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全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、
異色エロティックロマン!「いや、見ないで……。見ないで……」
真紀はうわ言のようにつぶやいていた。女にとって最も恥ずかしい部分を何百人もの男たちに凝視されている。いくら見ないでと懇願しても、誰一人として視線を外すものはいない。一瞬でも見逃したら損だとばかりに、真紀のさらけ出された二つの美穴を見つめ続けているのだ。
必死に目をつぶっているが、男たちの野卑なざわめきが耳に入ってくる。自分の肉体、そして性器を批評する屈辱的な言葉の数々が真紀の自尊心をズタズタにする。
しかし、真紀はその声が意外に幼いことに気づいた。恐る恐る薄目を開けてみる。無数のギラついた視線が自分の体に向けられている。それでも、なんとか周りの様子を探る。
場内いっぱいの坊主頭の男たちが、まだ少年と呼べる年齢であることを、真紀はようやく知った。10代半ばから後半といった年齢だろう。ほとんどの少年が大人と変わらないような体格だったために、気付かなかったのだが、坊主頭の彼らは、よく見ればどこかあどけない表情が残っていた。
いや、そんな年齢だからこそ、女体への欲望は強烈なのだろう。彼らの真紀の裸身へ向ける視線は、肉食獣のそれのようだった。そして、誰もが己の肉棒を激しく勃起させ、中には今にも射精してしまいそうな状況の者もいた。
そんな彼らが、こんな状況で、真紀へ襲いかからないで見つめているだけというのが奇跡のようだった。それだけ、この施設の職員たちが、彼らに恐れられているということだろう。
男たちが若いからといって、真紀の羞恥が軽減されるはずもない。むしろ自分よりもずっと年下の少年たちに、こんな姿を見られてしまっているという屈辱のほうが大きい。真紀は再び強く目をつぶり、視界から少年たちを消し去った。しかしあの血走った無数の目が脳裏から消えることはなかった。
真紀が羞恥の業火に焼かれる姿を楽しそうに眺めていた所長が、再びマイクを握り、口を開いた。
「ふふふ、目の保養になったか、お前ら。いい女だろう。これだけの美人は、なかなかいるもんじゃないぞ。そんな女のこんな姿を見られただけでも感謝するんだな」
すると少年の一人が声を上げた。
「先生たちがこの女を使うのか?!」
それは少年たち全員が考えていたことだった。所長はニヤニヤ笑いを浮かべながら、その質問に答える。
「これだけの上玉だからな。そう簡単にお前らに使わせて、壊されてしまってはたまらないよ。まずは、我々が慣らしてからだな。しかし……」
所長は一度、言葉を切り、そして少年たちを見渡してから、言った。
「心がけのいいグループ、成績のいいグループには、優先的に権利はあるだろうな」
少年たちはざわめいた。所長は、真紀の肉体を賞品、いや餌にしようというのだ。
ざわめく少年たちの反応を満足気に眺めながら、所長は今度は横のテーブル席に座っている北尾に顔を向けた。
「この公務奴隷の名前は真紀。24歳。身長159センチ、スリーサイズは上から85、56、86。見た通りにかなりの美女だが、少々気は強いらしい。……それでは、まずは当収容所の名誉顧問であります北尾事務次官に、この公務奴隷の扱い方の見本を見せていただきます。事務次官、どうぞ」
所長に言われると、北尾は立ち上がり、無残な格好を晒している真紀に近づいていく。後ろから係員が、ワゴンを押してついて行く。そこにはいくつもの奇妙な形状の道具が載せられていた。
「ふふふ、化粧してもらって、さらに綺麗になったようだな、真紀。それにしても、いい格好じゃないか。何もかも丸見えだよ。これだけたくさんのガキどもに、全てを見てもらうというのは、どんな気分だ?」
