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第4章 女教師・美沙子【8】

おれと麗子先生の関係はどんどん深まっていった。おれは放課後になると、毎日のように麗子先生のマンションに行き、帰りを待った。顧問を務めているテニス部の活動や、職員会議などがあって、なかなか早くは帰ってこれないのだが、おれは先生の部屋でじっと待っていた。

この関係が周囲に知れると大変なことになるということを、おれもちゃんと理解しているので、麗子先生に露出度の高い服を着せることは、もう命令しなかったし、学校内でのプレイは控えていた。全てをパーにしてしまうような真似はしたくない。

しかし、ごくたまに命令違反の罰として、ラジコンバイブを装着させて授業を受けさせたり、股縄をつけて登校させるといったことはあった。たとえば、指定した時間中にフェラチオでおれをイカせられなかったりすると罰を命じるのだ。そして、そういう時、麗子先生は必ず失敗し、罰を受けることになる。それはまるで自分から罰を求めているかのようだった。

この時もそうだった。

「ああ、もうだめ……」

麗子先生は苦しげな声を上げた。顔は真っ赤に上気し、汗まみれだ。目も潤んで、エロティックな表情になっている。

「だめだよ、あと5分は我慢しないとね」

バスルームで浴槽の縁に手をかけて、腰を突き出したポーズになった麗子先生は大きな白いお尻をプルプルと震わせていた。足を広げているので、尻の谷間の窄まりも、肉の裂け目も、丸見えだ。

「でも、もう、限界なんです、ご主人様……」
「じゃあ、美沙子はおれの目の前で、汚いものをひり出すのかい? そんな恥ずかしい姿を見せちゃうんだ」
「ああ、いやです。お願い、一人でトイレに行かせて下さい」

最近は、二人きりの時は、自然と「美沙子」「ご主人様」とお互いを呼ぶようになっている。最初の抵抗はどこへやら、もう麗子先生はおれの可愛い奴隷の美沙子になりきっていた。

今日は、初めて麗子先生、いや美沙子に浣腸をしてやったのだ。美沙子自身に通信販売で買わせた浣腸器でグリセリン溶液を1リットルも注入した。奴隷期間に何度も浣腸責めされていた美沙子だ。これくらいは楽に入るはずだ。

「浣腸はいやなんです。それだけは許して下さい。ああ、恥ずかしい……」

口ではそんなことを言いながらも、ガラスの嘴菅を菊花の奥深くまで挿入し、グリセリン溶液を注入すると、久しぶりの浣腸の味に甘い悲鳴をあげ、肉裂を濡らしていた。

「どうだい、教え子に浣腸される気分は? ねぇ、麗子先生」
「ああ……、みじめだわ」

おれは時々、あえて麗子先生と呼んで、美沙子の羞恥心をかきたてる。

全身汗まみれになりながら、美沙子は1リットルの浣腸に30分近く耐えぬいた。しかし、ついに限界が訪れたようだ。

「ご、ご主人様……。もう、出させて下さい。もう、我慢できません」

その様子から、本当に限界だろうとおれは判断した。だが、そう簡単には楽にさせない。

「学校中の憧れの佐伯麗子先生が、教え子の前で汚いうんちをひり出しちゃうの?」
「はい、佐伯麗子は教師のくせに、教え子の宮本君の前でう、うんちをします。汚いものをお見せしますが、申し訳ありません……」

顔を羞恥で真っ赤にして泣きじゃくりながら、美沙子は搾り出すような声で、そんな恥ずかしい言葉を自ら口にする。そうしないとおれが排泄を許さないことをわかっているのだ。

「でも、最初に約束したよね。30分我慢できなかったら、アナルにラジコンローターを入れながら授業をするって」
「そ、それは勝手にご主人様が……」
「そう? じゃあ、いつまでも、そうやって我慢してれば?」
「あ、あ、お願い。もう、ダメなんです……。出させて、下さい」
「じゃあ、ちゃんと約束するんだ。お尻の穴にローターを入れたまま授業をするって」
「は、はい。佐伯麗子は、お尻の穴にローターを入れたまま、授業をします」
「しょうがないな。ほら、ここに出すんだ。こぼすんじゃないぞ」

おれは、美沙子の尻の下にバケツを置いた。

「あ、あ、あ、だめ。いや、見ないで、見ないで下さいっ!」

美沙子が叫ぶと同時に、凄まじい破裂音がバスルームに響き渡った。

「いや、いやっ、ああ〜っ!」

臭気が鼻を突いた。女を浣腸責めにする、その行為にはずっと憧れていたが、いざ目の前にしてみると、それはあまりにも生々しいものだった。おれは、思わず目を背けてしまう。

美沙子の悲鳴と激しい流動音は、いつまでも続いていた。

「お見苦しいところをお見せしました。お詫びに、一生懸命ご奉仕させていただきます」

美沙子はフローリングの床の上に全裸のまま正座すると、深々と頭を下げた。
泣きながらバケツの中へ排泄した美沙子に、おれは自分でその後片付けをさせ、そしてシャワーで綺麗に体を洗ってくることを命じた。
ベッドに腰掛けて待っていると、片付けを済ませた美沙子は、おれの足元でそうご挨拶をした。そしておれの足先を手にとると、指から舌を這わせていった。

足の指を舐められることが、こんなに気持ちがいいのだということを、おれは美沙子の奉仕で初めて知った。

前のご主人様にそう調教されたのだろう。美沙子は自分が奉仕する時は、必ず足の指から舐め始める。両方の足の指の全てを丁寧に舐めた後、脛、腿と舐め、そして次に首筋まで上がって、そこから乳首、脇腹と全身を唾液でベトベトにするほどに隈なく舐め回す。

