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第1章 教え子・まる【2】

著者=
小林電人


全ての国民は2年間、国に全てを捧げてに奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した少女が辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、 異色エロティックロマン!
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第1章 教え子・まる【2】

全裸にされ、首輪をつけられ、自らが奴隷であることを宣言させられたまるは、こみ上げる嗚咽を抑えることが出来ない。両手で胸と股間を隠しながら、羞恥と屈辱にぶるぶると震える少女の裸身を、小林は満足気に眺めていた。これから2年間、この愛らしい少女をどう扱おうと自由なのだ。今まで隠してきた己のサディスティックな性癖を、この少女には思う存分発揮して構わないのだ。小林は痺れるような甘美な悦びを感じていた。

「よし、まる。身体検査を始めるぞ。お前の身体の隅々まで調べてやるからな」

その言葉に、まるは許しを乞うような目で小林を見た。目には涙があふれている。

「先生……。いやです。そんなの……」

怯えるまるの表情が小林の嗜虐心をかき立てる。ペニスはすでにスラックスを突き破りそうに硬く熱く勃起していた。

「さぁ、まずは胸を見せてみろ。少しは大きくなったんだろ?」
「で、でも……」

まるは体をすくめて、胸を小林の視線から隠そうとした。しかし、小林は強引に腕をつかみ、引きはがす。

「あっ、いやっ」

まるの乳房が露になった。決して大きくはないが、ちゃんと丸く形よく膨らんでいる。むしろ幼い顔つきからは意外に思えるほど発育していると言ってもいいだろう。淡いピンク色の乳輪と小さな乳首が愛らしい。

「ふふふ、可愛らしいおっぱいだな、まる。これは責めがいがありそうだ」
「いや……、先生、見ないで」

まるは身をよじって、胸を隠そうと無駄な努力をする。しかし左手は小林につかまれ、右手は股間を隠している姿では、どうにもならない。それでも少女の羞恥心は小林の不躾な視線の前に乳房を晒すことには耐えられない。

「先生じゃない、ご主人様だと言っただろう!」

突然、小林は怒鳴り、まるの頬を平手で叩いた。鋭く乾いた音が響く。

「ひっ!」

大人しく従順な性格であるまるは、これまで親にも平手打ちなど受けた覚えはない。初めての暴力に、まるの中の何かが壊れた。もうこの人に逆らえないのだと思い知った。

「男にこんなことをされるのも、初めてなんだろ?」

小林が乳首を指でつまみ、いじくり回しても、もうまるは逆らわなかった。切ない声を上げるばかりだ。

「あ、ああ……」

初めての異性からの愛撫。それは乱暴なものであり、快感よりも痛みと羞恥を伴うものだった。まるはどう反応すればいいのかもわからず、ただ耐えるばかりだ。

そして小林は、まるが恐れていた命令を口にした。

「さぁ、それじゃあ、下の方もチェックさせてもらうぞ」

もう逆らうことをあきらめていたまるだが、それでも思わず懇願してしまう。

「ここだけは許して下さい、ご主人様。ここだけは……、ここは見られたくないの」

無駄だとわかっていても、思春期の少女にとっては許しを乞わずにはいられない。もちろん、そんな望みを小林が聞くわけもない。

「ご主人様は奴隷の体のすべてを把握していなくちゃいけないんだ。さぁ、手をどけるんだ」

まるは、唇を噛んでうつむき、泣きじゃくりながら、ゆっくりゆっくりと、右手を股間から離していった。

小林が驚いた声を上げる。

「おっ、なんだ。本当にツルツルじゃないか。しかも綺麗な一本スジだ。まるで子供のまんこだな、まる。ここは小学生の頃から、全然成長していないんだろ。はははは……」

小林は嬉しそうに笑いながら、まるの股間へと顔を近づけ、その幼い性器をじっくりと眺めた。自分の秘めたる部分を、初めて異性、しかも小学生の頃に勉学を教わっていた教師に至近距離から見られてしまうという羞恥。まるは体の奥がカッと熱くなるのを感じ、足がガクガクと震えた。もう立っていられないほどの恥辱だった。