「ひ、ひどい……」
搾り出すような声で真紀がうめいた。
「いくら、奉仕者でも、こんなこと、許されないわ」
「ははは、お前はまだ奉仕者の立場を理解していないようだな。奉仕者には、一切の人権はないんだよ。ただ我々の喜びのために奉仕すればいいんだ。しかしお前はその美貌のおかげで公務奉仕者にしては恵まれた立場なんだぞ。一般の公務奉仕者が、どれだけ大変な目に遭っているか、後で教えてもらうといいだろう」
「そ、それはいったい……」
女として、これ以上辛い目など、真紀には想像もつかなかった。しかし、脂ぎった笑みを浮かべながらも目は少しも笑っていないこの不気味な初老の男の言葉は、真紀に恐ろしい想像をかきたてさせた。
「さっきから、たまらなくなったガキが何人も、会場から出て行っているのを知っているか? あいつらがどこへ行ったのか、お前にはわかるかな?」
目をつぶって、必死に羞恥と戦っていた真紀には、会場を出て行った少年たちのことは気づく余裕もなかった。しかし、さっきから10人ほどの少年が、職員に許可をもらってはどこかへ消えていっているのだ。
「まぁ、いい。お前は今、それどころじゃないんだからな。ふふふ、全くいい眺めだよ」
北尾は、開ききった真紀の股間を改めて眺める。体を折り曲げられ、天井へ向けて広げられた両脚の付け根には、二つの妖しい花が並んで咲いていた。柔らかそうでありながらしっかりとした弾力も見せる尻肉の谷間で可憐な窄まりを見せる菊花は、少しの色素沈着もなく、そこが排泄器官だとは信じられないほど愛らしい佇まいだった。しかし、その一方で肉裂は、妖しい艶めかしさを放っていた。大きく脚を広げられているために、肉の扉がうっすらを口を開き、その内側のピンク色の肉壁まで顔を覗かせている。何よりも、そこは十分に濡れそぼり、天井からのライトにキラキラと光っていた。
「おやおや、こんな格好で見られて興奮しているのか。美人ジャーナリスト様が、変態マゾ女だったとは、大笑いだ」
「そんなこと、ありません!」
真紀は即座に否定するが、自分でもその部分が熱く濡れているのはわかっていた。体の奥がカッと熱く燃え上がり、ドクドクと何かが流れ出て行くのだ。それは自分の意思では止めることが出来なかった。
「まったくすごい濡れっぷりじゃないか。こんなに糸を引いて……」
「あ、いや……」
北尾の指が真紀の肉唇に軽く触れると、真紀の体がビクンと反応した。そして北尾が指摘した通りに、キラキラと輝く細い糸のようにその液体が伸びていた。
「ワシはさっき、ずいぶん見せてもらったが、ガキどもにもちゃんと見せてやらんとなぁ」
北尾はそう言いながら、両手の指で真紀の肉裂を左右の大きく押し開いた。
「い、いやぁっ」
真紀が悲鳴を上げるが、そこの声は少年たちのどよめきにかき消される。
「おおっ、すげえ!」
「なんて綺麗なピンク色なんだ」
「ヌラヌラ光ってるぜ……」
その艶めかしい肉壁の色は、少年たちには、あまりにも刺激が強すぎた。ここでまた何人もの少年が、会場から出て行った。
「ふふふ、濡れすぎていて、指が滑ってしまいそうだな」
そんなことを言いながら、北尾は真紀の肉裂を閉じたり開いたりさせた。その度に、湿った卑猥な音がする。そして、それはますます大きくなっていった。
「あ、ああ……」
真紀はすすり泣くような切ない声を漏らす。北尾はその反応を見ながら、指の動きをさらに複雑なものにしていく。決して乱暴に指を突っ込んで力任せに掻き回すようなことはしない。これまで多くの女を泣かせてきた老練なテクニックだった。
「さすがにあの女なら事務次官も喜んでいただいているようだな」
所長が隣に立っている副所長に囁いた。
「ええ、ご機嫌のようですよ。事務次官は好みがうるさいですからね。前の公務奴隷の時なんかは、ちょっと見てくれが悪いからって、乱暴に責め殺しちまいましたからね」
