毎週月曜日更新!
全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、
異色エロティックロマン!「ああ、ご主人様……、こんな格好、恥ずかしいです」
アイリは顔を真赤にしていた。しかし、その潤んだ瞳、そしてとめどなく蜜を溢れさせている肉裂はアイリの興奮を何よりも雄弁に語っていた。
奇妙な形の椅子の上で、アイリは女として最も恥ずかしいであろう格好で拘束されていた。両手首と両足首を左右それぞれにつながれ、体を思い切り開かれているのだ。腰は前に突き出されているので、無毛の肉裂も、その下の可憐な窄まりも、あまりにもあからさまにさらけ出されてしまっている。
ゲストルームには、奴隷をそんな恥ずかしい格好に拘束するための椅子や、その他様々な責め道具が用意されていた。一見するとゴージャスな寝室のようだが、立派なプレイルームとなっているのだ。
「アスカのあんな姿を見て、アイリも興奮しちゃったみたいだね。君も、ああやって、みんなの前で、恥ずかしい姿をさらしてみたいのかい?」
イサクの言葉に、アイリは頭を振る。
「いやです。アイリは、ご主人様だけのものです。他の人に見られるなんて、いや……」
「でも、アスカの感じっぷりはすごかったね。みんなの前でおまんこを広げるだけで、あんなに濡らしちゃって……。アイリも、あれが自分だったらって想像したんじゃないのか。たくさんの人に恥ずかしいところを見られたら、どんな気持ちだろうって」
「ああ、そんな……」
「はははは、図星みたいだね、アイリ。ほら、指一本触れていないのに、こんなに濡れちゃってるよ。すごいな、どんどん溢れてくる」
「いや、いや、ご主人様。そんなこと言わないで」
「うわぁ、ほら、お尻の穴にまで垂れて来てるよ。アイリの体は正直だよな」
「ちがいます。そんなんじゃ、ありません」
「アスカみたいに、お尻の穴まで広げられちゃうかもしれないね。この可愛らしい窄まりをみんなに見られちゃうんだよ」
イサクはアイリの尻肉を左右に広げた。すでに広げられていた窄まりは、皺が伸びてしまうほど限界まで開かれてしまう。
「ああっ、いやぁっ、ご主人様、恥ずかしい。あっ」
アイリは急に体をビクンビクンと震わせた。
「おやおや、そんなことを想像しただけで、イっちゃったのかい? まったくアイリはいやらしい変態奴隷だな」
アイリはしばらく、体を痙攣させていたが、やがて絶頂の余韻で潤んだ眼差しで、イサクを見た。
「ああん……。ご主人様、ごめんなさい」
「これは、お仕置きが必要だね。ここにはずいぶん色んな道具があるみたいだから、少し試してみようかな」
イサクは嬉しそうに、棚に並べられた責め道具をひとつひとつ手にとった。どれもきちんと消毒され、清潔に包装されているようだ。
「ほうら、この鞭なんか、ずいぶん痛そうだね。こっちには針なんかもあるよ。これでアイリの敏感なところを刺しちゃおうか」
イサクは細く鋭い長針をアイリに見せつけ、その怯える表情を楽しんだ。もちろん脅すだけだ。苦痛を与えるような責めはイサクの好みではない。イサクは、あくまでもアイリの恥ずかしがる表情が好きなだけなのだ。だからアイリとのプレイは、羞恥責めと快感責めに限られていた。しかし、いつまでも羞恥心を失わないアイリは、いくら責めても飽きることはなかった。
「おや、これは面白そうだね」
イサクが取り出したのはクリトリスと膣と肛門を同時に責めることができる三又の電動責め具だった。スイッチを入れると、三つの先端がウネウネとグロテスクに動いた。
「ああん、そんなもの、いや……」
「ふふふ、そんなこと言っても、こんなに濡らしてたら、嘘だってわかるよ。アイリは早くこれで気持ちよくして欲しいんだろ?」
「ああ、そんな……」
イサクは卑猥な笑顔を浮かべながら、その責め具をアイリの股間へと近づけていった。
それから、長い間、その部屋の中ではアイリの快楽の悲鳴が上がり続けていたが、完全防音されているため、屋敷の他の部屋には、その声は全く聞こえなかった。
そしてメインルームでは、乱交まがいのパーティが最高潮の盛り上がりを見せていた。
アイリは目を開けて起き上がった。横には、全裸のイサクが寝息を立てている。熟睡しているようだ。その寝顔はなんとも満足そうな笑みを浮かべているように見える。
イサクを起こさないように、アイリはそっとベッドから起き上がった。イサクの体に毛布を掛ける。
イサクが目を覚まさないことを確認して、アイリはゲストルームを出た。広い廊下のあちこちから、女の喘ぎ声と悲鳴、そして男の笑い声が聞こえてくる。
全裸に首輪だけの姿のアイリは、手で胸と股間を隠しながら、ゆっくりとメインルームへと向かう。
さすがにもう人は少なくなっていたが、それでもまだ何組もの男女が、セックスやSMプレイに興じている。喘ぎ声と悲鳴の中、アイリはあちこちを見回し、そして目的の男を見つけた。男はメインルームの奥に立ち、部屋の中を見渡しているようだった。
「ネイル様」
男は振り向く。イサクとアイリをゲストルームへと案内したドール輸入の元締めと言われる男だった。
「おお、アイリ。ご主人様はどうした?」
「お休みになっています」
二人の会話はこの国の公用語ではなかった。それはアイリの生まれた国の言葉だった。