「先……、ご主人様。そんなに見ないで下さい。恥ずかしいです」
「綺麗だぞ、まる。こんな可愛らしいまんこは初めて見るよ。ふふふ」

小林の言うとおり、それは可憐の一言が相応しい佇まいだった。無毛のすべすべとした白い下腹部の付け根にスッと一本の亀裂が走ってるだけ。女性器が本来持つ淫らさとは全く無縁だった。

「ふふふ、これじゃあ、まだよくわからないな。もっとじっくりと、奥まで調べてやろう。さぁ、そのソファの上に座るんだ」

まるは言われるがままにソファに腰を下ろす。無意識に手で胸と股間を隠してしまい、小林に怒鳴られる。

「隠すんじゃない! さぁ、その上で膝を立てて足を開くんだ」

まるは、おずおずと両脚をM字型に広げていく。しかし、股間の手を離すことは出来ない。

「ほらもっと腰を前に出して、よく見えるようにするんだ。手をどかせろ!」

小林は強引にまるの腰を前へと突き出させ、そして股間を隠している右手をどかせた。

「ああっ、いやぁっ!」

まるは悲鳴を上げ、顔を背けた。小林の目の前に、少女の性器が露になった。前から見た時には一本の亀裂の中に全て隠れていたが、大股開きにさせられると、小さな肉唇が現れる。上部には敏感な部分を覆い隠す肉鞘も見える。そして、大きく脚を左右に広げているにも関わらず、肉唇はぴったりと口を閉ざしていた。

「ほう、可愛らしいワレメだな。さすがにピンク色で綺麗なもんだ。商売女のものとは、比べものにならないな」

小林はこれまで自分が相手にしてきた女たちのその部分を思い浮かべた。年相応の性体験はある小林だが、その全ては成人女性に限られていた。これほど可憐な性器を目の当たりにするのは初めてのことだった。

小林は、さらに残酷な命令を下す。

「自分で指で開いて、奥まで見せるんだ」
「えっ?」

すでに気絶してしまいそうな羞恥と闘っているまるには、小林の言っている意味が理解できなかった。

とまどっていると、小林が強引にまるの手をつかんで、股間へと導いた。M字型に開いた左右の腿の下から手を回して、その部分へと指を伸ばさせる。

「こうやって開くんだよ、ほら」
「ひっ!?」



腿の付け根に指を食い込ませて、左右に引っ張る。当然のことながら、ぴったりと閉ざされていた肉唇が大きく口を開く。

「い、いやぁ……」

今まで誰の目にも触れることのなかった淡い桃色の粘膜が剥き出しになった。菱形に口を開いたその内部は、シンプルな一本線だったあの割れ目からは想像もできないような複雑な構造を見せていた。その生々しさに、小林は息を飲む。

この幼い顔立ちの少女の肉体の中に、こんなに生々しい器官が秘められていたとは。

「あ、ああ……」

まるは顔を背けて目を閉じていたが、それでも中年男の血走った視線が、自分の奥深くの部分に注がれていることはわかった。

しかも強制されたとは言え、自分で開いてしまっているのだ。あまりの恥ずかしさに全身が燃え上がるように熱くなった。今まで感じたことのない感覚が体の奥から湧き上がってくる。