「おい、そんなことを軽々しく口にするなよ。あの後始末でおれがどれだけ苦労したと思ってるんだ」
「あ、すいません。しかし、まぁ、あの真紀なら、いくら事務次官でも、そんなに勿体ないことはしないでしょう」
「そうだといいが……。おれたちのところに無事回って来て欲しいもんだよ」
もともと性豪で鳴らしていた北尾だが、数年前に糖尿病を患って不能になってしまってからは、サディスティックな面が強く出るようになった。そんな彼が最も興奮するのが、こうやってたくさんの収容者の前で、公務奴隷の女を責める様子を見せつけることだった。大勢の男の視線に身悶える女の羞恥と、飢えた男たちの羨望の視線が、北尾の変態的な性欲を満足させるのだ。
しかし、公務奴隷として収容所に送られてくるのは器量的に劣った女が多い。所長たちはそれでも一番ましな女を選ぶのだが、北尾を満足させられることは少ない。そして不満を持った時の北尾は、残虐性がむき出しになり、責め過ぎて女の体や精神をひどく傷つけたり、ひどい時には命を奪うまでに追い詰めてしまうのだ。
もともと奉仕者に対して回復不能な傷を負わせることは奉仕法によって厳しく禁止されている。国家の共有財産とされる公務奉仕者であっても、それは変わらない。
北尾の威光によって、美味い汁を吸っている特別収容所にとっては、その不祥事を処理することは義務だった。殺された女たちは、「消失者」として処理されるのだが、実はそれは庁の管轄が違うため、手続きはそう簡単ではないのだ。
所長はやれやれと言った表情で、真紀を夢中で責めている北尾を見ていた。真紀のような上玉の奴隷は、滅多に手に入るものではないため、自分の物にしてしまいたい気持ちもあるが、それよりも北尾の機嫌をとるほうが重要だ。といっても、飽きっぽい北尾のことだ。すぐにこちらに回ってくるだろうと、所長は予想していた。
それまでに壊されていなければいいのだが……。所長は心の中でつぶやいていた。
「あ、ああっ、そこは……っ」
真紀の切ない悲鳴があがる。北尾の指が真紀の最も敏感な突起を刺激したのだ。焦らしに焦らされてから与えられた刺激だ。脳天まで突き抜けるような快感が真紀を襲う。
こんなところで、恥ずかしい声を上げるまいと思っていても、耐えきれない。勝手に腰がヒクヒク動いてしまう。熱い液が次々と湧きあがってしまう。
「すげえ……。あんな美人が、あんな声上げてるよ」
「ああ、もう駄目だ、おれ。もっと見てたいけど、もう限界だよ。行ってくるわ」
そう言って消えていく少年や勃起したままの股間を抑えながらじっと真紀の痴態を見つめている少年たちの中で、その少年だけは少し違った表情をしていた。
ふん、あのオヤジ、ちょっとは上手いみたいだけど、まだまだだな。見られるだけで、あんなに濡れるんだから、あの女のマゾっ気は結構なもんだ。もっと恥ずかしがるようなことをしてやらないと勿体ないってもんだ。たとえば、もっとアナルを責めてやるとか……。
少年はそう心の中でつぶやきながら、自分が真紀を責めるところを想像していた。
そして、かつて自分の奴隷となっていた年上の美女の事を思い出す。目の前の真紀にまさるとも劣らない極上のM女だった。自分がこんな収容所に送られる原因になったのだとは言え、まだ彼女のことが諦められずに夢で見ることがある。
少年はそっと自分の股間を触った。分厚い生地の上からでもはっきりわかるほどに、それは大きく固くなっていた。他の少年たちのように、「処理」しに行かなければならない状況だった。しかし、少年は悩ましげな声をあげる真紀から目を離すことも出来なかった。
(続く)
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