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赤い首輪 
第1章 教え子・まる【5】

著者=
小林電人


全ての国民は2年間、国に全てを捧げてに奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した少女が辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、 異色エロティックロマン!
 
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第1章 教え子・まる【5】


体を押し広げられて引き裂かれるような苦痛はあったが、それは耐えられないほどではなかった。事前に十分な愛撫がなされていたからかもしれない。出血量もそれほどではなかった。小林の年齢なりのテクニックが、まるの破瓜の痛みを和らげたのかも知れない。
しかし、それでも思春期の少女が思い描いていた初体験とはあまりに違う残酷なシチュエーションだった。

小林が自分でも驚くほど大量の精液を膣内に放出して、満足そうに体を離した後も、まるは両腕を吊られたまま、ぐったりと放心していた。白い肌は、細かい汗で濡れ光り、まるがハァハァと荒い息をつく度に波打つ。

「まる、これでお前はおれのものだ。おれだけの奴隷だ。これからおれがやりたくなったら、いつでもその可愛いまんこを広げて、おれを受け入れるんだ。ご主人様、入れて下さいってお願いするんだ。いいな」

そんな小林の言葉をまるは現実感なくぼんやりと聞いていた。

「最初だからな、ご主人様が後始末をしてやろう」

小林はまるの右膝の下に手を差し入れると高く持ち上げた。

「あ、いや……」

まるの股間は大きく広げられてしまう。つられて蹂躙されたばかりの無毛の肉裂が口を開く。赤く腫れ上がったその部分から、白い精液と、鮮やかな赤い血が、半ば混ざり合って、ドロリとこぼれ落ちた。小林は、指を内側に沈め、残りの精液を無造作に掻き出した。

奉仕者となる期間は妊娠しないように、事前に子宮内へ特殊な避妊リングを入れられているとは言え、強引に膣内に射精されたショックは大きい。まるは自分が汚されたのだという気持ちで、胸がいっぱいになる。自分がこの男の奴隷となったという事実を、改めて思い知る。

「痛かったか、まる?」

小林の質問にも、答えられる気力もなかった。しかし、すると小林はまるの尻を思い切りひっぱたいた。パシっと乾いた音が響く。

「ひっ」

まるの意識は現実に引き戻される。

「ご主人様が聞いてるんだ。ちゃんと答えろ! 痛かったのか?」
「は、はい。痛かったです……」
「そうか。しかし、これは女なら誰でも通る道だからな。ふふふ、しかし、すぐにこれが気持ちよくなるんだ。おれがじっくりと教え込んでやるからな」

そう言いながら小林は、まるの無毛の肉裂を丁寧にティッシュペーパーで拭った。自分の精液とまるの破瓜の血が混じり合ったこの液体を、小林は大切な証のように思った。

奉仕者になる期間が遅いと、ご主人様が処女を奪えないことも多い。その点、自分は幸運だったと小林は思う。まるにとって、自分は何もかも初めての男なのだ。全てを自分の色に染めることが出来る。しかも、経験がないくせに、まるはなかなか感度のいい肉体を持っているようだ。正に理想の奴隷だ。

これからの2年間の至福の時に思いを馳せ、小林はうっとりとした表情となる。

もともと小林にはロリコンの気があったわけではないし、いくら発育がよくなったとは言え、自分の教え子の小学生女子に欲情を感じたことはなかった。まる=山本まりにしても、可愛い教え子ではあっても、それ以上の感情を持ったことなどない。

しかし、度重なる偏執狂的な保護者とのトラブルで、小学校教師という職業に対してうんざりしている時に、かつての教え子の名前を奉仕者候補リストの中に見つけたて、それが一気に変化した。

もう中学三年生ともなれば、女としては一人前だろう。そう思うと、写真に写っていた幼さを残した山本まりの顔立ちすら魅力的なものに感じられた。

かつての自分の教え子を合法的に奴隷にする。それは小学校教師という自分の仕事に対してのねじれた復讐観のようでもあった。その倒錯した思いが、強烈な性欲へと変化した。
どんなに生徒が悪くても、体罰などの強制的な指導を禁じられている教師たちには、強烈なストレスが溜まっているのだ。それを自分の奴隷には思う存分、発散できる。自分の思いどおりに調教できる。

実は奉仕者獲得に応募する者の中で教師が占める割合はかなり多い。合法的とは言え、イメージを気にして公にしない教師が多いため、一般にはあまり知られていないのだが……。