「なんだ? 少し濡れてきてるぞ、まる」

小林はその変化を見逃さなかった。確かに大きくさらけ出されたその肉壁は、しっとりと湿り気を帯び始めていたのだ。

「見られて興奮してるのか? いやらしい奴だな」
「そ、そんなこと、ありません……」

女性は性的に興奮すると性器が濡れてくる、その程度の性知識はまるにもあった。しかし、自分がこんな恥ずかしいことをされて、興奮しているのだとは認めたくなかった。

「そんなことないっていったって、ほら、どんどん濡れてきてるぞ。ピンクのまんこが濡れてキラキラ光ってきてる」
「で、でも……」

否定しようにも、体が熱くなり、小林に見つめられているその部分がジンジンと痺れるようになっていることは自分でもわかる。

「そら、こんなになってるぞ」

小林は指を伸ばして、その部分の一番下に触れた。そこにはにじみ出した愛液が溜まっていた。

「ひゃうっ!」

初めて性器を触れられたショックで、まるは思わず仰け反り、股を閉じてしまった。全身に電撃が走ったかと思われる刺激だった。

「こら! ちゃんと開いておけ!」
「は、はい……」

小林に怒鳴られると、まるは再び両脚を大きくM字に開き、そして指で亀裂を左右に開いた。どんなに恥ずかしくても、小林の命令に逆らうことはできないのだ。

まるが再び自ら屈辱的なポーズをとったことに小林は満足そうに頷くと、再び指をその部分へと伸ばした。

そこは、さっきよりもさらに湿り気を帯びていた。指先にヌルリとした感触が伝わってくる。小さな肉の穴があった。その入り口を軽く指先で撫でる。

「あ、ああ……」

それが快感なのか、不快感なのか、まるにはわからなかった。ただ、未だかつて感じたことのない感覚だった。

「まる、お前はオナニーをしてるのか?」

突然、小林が聞いてきた。

「え……、あ、あの……」

まるはどぎまぎした。小学校高学年の頃から、股間に毛布を擦りつけると変な気持ちになるということには気づいていた。中学生になってから、耳年増の友達から、それがオナニーと呼ばれる行為なのだと教えられた。しかし、そこに背徳的な匂いを感じ、してはいけないことなのだとまるは自分に戒めた。

それでも、時折、自分の中に抑えきれないもやもやした感覚が湧き上がってくると、自然と股間に指が伸びてしまうことがあった。その時は、もう毛布ではなく、指で自分の敏感な部分を下着の上から擦ることを覚えていた。まだ絶頂という感覚はわからなかったが、眠れない夜に、そうした行為に耽ってしまったことは何度かあったのだ。そしてその度に、いけないことをしてしまったという自己嫌悪に陥ったのだ。

「し、していません」

まるは嘘をついてしまった。そんな恥ずかしくいやらしい女なのだと自分を認めたくなかった。

「ほう。一度もしたことがないのか?」
「は、はい……」

「そうか、その割りには、ずいぶん敏感そうだぞ、まる」

小林の指先は、まるの一番敏感な部分を覆った包皮へと伸び、そして軽く擦った。

「あっ、だめっ」

まるの体に電撃が走った。さっき膣口を触れられた時よりも強い快感だった。何度か体験している感覚だけに、快感も大きかった。

「ふふふ、その割りにはずいぶん敏感じゃないか」

小林は、すでに溢れている愛液を指先にからませ、潤滑油代わりにすると、再びまるの肉芽を嬲った。指の腹でゆっくりと撫で回す。

「ああっ、あっ、だめです。先生、そんなことしたら……」
「先生じゃない、ご主人様だ」
「ああ、ごめんなさい、ご主人様。だめです。変な気分になっちゃいます」
「ふふふ、オナニーをしたことがないというのは嘘だろう? 初めてでこんなに感じるわけがないぞ」
「ああっ、でも、でも……。ごめんなさい。少しだけ、少しだけ自分で触ったことがあります……」
「よしよし、正直に言えたな。じゃあ、御褒美をやろうな」

小林は指を擦るスピードをさらに上げた。時折、つまんだり、こねたりする動作も挟む。そのテクニックは、まるがこわごわと自分で行なっていたそれとはまるで次元の違うものだった。

「あっ、だめです。ご主人様っ、変です。変な気持ちです」
「気持ちいいんだろ、まる。お前はご主人様にクリトリスをいじくられて気持ちよくなってるんだろ?」
「ああっ、あーっ。はい、まるは、まるは気持ちよくなっちゃいます。だめ、あっ、だめです。おかしく、おかしくなっちゃう!」

そしてまるの叫び声がひときわ高くあがり、そして仰け反った肉体が、ビクンビクンと痙攣した。

(続く)


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09.07.20更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
文=小林電人 |