸前かと思える絶叫が会場に響きわたる。
「なんや〜こんな股縄好きだとは思わんかったな〜」シリアスに緊縛を施していながらも、毎度お馴染みの雪村のおっとりした科白で会場が湧く。どないや、とくりかえしながら股縄を玩具のようにもてあそび、その都度、城本久美の色気タップリな声が漏れる。
傍らでその様子をじっと見つめる白井絢香。どうやら彼女の方は、今回、初めて雪村の縄を体験するようだ。初めに昵懇のモデルを縛って、それを見せつけて慣れさせようという狙いなのだろうか。髪を振り乱し、もっと、もっと、とでも言うように縄とともに戯れ、肢体をくねらす城本久美を、やや茫然とした感じで見下ろす雪村。そしてやおら振り返り、舞台の片隅の方に向かって、「白井さんはこんな風に真似せんでもええからね」雪村のとぼけた科白に、場内は大爆笑。
休憩を挟んで、今度は白井絢香を静かに、そしてねちっこく愛撫しながら縛っていく。城本久美とは対照的におどおどした、羞恥心溢れる雰囲気に、観衆もふたたび固唾を飲んで見つめる。真っ直ぐ伸ばしたままの細い腕を後手に拘束し、華奢な身体は、されるがままに変型し、そして容赦なく猿轡を噛ませられて放置される。
そこで再び城本久美が舞台の中央に引きずり出され、今度は菱形に装飾されて縛られ、目隠しをされたまま顔面をグルグル巻きにされる。舌を引きずりだされて、涎を垂らしながら喘ぐ。ほんまに困った娘や、と言いつつふたつの女体を交互に責め、そして女心を混沌へと落としていく雪村春樹。緊縛術に加えて、羞恥に喘ぐ女と、淫蕩に耽る女の魅力を最大限に引き出す演出は、熟練したエロチシズムを熱心な観客に味わわせてくれた。
終演後、汗だくの雪村氏に感想を伺った。今回のテーマである臍だが、確かに菱縄で露になった城本久美の臍を愛おしそうに撫で回し、弄りまくるというシーンがあった。
「もともとはなぁ、城本さんのお臍がやたら綺麗やなあ、というところからはじまったんや」
毎回テーマを決めて挑むこのライブだが、テーマが決まるのはいつも直前のことだと語る。
「お臍にグッとくる、いうマニアさんも何人かはいるねん。俺も気持ちはなんとなくわかる。まあ、遠くからだとはっきりはわからんやろけど、彼女の臍はハッキリした形してて、なにかちょっかい出したくなるような色気があるんや」
やはり、観衆を飲み込むかのような淫猥なオーラを放った、城本久美が今回は重要な存在だったようだ。
「あと、最近はローウェストのパンツが流行ってまっしゃろ? ああいうお臍まるだし、みたいな色気を、縄でやってみようかな、というのもありましたな」
なんと、そのようなデザイン感覚からも発想しているとは。自由自在に縄で女体を表現する雪村縛師の面目躍如であった。
この「Y´S PLAY BONDAGE」、次回も非常に楽しみである。
※この記事は「S&Mスナイパー」2007年10月号に掲載された記事の再掲です。
次回開催 雪村春樹緊縛ライブ
「Y´S PLAY BONDAGE」stage12
日時:2007年10月18日(木)
18:30開場 19:00開演
場所:ゴールデン街劇場
住所:東京都新宿区歌舞伎町1−1−7マルハビル1階
アクセス:JR新宿駅東口より徒歩10分 西武新宿駅より徒歩8分、地下鉄都営新宿線・丸の内線 新宿三丁目駅より徒歩5分 ゴールデン街内花園三番街(花園神社裏手)
料金:男性10,000円 女性5,000円
※途中入場、及び再入場可
※写真撮影OK(携帯カメラはNG)ですが、個人的な趣味の範囲に限る
問い合わせ:大洋図書
電話03-5206-5848(担当・木村)
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amidacamera Yasuji Watanabe
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07.10.10更新 |
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