この可愛らしい奴隷がいるならば、厳しい教師の仕事も、なんとか続けていけそうな気がする。小林はそう思っていた。


初日はまるの処女を奪っただけで、小林は満足し、それ以上の性的調教はしなかった。ただし全裸のままでエプロンだけをつけさせて、様々な家事をさせた。

エロ本やAVなどで見た、定番の裸エプロンという格好は、実際にさせてみせても、なかなかいいものだった。まるのようなあどけない少女が、恥じらいながらとなれば、なおさら魅力的である。

あれだけ体の隅々まで見られているにも関わらず、まるは羞恥心を捨てずに、エプロンからはみ出した裸身を必死に隠そうとして、その仕草が小林を喜ばせた。そしてチラチラと見える幼い裸身は、最高にエロティックだった。

小林は何度も勃起し、もう一度まるを押し倒してしまおうかと考えたほどだ。なんとか明日も仕事があるということで、思いとどめる。2年間、時間はたっぷりあるのだ。

まるは、エプロンからはみ出しそうな乳房や股間、そして丸出しの背中と尻を気にしながらも、なんとか小林の夕食を作る。女の子は家事をしっかり身につけておくべきだという母親の教育方針のおかげで、中学三年生にして、まるはそれなりに立派な料理を作ることができた。

最初、まるはダイニングテーブルに小林の分と自分の分の二人前の料理を並べた。小林はそれを見て微笑む。

「すごいな。美味そうだぞ、まる。でも、奴隷のお前の食卓はここじゃない」

そう言って、小林はテーブルの上から、まるの分の食事を払いのけた。まるの作った料理と皿は派手な音を立てて床へと落ちた。

呆然とするまるの足下へ、小林は洗面器ほどの大きさのプラスティックの深皿を放り投げる。

「お前はそれで飯を食うんだ。這いつくばってな。それが奴隷の決まりだ」

まるは目を見開き、何か言いたそうにしていたが、やがてあきらめたような表情で、床に散らばった料理をかき集めて、プラスティックの皿の中に入れた。

「ほら、飯を食うときはエプロンを外せ」

小林に言われて、エプロンを外し、全裸になると、手で胸と股間を隠しながら、床に座り込む。

「手を使っても、いけないんですよね……」
「そうだ。四つんばいになって、犬のように喰うんだ」
「は、はい……」

まるは、床の上に四つんばいになると、皿に顔を埋めて、ぐちゃぐちゃになった料理を直に食べ始めた。目には涙が浮かんでいる。あまりにみじめな少女の姿だった。

小林は、テーブルでまるの作った料理を食べながら、その様を楽しそうに眺める。まるが苦しげに顔を上げ下げして食べる度に、首輪から伸びた鎖がシャラシャラと金属音を立てる。

しばらくして、小林は立ち上がり、まるの背後へと回り込む。

「ふふふ、いい眺めだな。恥ずかしい部分が丸見えだぞ、まる」

四つんばいで、頭を下げて食べているため、必然的に腰があがり、股間が丸出しになる。小林の目の前には、可愛らしい小さな白い尻肉の、その谷間の可憐な窄まり、そしてその下でぴったりと口を閉ざした一本筋の肉裂までがはっきりと見えていた。

「あっ、いやっ」

言われて、まるは思わず両手で股間を隠す。

「こら、隠すな」

小林はまるの尻に平手打ちをする。

「す、すいません、ご主人様……」

まるは大人しく、姿勢を元に戻し、再び食べ始める。少しでも隠そうというのか、足の幅が狭くなってるが、それでも丸見えには変わりない。恥ずかしげに白い尻が左右に揺れている。小林はよだれを垂らしそうなほどに緩んだにやけ顔で、それを眺めていた。