「じゃあ、二階の奥、青い扉の部屋で待っていなさい」
「はい、ネイル様」
アイリはネイルと呼んだ男に言われた通りに、青い扉の部屋へ向かい、そして床に正座した。その表情は、これから起きる何かを期待しているように見えた。
しばらくして、扉が開き、ネイルが入ってくると、アイリの表情がパッと明るくなった。
「待たせたね、アイリ」
そしてネイルは右手を上げて、掌を見せるようにして、言った。
「世界平和のために」
アイリも正座したまま同じように右手を上げて、言う。
「世界平和のために」
ネイルはソファに腰を下ろし、アイリを床に座らせたまま、話し始めた。客を前にしていた時の軽薄なまでのにこやかさは表情から消え、意志の強そうな性格が顔立ちからにじみ出ている。
「イサク・バックマンは、いいご主人様かい?」
「はい。大変、優しくて素晴らしいご主人様です。イサク様にお仕えできることを、大変嬉しく思います」
「そうか。それはよかった」
「ただ……」
「ただ?」
アイリは少し言いよどみ、ネイルの表情を伺うような上目遣いになる。
「なんだい、言ってご覧。怒らないから」
「はい。あの、イサク様は、優しすぎるんです」
「優しいにこしたことはないじゃないか。他の奴隷の中には、厳しすぎるご主人様に、泣いている者も多いんだぞ」
アイリは叱られた子供のようにうつむく。
「はい、申し訳ありません」
「ふふふ、でもわかるよ、アイリ。物足りないんだろう?」
アイリは恥ずかしそうに顔を上げる。
「……はい」
「彼が優しくて、ハードな責めは好まず、羞恥責めが好きだろうということは十分わかった上で、アイリを選んだわけだが……。それにしても、ソフト過ぎるということか」
「今日だって、あの、本当は、アスカさんみたいに……」
「大勢の前で責められてみたかったというんだろう? まぁ、しかしイサク氏も慣れてくれば、それくらいはやりたくなるんじゃないかな。お前が遠まわしにおねだりすればいいだろう」
「は、はい……」
アイリはまだ何か言いたげだ。
「どうした? 他にも不満があるのか?」
「アイリは、ネイル様に責められたいです。ネイル様の鞭を受けたいです」
言われてネイルは表情を崩す。
「ははは。鞭が恋しくなったか。そうだな、イサク氏はそういう責めはしないだろうからな。しかし、お前の肌に傷をつけるわけにはいかないから、あまり激しくはできないぞ」
「は、はい。少しだけでも結構です。お願いします」
アイリは床に額をつけるようにして土下座した。
「あっ、ああ〜っ!」
天井から吊り下げられたアイリの華奢な肉体が仰け反る。両腕、両脚を開いたX字の形で天井と床につなぎとめられたアイリは、逃げることも隠すことも出来ない無防備な状態だった。そこへネイルの鋭い鞭が襲いかかる。
「そら、もう一発だ」
鞭の先は、アイリの小さな尻肉に叩きつけられた。小気味良い肉の弾ける音がする。
「あっ! あ、ありがとうございますっ」
アイリの肌はヌラヌラと濡れ光っている。それは汗だけではなく、肌へのダメージを弱めるオイルだった。
イサクの所有物であるアイリの肉体を、ネイルが勝手に傷つけるわけにはいかない。ネイルの技術は、ほとんど肌に痕跡を残さないように鞭打つことも可能だが、念には念を入れてのことだ。
10発ほど鞭をくれてやると、ネイルは身悶えするアイリに近づいた。髪の毛をつかんで、顔を見る。興奮にとろけたようになっているアイリの表情があった。
「どうだ。久しぶりのおれの鞭の味は?」
言いながら、広げられた股間へと手を伸ばし、荒々しく指を肉裂へと挿入する。
「あっ」
「聞くまでもないな、この濡れっぷりだと」
ネイルは熱くぬかるんだその部分を指でかき回す。
「あっ、ああっ」
アイリの甘い悲鳴が上がる。膝が震える。
「気持ち、気持ちいいです……。もっと、もっといじめて下さい……」
「なんだ、イサク氏じゃ、そんなに満足できなかったのか。いっぱい可愛がってくれるんだろう?」
「は、はい……。ご主人様は、とっても優しいです。アイリも、ご主人様が大好きです。で、でも……」
ネイルはアイリの小さな乳首を、捻じ切れんばかりに力いっぱい摘んだ。
「ひっ、ひぃーっ!」
「優しいばかりじゃ物足りないか」
アイリの体は、ヒクヒクと波打ち、淫らな匂いを撒き散らす。幼く華奢なその肉体が、卑猥な輝きを見せている。
「島が懐かしくなったんじゃないのか、アイリ」
息を荒くしながら、アイリは少し懐かしそうな表情を見せる。
「ああ……、そうかもしれないですね。スピア様は、お元気ですか」
「スピアか。相変わらずだよ。生意気さは健在だよ」
言いながら、ネイルは突然親指を思い切りアイリの窄まりに突き立て、強引にねじ込んだ。
「あっ、あああっ!」
「スピアのアナル責めが懐かしくなったか? ふふふ」
ネイルは膣に挿入した人差し指と中指、そして肛門に挿入した親指を中で乱暴に擦り合わせる。その苦痛にアイリは悲鳴を上げる。しかし、アイリの口から出たのは、それを止めてもらうための哀願ではなかった。
「ああっ、もっと、もっとめちゃめちゃにして下さいっ! アイリをもっといじめて下さいっ!」
(続く)
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