それからようやく股間への奉仕を始める。まずは玉袋からだ。表面をチロチロと舌先でくすぐるようにして舐めた後、口の中に吸い込み、舌をからみつかせる。その後は、蟻の門渡りから肛門へと舌を這わせていく。

肛門を舐める時も、すぐには中心にいかず、じりじりと周囲から近づけていく。そして、皺の一本一本を舌先でなぞるように這わせる。

この頃になると、おれはたまらなくなって、声を漏らしてしまう。ご主人様としての威厳を守りたいので、必至に堪えるのだけれど、脳天まで痺れるようなこの快感には敵わない。

美沙子が舌先を尖らせてドリルのように中へと挿入させてくると、もう駄目だ。まるで女の子のような声が出てしまう。かっこ悪いとは思うのだが、もうしょうがないのだ。

しかし、おれがそんな声を上げてしまうと、美沙子は嬉しそうな顔をする。

「気持ちいいですか、ご主人様」
「あ、ああ。美沙子は上手だな」

なんて、繕おうとするのだが、どうしたってカッコがつかない。だから、美沙子に肛門を舐めさせるのは、少し抵抗がある。最近は舐めさせなかったりもするくらいだ。

美沙子はそこまで舐めてから、ようやく最後にペニスに到達する。それでも、すぐにはくわえこまずに、根元からゆっくりゆっくりと舐め上げていくのだ。同時に両手の指も玉袋や肛門、乳首などを這い回る。

美沙子は、男の快感のツボを知り尽くしているのだ。正直言って、ついこの間まで、実際に異性の体に触れたことのなかったおれには、あまりに強烈すぎる快感だった。頭がおかしくなってしまいそうなのだ。

しかしおれはそれでも必死に快感に耐える。あまりみっともない姿を美沙子に見せたくない。おれはあくまでも、美沙子のご主人様なのだから。優位に立っていないと、何を言ってもカッコがつかない。

正直なことを言うと、フェラチオされる時点で、暴発してしまうこともよくあった。それまでの全身舐めやアナル舐めで高まり切ったところで、亀頭を舐められたりすると、もう我慢できなくなり、つい射精してしまう。

そうしても、美沙子は少しも驚かずに、おれの精液を美味しそうに飲み込み、舌で先端を清めるように舐め上げ、射精したばかりのペニスを、また固くさせるのだ。

「ご主人様のおちんちんを、美沙子のおまんこに、入れさせていただいて、よろしいですか?」

じっくりと時間をかけたご奉仕の後に、美沙子はそう言って、自らおれの腰の上で足を大きく開いてしゃがみこみ、その部分を見せつけるようにして、挿入する。

全てを包み込むヌメヌメとした粘膜の感触と、体温。奉仕しているだけで、十分に濡れているその部分は、おれのペニスが出入りすると、すぐにいやらしい湿った音を立てる。

美沙子が腰を上げ下げする度に、大きな乳房がおれの頭上で揺れる。それはあまりに魅力的な光景で、おれは思わず手を伸ばし、それを揉みしだく。掌に収まりきらない大きなその乳房を、おれは強くつかむ。

「ああっ、ご主人様、もっと強く」

言われておれは、さらに手に力を入れる。乳房を握りつぶしてしまうのではないかと思うほどに。しかし、美沙子は苦痛の声をあげるどころか、さらに快感に酔いしれるような表情になり、淫らな声をあげる。

「気持ちいいです、ご主人様。あっ、あっ、もっと。もっとお願いします」

言いながらも腰の動きは止まらない。激しく上下するだけではなく、少しねじるような複雑な動きも加わる。おれのペニスは悲鳴を上げる。

頭の中が真っ白になり、たまらず射精する。美沙子の中でおれのペニスがビクンビクンと脈動した。

「ああっ、ご主人様」

美沙子が倒れ込んで、おれを抱きしめる。まだつながったままだ。大きな乳房がおれの胸に押し付けられる。

「美沙子っ」

おれも思わず美沙子を抱きしめる。柔らかな感触。そして甘く淫らな匂い。思わず、おれは美沙子にキスをする。すぐに美沙子は舌を絡めてくる。美沙子の体の中で、おれのペニスはいつまでも硬さを失わない。

夢なのではないか。射精した後、おれはいつもそう思ってしまう。こんなに美しい女教師がおれのものだなんて。おれの自由に出来るなんて。

最初は確かに、おれが脅してこんな関係に持ち込んだのだけれど、今はすっかりおれの奴隷となっている。10歳も年下のおれに尽くしてくれる。なんておれは幸せなんだろう。

おれは美沙子の顔を見た。息を荒くして、汗まみれになっているその表情は、たまらなくエロティックで、そして可愛らしかった。おれは、美沙子を愛しいと思った。

もう、ご主人様とか、奴隷とか、どうでもいいと思った。美沙子を、いや佐伯麗子を愛したいし、愛されたいと思った。

おれは美沙子を抱きしめて、もう一度キスをした。美沙子はまた、舌を絡めてきた。口の中で美沙子の舌は生き物のように動き回り、おれの快感を呼び覚ました。

でも、おれは、そんなことはいいから、ただ普通にキスしたいのに、と思っていた。

長いディープキスの後、唇を離した美沙子は、おれに言った。

「明日はお尻の穴にローターを入れたまま授業をしなくちゃいけないんですね……。ああ、恥ずかしいわ。でも、ご主人様の命令ですものね。やらなくちゃいけないんですね……」

恥ずかしそうにそう言いながらも、美沙子の表情は、どこか嬉しそうだった。

(続く)

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10.03.08更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
文=小林電人 |