奴隷であるまるにベッドはない。小林の部屋には大きなキングサイズのベッドがあるが、まるはそこで寝ることは許されず、首輪の鎖をベッドの足につながれた。

ベッドの脇の床で全裸のまま眠れというのだ。小林の部屋は空調が効いているために、全裸でも寒いということはないが、そんな犬のような扱いはみじめすぎた。

しかし、もうまるは小林に逆らうことはなかった。自分の運命を受け入れようとしていた。まるは、床にうずくまり眠りについた。

夢の中で、まるは本当に犬になっていた。犬として、原っぱを駆け回っていた。しかし、現実のまるには、勝手に走り回る自由さえないのだ。

眠る前に命じられた通りに、朝6時30分に小林を起こす。小林は、自分で命じておきながら、全裸の少女に起こされたことに一瞬びっくりしていた。

「あ、ああ、まるか。おはよう」
「おはようございます、ご主人様」

そして、まるは首輪の鎖をベッドの足から外してもらい、エプロンを着け、キッチンで朝食を作る。

その甲斐甲斐しい姿を見て、小林はまるで新婚カップルの朝だな、と思う。しかし、違うのは、まるの食事は床の上だということだ。

物覚えのいいまるは、テーブルの上に小林の食事を並べると、今度はプラスティックの皿の中に自分の食事を入れ、そして床の上で四つんばいになって食べた。

自分が命令しなくても、まるがちゃんとそうした行動をとったことに、小林は満足そうだった。



「よくわかってるな、まる。えらいぞ」

小林はテーブルの下のまるの頭を撫でてやる。

「ありがとうございます、ご主人様」

まるはそう答えるが、頭を撫でられても、まだ屈辱しか感じない。でもいつか、これが嬉しく感じるようになるのだろうと、まるは思う。すでに、小林に逆らう気持ちは、すっかりなくなっている。自分が少しずつ身も心も奴隷になっていくのがわかるのだ。

食事が終わり、小林が身支度をしている時に、まるが小さな声で言った。

「ご主人様、あの……」
「なんだ、まる」
「おトイレに行かせていただいてよろしいでしょうか?」

見ると、我慢しているからか体が小さく震えている。

「ん? 大きいほうか、小さいほうか?」
「ち、小さいほうです……」
「そうか。ちょっと待て」

小林は登校のためのスーツに着替え終えると、まるの首輪の鎖をひっぱってバスルームへと連れて行く。

「あ、あの……」

トイレのドアを通り過ぎてバスルームへ連れ込まれたことで、まるは慌てたような声を上げる。

「お、おトイレに……」
「だから、ここがお前のトイレなんだよ」

小林はバスルームのタイルの床の上に、ホーロー製の洗面器を放り投げた。洗面器は派手な金属音を響かせて転がった。

「そして、それがお前の便器だ。奴隷は全ての排泄をご主人様の許可なしにしてはならないんだ。そして、ご主人様の目の前でするんだよ」
「そ、そんな……」

排泄姿を他人の目に晒す、それはまるには考えられないことだった。いくら奴隷といっても、そんなことはとてもできない。

「なんだ、しないのか? なら、おれはもう学校へ行くぞ。お前はおれが学校から帰ってくるまで、我慢してるんだな。トイレはカギをかけておくし、漏らして床を汚したりしたら、もちろんきついおしおきだ」
「で、でも……」

尿意が限界なのは自分でもわかっている。そして、小林の言っていることが脅しではないことも。

まるの中で羞恥心と尿意が闘っていた。しかし、もう限界だった。

「わ、わかりました。ご主人様。おしっこをさせて下さい……」
「いいのか? おれにおしっこをする恥ずかしいところを見られるぞ。大きく股を開かせて、ションベンがでるところを、よーく見せてもらうぞ」
「は、はい……。どうぞご覧下さい……」

バスルームの床に洗面器が置かれ、まるはその上にしゃがみ込んで腰を落とす。

「大きく足を開け」
「は、はい……」

まるは意を決して、両脚を左右に開いた。小林が股間を覗き込む。無毛の肉裂がぱっくりと口を開いた。昨夜、蹂躙されたとは思えないような可憐な佇まいだった。

「で、出ます……」

まるがそう言うと同時に、尿道口が大きく膨らみ、そして黄金色の液体が勢いよく迸った。

「ああ、見ないで……」

ついさっき、ご覧下さいと言ったにも関わらず、本心がつい口をつく。
もちろん、小林はまるのそんな懇願を聞くわけもなく、熱い視線をその部分に注いでいる。

「ふふふ、ずいぶん勢いがいいじゃないか。それに大分たまっていたみたいだな。いつまでもジョボジョボと出てるぞ」
「ああ……」

ホーロー製の洗面器は、水音をさらに反響させ、まるの羞恥心を増大させる。

「おいおい、いつまで出してるつもりだ。早く終わりにしてくれないと、遅刻しちまうぞ」
「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい」

まるは泣きじゃくりながら、いつまでも終わらないかのように放尿を続けていた。

(続く)


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09.08.10更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
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